カンボジアの観光地を紹介します。アンコール遺跡、シエムリアップ、プノンペンなどです。


カンボジアの観光地 - Cambodia -







カンボジアの観光地 (アンコール遺跡、プノンペンなど)

カンボジアの観光地地図

カンボジアは、インドシナ半島の南部、西にタイ、東にベトナムにはさまれた国です。
国の中央を大河メコン川が貫通し、中央付近には大きなトンレサップ湖が広がり、概して平坦な国土となっています。

6世紀ごろに国が興り、9世紀から13世紀のアンコール王朝が最盛期でした。
中世は西のシャムに、近世はフランスに侵略され、独立を達成したのは第二次大戦後の1949年でした。
1970年のクーデターを皮切りにポル・ポト派を中心とした内戦状態となり、ベトナムの介入もありましたが1990年にようやく内戦は終結しました。

長い戦争からの復興途上で、最大の観光資源アンコール・ワットも修復途上にあります。


面積 : 18万ku(日本の半分)
人口 : 1407万人(2005年)
人種 : クメール人(9割)
言語 : クメール語
宗教 : 仏教






《気候》
熱帯に位置し年間を通じて高温多湿です。季節風の影響を受け、4〜10月が雨季になります。

《時差》
日本標準時 − 2時間です。

《アクセス》
直行便はなく、バンコクからプノンペンまで約1時間です。

《ビザとパスポート》
ビザが必要で、観光で1ヶ月の滞在が可能です。パスポートはビザ申請時に残存期間が6ヶ月以上あることが必要です。
 


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・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

プノンペン

プノンペン
(Phnom Penh)

カンボジア中南部、メコン川とトンレ・サップ川の合流地点にある人口120万人の首都です。フランス植民地時代の美しい街並みが残る町で「東洋のパリ」といわれています。
15世紀に西のアユタヤ王国から侵攻を受け、当時のクメール王朝の都がアンコール・トムから遷都されて以来の都です。1975年のポル・ポト政権時代に大量虐殺が行われた地でもあります。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
 プノンペン市街の地図

王宮
(Royal Palace) 

市街中心部の東、トンレ・サップ川近くにあるカンボジア国王の居城です。
黄金の屋根が輝くクメール様式の宮殿で、ノロドム王が1866年に建造したものです。
かつての政権下では博物館として一般公開していましたが、1991年にノロドム・シアヌーク国王が復帰してから公務に使用されて見学はできません。
2004年からはノロドム・シハムニ国王が即位しています。


銀寺
(Silver Pagoda) 

王宮の南隣にある王家の菩提寺です。
19世紀のノロドム王が建設したもので、床に5千枚近くの銀のタイルが敷き詰められているために「銀寺」と呼ばれます。
寺の内部には王室が寄贈した宝物が展示され、9584個のダイヤモンドをちりばめた純金の仏像や、17世紀のエメラルドの仏像などが並んでいます。


国立博物館
(National Museum) 

王宮の北隣にある1920年に開設した博物館です。
7世紀から13世紀のクメール王国時代の美術品を中心に約5千点を収蔵しています。


ワット・プノン
(Wat Phnom) 

王宮の北1.5kmの丘の上にある寺院です。
豪族のペン夫人がメコン川に流れ着いた朽木から仏像を発見し、それを安置するため1434年に建立した寺といわれ、市名の「プノン・ペン」の由来となっています。
象に乗って丘に上がることもできます。


独立記念塔
(Independence Monument) 

王宮の南西0.5km、主要道のノロドム通りとシアヌーク通りの交差点に立つ、高さ20mの記念塔です。
独立を記念して1958年に建てられたもので、アンコール様式を取り入れて赤褐色の石で造られています。
市のシンボル的な存在で、夜はライトアップされます。


トゥールスレン博物館
(Toul Sleng Museum) 

王宮の南西2kmにある、ポルポト時代に多くのカンボジア人が拷問を受けた収容所跡です。
高校の校舎を刑務所としたもので、1975年から1978年にかけてポル・ポト政権に対して少しでも反する者を容赦なく収容し、その数は1万4千人に及ぶといわれています。
収容者はここからキリング・フィールドへ送られて処刑されました。
独房や拷問室などが公開され、収容者の写真も展示されています。


キリング・フィールド
(Killing Field) 

プノンペン市街の南西15kmの郊外にあるポル・ポト政権時代の処刑場跡で、処刑した遺体は穴を掘って埋められていました。
現在は慰霊塔が建てられ、埋められていた土中から収集した遺骨を安置しています。


アンコール遺跡群

シエムリアップ
(Siem Reap)

