中国の観光地ガイドページ
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8.西北地方東部(西安など)(このページ) 9.西北地方西部(敦煌、ウルムチなど西域シルクロードと青海省)
10.西南地方東部(重慶・成都など) 11.西南地方西部(昆明、ラサなど)
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中国の中北部、黄河の中流から上流にかかる地域です。
陝西(シャンシー)省、寧夏回族(ニンシア・ホイツー)自治区をここでは範囲とします。
黄河の上流から中流は、北東に向かって寧夏回族自治区内を流れ、内蒙古自治区で大きく東から南へ向きを変えて陝西省を南下します。
この付近は黄土高原で非常に乾燥し、春には季節風で黄砂が舞い上がり、日本にも運ばれます。
観光都市・西安は陝西省南部にあり、西域への入り口にあたります。
四季がありますが、夏は蒸し暑く、冬は乾燥して寒い大陸性の気候です。
観光地ガイドのガイド
●自然物・景観・公園 ●人工庭園・公園 ●保養地 ●遊園地 ●遺跡 ●史跡 ●町・村・集落 ●繁華街・通り・広場
●寺院・教会 ●美術館・博物館 ●城・宮殿 ●その他建築物 ●有名人記念館 ●市場・商業施設 ●生産施設
★世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
陝西省の南部、黄河支流の渭河(ウェイホー)の南にある省都で、市域全体で700万人を越える大都市です。
古くは「長安」と呼ばれ、紀元前10世紀の西周を最初に秦、前漢、後漢、隋、唐など13の王朝が都とした地です。シルクロードもこの地が起点になっています。
市内から近郊にかけて多くの歴史遺構が残っています。
西安市内の地図 : 西安市観光局のサイトにある市内地図です。
西安周辺の地図
西安中心部にある、明代の1370年代に造られた中国でも最も完璧に残っている城壁です。
東西約3.4km、南北約2.6kmの長方形に旧市街を囲み、高さ12m、幅12〜18mで内部は黄土を固めて盛り、表面にレンガを積んで造られています。
120m間隔に見張り台があり、外側には濠があります。
東西南北それぞれの辺の中央部に門がありますが、中でも西の安定門(アンティンメン)はシルクロードへの出発点として有名です。
西安城壁の東西南北の4門に通じる大通りが交差する、市街の中心にある楼閣です。
明代の1384年に建てられ、釘を1本も使っていないのが特徴です。
高さ8mのレンガ造りの基壇の上に、3重の屋根を持つ2階建ての建物が建ち、全体で高さ36mです。
かつては大鐘があって朝を告げたといわれています。
鐘楼の北西にある、明代の1380年に建てられた楼閣です。
高さ34mで、土台が青いレンガで築かれ、3重の屋根を持つ2階建ての堂々とした建物です。
周りに回廊があり、金箔や色彩絵で飾られています。
かつては太鼓を叩いて夕刻を告げたといわれています。
鼓楼の西にあるイスラム寺院です。
唐代の742年創建で、現在の建物はほとんどが清代に建てられたものです。
2千人収容の礼拝殿を中心にいくつかの建物が建物があり、現在も西安に住む数万人のイスラム教徒の信仰の中心地となっています。
鐘楼の南東1km、西安城壁の南門の近くにある石碑や石刻を集めた博物館です。
かつての孔子廟を宋代の1087年にそのまま博物館にしたもので、漢代から清代まで約3千点の展示品があります。
王羲之、顔真卿、楮遂良など書の大家によるものが多く揃っています。
西安城壁の外、東門の南東1kmにある公園です。
唐代の8世紀に玄宗皇帝やその兄弟たちの宮殿跡です。
園内には政務を行った「勤政務本楼」や、宴会を行った「花萼相輝楼」、楊貴妃が牡丹を鑑賞した「沈香亭」などが残っています。
同時代に当地で活躍した阿倍仲麻呂を偲び、1979年に奈良との友好都市締結5周年を記念して建てられた碑もあります。
興慶宮公園の南2kmにある寺です。
隋代の582年創建で、711年に当初の「霊感寺」から改称しました。
11世紀以降荒廃しましたが、1981年にここで修行をした空海を記念して日本仏教界と西安市の協力で空海記念碑と記念堂が建てられています。
西安城壁の南門の南1.5km、「薦福寺(ジアンフースー)」境内にある塔です。
薦福寺は684年建立で、僧・義浄がインド経典を翻訳した道場として知られています。
小雁塔は707年創建で、訳教が納められた塔で、高さ43mのレンガ造りです。
当初15層ありましたが、1555年の大地震で上2層が崩壊して現在は13層となっています。
小雁塔の南1.5kmにある晋代の3世紀後半に建立された西安最古の寺です。
隋、唐代に多くのインド僧がここで密教を伝授した所で、中国密教の発祥地とされています。
唐代に廃仏毀釈で破壊され、明代に再建されました。
広い敷地にいくつもの建造物が残り、唐代、宋代の仏像や彫刻なども多く残っています。
大興善寺の東1kmにある、中国国内でも大きな規模を誇る博物館です。
中国5千年の歴史文物37万点を所蔵し、常時数千点を展示しています。
展示品のレベルも高く、見学コースも長いので、見学には十分な時間をとっておく必要があります。
大興善寺の南東2km、慈恩寺(ツィーエンスー)の境内にある塔です。
慈恩寺は648年創建で、玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典を納めるため、唐の高宗に願い出て652年に建てられたものです。
当初インド様式の5層でしたが以後10層まで拡張され、崩壊により現在7層で高さ64mとなっています。
