空港に到着していよいよ海外旅行のスタートです。
国際線の場合は、飛行機に搭乗する前に「出国手続き」があります。
また飛行機を降りた後、その国に入る前に「入国手続き」があります。
それぞれの手続きは、事前に書類を準備しておく必要がある場合がありますので頭に入れておきましょう。
搭乗者本人のボディチェックと機内持ち込み手荷物のチェックです。
ハイジャック防止が目的で、危険物を所持していた場合は航空会社に預けるか、場合によっては運送を拒否されることがあります。
同時多発テロ以来制限が厳しくなっており、液体などの持込は特に厳しくなっています。
品物やお金を海外へ持ち出すことを「輸出」といいます。
面倒な手続きや納税が必要なのですが、旅行者がいちいちそんなことはできないので、簡便化された手続きになっています。
といっても難しいものではなく、「旅行者自身が使うものはフリーパス」が基本です。
申告する必要のあるものは次のものです。
自分のものであっても、帰国時に海外で買ったものかどうかの区別が付きませんので、「外国製品の持ち出し届」を書いて現品を見せ、税関の印をもらいます。
この書類は帰国時にも使いますので旅行中になくさないようにしましょう。
もし、申告しなかったり、届けを紛失したような場合は帰国時に「輸入」とみなされ、税金をとられることがあります。
「支払手段等の携帯輸出・輸入届出書」という書類を書いて提出します。
海外からネット発信する目的で持っていく人も増えています。
パソコンは原則的には輸出規制品のため、事前に経済産業省への届けが必要です。
ただ、ビジネスなどの必需品になった今日、すべてのパソコンの届けを処理していては大変なため、個人が使用するような一般的な仕様のパソコンは届けがなくても持ち出しが許可されるようになっています。
しかし、許可される機種かどうかはやはり事前に販売店や経済産業省に問い合わせてみたほうが安心です。
なお、持ち出し許可のものであっても、どこの国でも入出国の際には厳重に調べられることは覚悟しておいたほうがいいです。
パソコン持ち出しについてのQ&A : 経済産業省のホームページにあるものです。
以上、「何か申告するものはありますか?」に対して、あれば必要な申告をしますが、なければ「ありません。」で終了です。
係官にパスポート、搭乗券を提示します。
ビザが必要な国ならばビザの提示が求められることがあります。
パスポートに出国のスタンプが押されて終了です。
この瞬間に「日本にはいない」状態になりました。
このあと空港の売店などで買物をしても消費税はかかりません。
成田、関西、中部、福岡の各空港では、空港施設を利用して出国する旅客から使用料を徴収します。
成田は2040円、関西は2650円、中部は2500円、福岡は945円で、12歳未満2歳以上の子供は半額です。
通常は航空会社や旅行会社で航空券やツアー購入時に別料金で支払います。
近年の石油の高騰は、ジェット燃料で飛ぶ航空機を保有する航空会社にとって収益に大きな痛手となっています。
特に石油価格の上昇が続き、航空運賃だけでそれをカバーできない時には、国土交通省の認可を受けて、運賃と別立てで「燃油サーチャージ」という費用を乗客に負担することができるようになっています。
金額は一律でなく、航空会社ごとにその事情にあわせて設定され、飛行距離にあわせて近くは安く、遠くは高くなっています。
現在の石油事情から、数千円から1万円前後の金額をどの航空会社でも設定していますので、バカにならない出費と見ておいたほうがいいでしょう。
これも前項と同様、航空会社や旅行会社で航空券やツアー購入時に別料金で支払います。
機内で健康に関する質問表が配られた場合には検疫カウンターに提出します。
またイエローカードの提示が必要な国ではその確認をします。
特に該当がなければフリーパスです。
パスポートと、ビザが必要な国はビザを提示します。
また到着前に機内で入国カードが配られ、それに記入の上で提出する国もあります。記入内容は、国籍、氏名、入国目的などです。
係官から入国目的や滞在期間など聞かれますので、それにははっきり答えましょう。