プノンペンの北西250kmにある町です。アンコール遺跡群の拠点となる町で、北5kmほどに「アンコール・ワット」、また南15kmには東南アジア最大の湖「トンレサップ湖(Tonle Sap Lake)」が広がっています。
観光拠点として多くのホテルやレストランがあり、観光客が集まっている町です。
空港が近くにあり、プノンペンからだけでなく、バンコクからの国際線も入ってアクセスは便利です。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
 シエムリアップ周辺図

ワニ園
(Crocodile Farm) 

市街の南3kmにある、トンレサップ湖に生息するワニを飼育する動物園です。規模は小さいですがたくさんのワニを見ることができます。


トンレサップ湖
(Tonle Sap Lake) 

シエムリアップの南方から南東方に広がる東南アジア最大の淡水湖です。
乾季でも琵琶湖の4倍の面積がありますが、全体に水深が数m程度で雨季になると下流の川から水が逆流して全体が6倍(琵琶湖の24倍)に広がります。
養分の多い湖のため多種類の魚が生息し、周辺では漁業が盛んです。シエムリアップ近くから湖の観光ボートが出、沿岸の水上生活の様子なども見ることができます。


アンコール遺跡群
(Angkor) 

シエムリアップ北方にある、9〜15世紀頃のクメール王国の首都遺跡群です。
13世紀頃が最盛期でしたが、西方のアユタヤ王国の侵入を受けて放棄され、都はプノンペンに移りました。以後荒廃して密林に覆われましたが、1860年にフランス人考古学者アンリ・ムオが発見し再び世界に知られるようになりました。
1992年に世界遺産に指定されましたが内戦により危機遺産に指定、内戦収束後の復興努力で2004年危機遺産からはずされました。
広い範囲に多くの重要な遺跡が点在するため、ひととおり見学するには日数が必要です。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
 アンコール遺跡の地図

アンコール・ワット
(Angkor Wat) 

シエムリアップの北5km、アンコール遺跡群の南側にある遺跡を代表する石造りのヒンズー寺院遺跡で、国旗にも描かれているカンボジアのシンボルです。
12世紀前半にスーリヤヴァルマン2世が建築したもので、東西1.5km、南北1.3kmの堀に囲まれた敷地の中央に、壁面がレリーフで飾られた3重の回廊があり、中心に高さ65mの祠堂があります。
西側から参道がまっすぐ入り、塔門をくぐって中に入ります。正面が西向きのため、太陽光の関係から午後からの見学が写真写りがよいとされています。


プノン・バケン
(Phnom Bakheng) 

アンコール・ワットの北西1kmの高さ60mほどの丘の頂上にある寺院跡です。
9世紀末に建造された古い寺院で、アンコール三山のひとつとなっています。
平坦な地域の中で唯一高台になっており、アンコール・ワットが眺められ、また夕陽が美しいスポットとして有名です。


アンコール・トム
(Angkor Thom) 

アンコール・ワットの北1.5kmから北に広がる広大な都城跡です。 12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世が建設したもので、一辺3km余の堀と城壁で囲まれた敷地の中にかつての都市遺構があります。
《南大門と参道》 敷地南のメインゲートです。門の四面には微笑する巨大な観世音菩薩が彫られています。参道は”ナーガ(蛇)”を引き合う神々と阿修羅像が並びます。
《バイヨン》(Bayon) 中央にある仏教寺院です。祠堂の周りに観世音菩薩がいくつもあり、レリーフの彫られた回廊があります。
《ピミアナカス》(Phimeanakas) 北西部にある王宮跡です。かつてはピラミッド型の王宮があったといわれています。

《象のテラス》 王宮東側の長さ350mのテラスです。壁面に象が彫られています。
《ライ王のテラス》 象のテラスの北側にあるテラスです。ライ王は閻魔大王のことで、レリーフは国立博物館に展示されています。
《バプーオン》(Baphuon) 王宮の南側にあるヒンズー教寺院で空中参道が有名です。
《勝利の門》 敷地の東側の門です。戦いに勝利したクメール軍はここからまっすぐ象のテラスに凱旋行進したといわれます。
 アンコール・トムの地図


プリヤ・カン
(Prah Khan) 

アンコール・トムの北にある仏教寺院です。アンコール・トムと同時期の12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世が建立したもので、父の菩提寺といわれます。
伽藍は3重の周壁で囲まれ、外側の周壁の四方に塔門があります。


ニャック・ポアン
(Neak Pean) 

プリヤ・カンの東2km、アンコール遺跡の中でもユニークな大池に浮かぶ寺院です。
2匹の大蛇像がとりまく7段の円形の基壇の上に祠堂が建っています。池は乾季は干上がっています。