市街の南南東20kmにある寺です。
664年に逝去した玄奘三蔵法師の遺骨を葬り、供養するため唐の高宗が669年に建てたものです。
玄奘三蔵の墓塔と2人の弟子の墓塔の計3基のみが、清代の戦火を免れて当時のまま残っており、他の建物は清代に再建されたものです。
市街の南南西15kmにある寺です。
706年に浄土宗の第2世・善導法師を祀るために建てられたもので、浄土宗発祥の地とされています。
善導法師は、浄土宗の創始者・慧遠を受け継ぎ、体系を完成させて実質の創始者とされ、日本の法然はその継承者の一人とされています。
境内には高さ33mの11層の塔楼が建っています。
市街の南西40kmにある寺です。
後秦時代の401年の創建といわれ、中国で最初にインドの仏典を翻訳した名刹です。
一角に温泉の井戸があり、夕刻に立ち上る湯気に包まれて幽玄な雰囲気をかもし出す「草堂煙霧」が有名です。
市街の東6kmにある村落の遺跡で、全体をドームで囲って博物館としています。
今から6千年前の仰韶(ヤンシャオ)文化の跡で、円形や方形の家屋、共同墓地の遺跡の他、出土品の展示や生活の様子の紹介をしています。
母方で血統を維持する「母系氏族社会」だったといわれています。
西安の東北東30kmにある温泉の池です。
驪山(リーシャン)の麓にあり、3千年前の西周時代から歴代皇帝が保養地としてきたところです。
秦の始皇帝が入浴したと伝えられ、玄宗皇帝が747年に建てた「華清宮」での楊貴妃とのロマンスが白楽天の「長恨歌」に歌われて有名です。
実際に温泉を楽しむ事ができます。
華清池の東5kmにある秦の始皇帝の陵墓です。
東西、南北とも350m、高さ40mの丘のような陵墓で、紀元前209年の没後に38年をかけて70万人の囚人を使って造られたといわれています。
墓室の天井には宝石がちりばめられ、盗掘を防ぐために水銀の海や川を造り、機械仕掛けの弓矢も置かれたといわれています。
秦始皇帝陵の東1.5kmにある、始皇帝の陵墓を守る兵馬俑(陶器の兵士や馬の像)が並ぶ坑です。
1974年に井戸を掘っていた農民が偶然発見し、3つの坑から1万体の像が発見されました。
1979年に坑の上にアーチ型の展示ホールを設置してそのまま博物館となっています。
西安の西40kmにある、前漢の第5代皇帝・武帝劉徹の陵墓です。
紀元前141年の即位の翌年から53年かけて造営され、240m四方で高さ47mの大きさで前漢の皇帝陵の中では最大のものです。
周辺には、関係する王族や霍去病など大臣の墓も点在します。
西安の北西60kmにある、唐の第2代皇帝・太宗李世民の陵墓です。
九峻山という山全体が陵墓となっており、周囲60kmの範囲にわたっています。
649年に山頂に墓室が造られ、周辺には多くの関係者の墓も造られています。
近くに1978年に開設された「昭陵博物館」があり、陵墓からの出土品を展示しています。
西安の西北西80kmにある、唐の第3代皇帝・高宗李治と、皇后で高宗の死後に自ら皇帝に就いた則天武后の陵墓です。
梁山という山が陵墓になっており、高宗は684年、則天武后は706年に葬られました。
500mの参道にある61体の少数民族の首無し像が有名で、他に多くの武官や動物の石像が立ち並びます。
西安の西140kmにある寺です。
後漢代の147〜189年創建で、インドのアショカ王から贈られた仏舎利を安置するため建てられたものです。
13層の碑塔があり、1987年の修復の際に地下宮殿から世界で初めて釈迦の指の仏舎利(遺骨)が発見されました。
敷地内の博物館で、出土した宝物を見ることができます。
寧夏回族自治区の北部にある区都です。市の東15kmを黄河が南から北へ流れ、北方はオルドスと呼ばれる黄土地帯です。
住民の3分の1はペルシャやアラビアからの移民を祖先に持つ回族で、イスラム教信者の多い地域です。
11世紀にタングート族が西夏王国を建国した時の都でもあります。
銀川周辺の地図
市東部、旧市街の南西にある承天寺の境内にある、八角11層の高さ64mの塔です。
寺は西夏時代の1050年の創建で、明代に荒廃しましたが、この塔だけ残りました。
1738年の地震で倒壊し、1820年に再建されています。現在は寧夏博物館の敷地内となっています。
旧市街の北郊にある高さ54mの塔で、銀川のシンボルです。
創建の時期は不明ですが、明代の文献に5世紀に再建したという記載があるため相当に古いものと考えられています。
現在の建物は清代の1778年に再建されたものです。
9層の塔ですが各層が方形で一風変わった形状をしています。
市街の西30km、賀蘭山(ヘーランシャン)の東麓にある11〜13世紀の西夏王国の歴代王の陵墓です。
南北10km、東西5kmの地域に、9つの王陵や200余りの大臣、親戚の墓があります。
建国者・李元昊のものが最大で、高さ20mの円錐形の土盛りは「中国のピラミッド」といわれます。
市街の北西50km、賀蘭山の渓谷にある岩絵群です。
渓谷の両側の岩壁に約600mにわたって人の顔や動物、狩猟の様子を描いた絵が3千点ほど刻まれています。
数千年から1万年前に刻まれたものと考えられ、賀蘭山全体では1万点に及ぶといわれています。
銀川の南70kmにある、黄河を堰き止めたダム湖が造る渓谷です。
見所は黄河西岸の斜面にある「一百零八塔(イーパイリンパーター)」で、西夏時代に作られたと思われる高さ2.5〜3.5mのレンガ造りの塔が108個、高い位置から1、3、5、7と奇数で末広がりになるように配置されています。
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