当たり前ですが日本語ではなく、現地語か英語です。
書類確認だけで終わる国もあれば、いくつも質問をしてくる国もあります。最低限答えられる程度の英語は覚えておくほうがいいでしょう。
審査が終わるとパスポートに入国のスタンプが押されて終了です。
チェックインの時に預けた荷物が、飛行機から降ろされた順にターンテーブルに流されてきます。引換券番号と照合の上で自分の荷物を引き取ります。
時に、荷物が出てこないといったトラブルが発生しやすい場所です。
旅行者の持ち込むお金や物品は「輸入」の対象です。
上記の出国の場合と同じように、個人が使うものは基本的に「輸入」の対象外です。
日本から観光で入る場合は、まだお土産を買っているわけではないので、対象となる物品はまずないはずです。
ただ、現地の友人へのおみやげのつもりで持ち込む物品があるようなら、事前にその国の免税限度は確認しておくほうがいいでしょう。
品目によって、その国で定めた量以内ならば免税で、それを越える分に課税がされます。
一般に対象となる物品は、酒類、香水、タバコです。また持ち込む土産品には購入価格についての免税限度額があります。
現金やトラベラーズ・チェックの総額についても申告が必要な場合があります。
これに該当するものがあるような場合には税関で申告をします。
たいていの空港では、申告するものがない場合は「緑」、ある場合は「赤」のカウンタに並んで検査を受けるようになっています。
持ち込み品の中に、動植物やその加工品がある場合に検疫が必要です。
税関の近くに動植物検疫のカウンターがありますのでここで行います。
生きた動物や動物の加工品は、必ず輸出国の検査証明書を添えて係官の検査を受けます。
細かい区別がありますが、肉、ハム、ソーセージ類、ビーフジャーキーのよう加工品でも検査が必要です。
しかし、バター、チーズのような乳製品や蜂蜜、魚介類は検査不要です。
植物は、ドライフルーツ、製茶、漬物(酢、塩、砂糖漬けなどもOK)、容器に入って密封された香辛料、木工品などが検疫不要ですが、それ以外はすべて対象になり、動物同様に輸出国の検査証明書を添えて係官の検査を受けます。
生の果実や土については無条件で輸入ができません。
検査の結果、輸入ができないと判断されればその場で没収されます。
外国からの出国手続きは、日本を出国する時とほぼ同じで、チェックイン、セキュリティチェック、税関、出国審査を行います。
出国審査は、パスポートや搭乗券の提示のほかに、出国カードが必要な国があります。
これは入国時に配られたり、入国カードと一緒になっていたり国によって異なります。
パスポートに出国のスタンプが押されて終了です。
日本での「旅客サービス使用料」と同様な料金が、「空港税」などの名称で徴収されます。空港により、航空券購入の時だったり、搭乗手続きの時だったりまちまちです。
もちろん支払いは現地通貨ですが、日本円で数百円から数千円と空港によって幅があります。
その国で免税品を買った場合は、出国手続き後に免税品の引渡しカウンターで品物を受け取ります。
免税品は買った店では品物はもらえません。
(
ショッピング を参照してください。)
日本と異なり、世界のほとんどの国は陸で国境を接しています。
陸続きの国をいくつも周る時には陸路で国境をこえることがあります。
国際列車では、乗車したまま国境を越えます。
国境の駅にある程度停車して、税関職員や入国管理官が車内を回って手続きをしたり、停車がない場合は国境手前の駅から係官が乗り込み、国境付近で走行中に手続きに回ったりします。
いずれにしても列車を使う場合は、出入国手続きに必要なパスポートや書類がすぐ取り出せるようにしておきましょう。
なお寝台車で夜中に国境を通過するような場合は、列車の乗務員が乗客のパスポートなどを預かって代行で手続きをしてくれます。
道路で国境を超える場合は、国境に検問所があり、ここで出入国手続きをします。
空港では入国カードが必要なのに、陸路では不要というケースもあります。
ここでも必要な書類をあらかじめ準備しておきましょう。
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