タ・ソム
(Ta Som) 

ニャック・ポアンの東1.5km、大池の東岸に建つ仏教寺院です。
12世紀末頃に造られ、回廊の内側に祠堂があります。外周壁の西門は人面塔になっており、東門では人面塔は木が成長してからみついた状態になっています。


東メボン
(East Mebon) 

タ・ソムの南東2km、アンコール・トムの東に広がる東西7km、南北2kmの大貯水池「東バライ(Eastern Baray)」の中央に建つ寺院です。
4頭の象の彫刻がとりまく3層の基壇の上に祠堂が建てられています。
貯水池自体は土が堆積して干上がっています。


プレ・ループ
(Pre Rup) 

東メボンの南1kmにある巨大なヒンズー教寺院です。
961年にラージェンドラヴァルマン王が建造したもので、レンガとラテライトを材料に造られています。
ピラミッド状の基壇の上に5つの祠堂が建てられています。


スラ・スラン
(Srah Srang) 

プレ・ループの西南西1.5kmにある池です。
東西700m、南北300mの人工池で、王が沐浴した場所といわれ、周囲は石造りの階段が設けられています。


バンテアイ・クデイ
(Banteay Kdei) 

スラ・スランの西側に建つ仏教寺院です。
12世紀にジャヤーヴァルマン7世が建造したもので、バイヨン同様四面に微笑む観世音菩薩を彫った塔門があります。
東西に長い敷地にさまざまな建造物が直線に並ぶように配置されています。


プラサット・クラバン
(Prasat Kravan) 

スラ・スランの南西1kmにある10世紀初めに建立されたヒンズー教寺院です。
レンガ造りの5つの祠堂が横に並び、いずれも上部が崩壊しており一部のみ復元されています。


タ・プロム
(Ta Prohm) 

バンテアイ・クデイの北西にある東西1km、南北600mの広大な敷地をもつ仏教寺院です。
12世紀にジャヤーヴァルマン7世が母を弔うために建造したもので、外周壁に囲まれた敷地は未修復のまま保存され、長い年月を経て森におおわれています。
寺院は3重の回廊に囲まれ、砂岩やラテライトで造られた建造物のあちこちで巨大な熱帯樹木の根がからみついている光景を見ることができます。


タ・ケウ
(Ta Keo) 

タ・プロムの北1km、アンコール・トムの東門から東1kmにあたる位置にあるヒンズー教寺院です。
11世紀にジャヤーヴァルマン5世が建設を始めましたが、王の死で工事が中断されたまま放置されたものです。
当時の建築方法を知る手がかりになった貴重な遺跡だということです。


トマノン
(Thommanon) 

タ・ケウの西、アンコール・トム東門との中間にあるヒンズー教寺院です。
12世紀初めにスールヤヴァルマン2世が建造した小型の寺院です。
十分な修復が行われて良好な状態で保存されています。


チャウ・サイ・テボダ
(Chau Say Tevoda) 

トマノンの南向かいにある小型のヒンズー寺院です。
トマノンと同時期に建造されたもので、正面に当たる東の塔門には精巧なレリーフが刻まれています。
崩壊が進んでおり現在も修復作業が進められています。


バンテアイ・サムレ
(Banteay Samre) 

アンコール・トムの東10km、大貯水池「東バライ」の東にある広大なヒンズー教寺院です。
12世紀初めにスールヤヴァルマン2世が建造したもので、アンコール・ワットと同様な構造を持つ寺院です。
東西に長い参道があり、中央に2重の回廊、中心に円錐状の塔を載せた祠堂があります。


アンコール遺跡から少し離れた位置にある遺跡
バンテアイ・スレイ
(Banteay Srei) 

アンコール・トムの北40km、シエムリアップ川のほとりにあるヒンズー教寺院です。
ラージェンドラヴァルマン2世から2代かけて967年に造られたもので、100m四方の赤砂岩の小さい寺院ですが、壁面を埋め尽くすレリーフが大きな見所です。
祠堂壁面の女神像は「東洋のモナリザ」とも呼ばれ、20世紀後半のフランスの文化相アンドレ・マルローが若き日に国外持ち出し未遂で逮捕されたという話も残っています。


ロリュオス遺跡
(Roluos) 

シエムリアップの東13km、9世紀の後半にアンコール遷都前に都のあった遺跡です。
中心に「バコン寺院(Bakong)」、その北にヒンズー教寺院の「プレア・コー寺院(Preah Ko)」などの遺構が残っています。



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