タイは、古くから日本と交流のある仏教国です。あちこちに荘厳な仏教遺跡が残り、一方で南国のリゾート地も多くあります。
王室を尊敬し、仏教をあつく信仰し、国民性も大らかです。「微笑みの国」というキャッチフレーズは、仏像の微笑みを表情に出して踊る舞踊からきています。
国際的なリゾート地のプーケット島周辺は2004年末のスマトラ沖地震の大津波で壊滅的被害を受けましたが、徐々に復興しています。
このページでは首都バンコクとその周辺のスポットを紹介します。
面積 : 51.3万ku(日本の1.4倍)
人口 : 6544万人(2005年)
人種 : タイ人(8割)、他は華僑、マレー人
言語 : タイ語
宗教 : 仏教がほとんどで、イスラム教、キリスト教がわずか
《気候》
全般に熱帯気候で、大半の地域が5〜10月に南の季節風で雨季、11〜2月が北の季節風で乾期になります。南部のマレー半島は年中雨の多い熱帯雨林気候です。
《時差》
日本標準時 − 2時間です。
《アクセス》
バンコクまで成田空港から約7時間、関西空港から約6.5時間です。
《ビザとパスポート》
ビザは観光で30日以内の滞在なら不要です。
パスポートは残存有効期間が6ヶ月以上あることが望ましいようです。
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★世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
タイの中央部にある首都です。人口約600万人で、周辺人口を含めると800万人ともいわれる大都市です。
タイでは「すべての道はバンコクに通じる」といわれ、政治・経済・文化・宗教の中心地であり、王室の本拠地にもなっています。壮麗な宮殿や仏教寺院と、近代的高層ビルが混在する町です。市内を南北にタイランド湾に注ぐ、チャオプラヤ(Chao Phraya)川が流れています。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
バンコク地図 : ”バンコク・ガイドブック”さんにある地図で、地区別に詳細な地図があります。
市中心部の西、チャオプラヤ川の東岸にある歴代王室の宮殿です。
現チャクリ王朝の初代王・ラマ1世が1782年の遷都の際に建造したもので、高さ10mの白壁の中に当時の芸術の粋を尽くしたきらびやかな宮殿群が建ち並びます。
現在も王室の公式行事が行われ、行事のない日には一般公開されています。
王宮の敷地内にある仏教寺院です。
ラマ1世が1784年に創建したもので、王室専用のため国内で唯一僧のいない寺院です。
本尊に高さ66cmのヒスイ製の仏像が祀られているため、通称「エメラルド寺院」と呼ばれます。
一般公開されていますが、本堂は王室行事が行われる場合には閉館となります。
なおエメラルド仏は、15世紀にチェンライの寺で発見され、チェンマイの「ワット・チェディ・ルアン」に祀られ、16世紀には現ラオスのルアンパバーン、ビエンチャンと移されました。
1771年にタイ軍が略奪してここに安置したという経緯があり、ラオス側からは再三返還要求があるということです。
王宮の南隣にある寺院で、1793年にラマ1世が仏教徒の修行施設として創建したものです。
長さ49m、高さ15mの黄金に輝く釈迦涅槃像を祀るため、通称「涅槃寺」とも呼ばれます。
またここは伝統的なタイ式マッサージの総本山にもなっています。
ワット・ポーのチャオプラヤ川をはさんだ対岸にある寺院です。
18世紀から19世紀にかけて造られ、高さ75mの大仏塔と高さ30mの4本の小仏塔があります。
外壁はガラスや陶器のモザイク貼りで、太陽に反射して輝きます。
通称「暁の寺」と呼ばれ、三島由紀夫の小説の舞台にもなりました。
王宮の北、チャオプラヤ川の河畔にある東南アジア最大の博物館です。
タイの先史時代から近代までの出土品、仏像、美術品などの他、ラオス、カンボジア、インドネシアや中国の文物も展示しています。
建物は1782年に宮殿として建造され、1887年に博物館に改造したものです。
王宮の東0.8kmにある寺院です。
1807年に当時の市街の中心地に建てられたもので、市内最大の礼拝堂(ビハーン)があります。
扉に珍しくヒンズー教のインドラ神の絵が描かれており、別名「インドラ寺院」とも呼ばれます。
寺院の前には、かつてヒンズー神への奉納として僧侶を乗せて揺する儀式を行ったという、鳥居のような高さ21mのブランコ台があります。
ワット・スタットの北東、丘の上にある寺院です。
黄金の仏塔で有名で、螺旋階段で登ると頂上からバンコク市内が一望に見渡せます。
仏塔の頂上には黄金の仏像群や仏舎利などが納められています。
王宮の南東2kmにある寺院です。
スコタイ王朝時代の1238年創建で、本尊に安置されている仏像が純度60%の金でできており「黄金仏寺院」として有名です。
高さ3mで重さ5.5tの黄金仏は、1953年の廃寺からここに移送する際に、漆喰で変哲もない仏像として巧妙にカモフラージュされていたものから偶然発見され、一躍脚光を浴びたものです。
14世紀初頭の作といわれています。
王宮の北東2kmにある、ラマ5世により1899年に建立された比較的新しい寺院です。
イタリア人建築家による白大理石を多く使用した一風変わった様式で、仏塔がなく、正面入り口は円柱で支え、ステンドグラスもあります。
通称「大理石寺院」と呼ばれています。
バンコク中心部にある市内で最も賑やかなショッピング・エリアです。
「ワールド・トレード・センター」を中心に百貨店やブティック、レストランやファストフードの店などが集まっています。日系の店舗も多く出ています。
北には、生鮮食料品や衣料品の市場「プラトゥナーム市場」があります。
中心街の北10kmにある「チャトチャック公園」では、毎週土日に開かれる”ウィークエンド・マーケット”が名物になっています。
ありとあらゆる種類の商品を売る1万店舗以上が並び、買い物客も地元客や観光客で20万人を越えます。
バンコク南西80kmにあるダムヌーン・サドアック(Damnoen Saduak)では、「東洋のベニス」といわれた昔ながらの水上生活者による舟の上のマーケットがあります。
朝早くから午前中を中心に開かれますので、バンコクは早朝に出発する必要があります。
バンコク市の南西にはワット・サイ(Wat Sai)の水上マーケットがありますが、ほとんどが舟から岸辺の店舗に移り観光客相手になっています。
バンコク南西30kmにある観光庭園です。
冬にはバラが咲き、年間を通じて花が咲き乱れます。
園内の「タイ・ビレッジ」では、宗教儀式、結婚式、闘鶏、ムエタイなどのショーを見ることができます。
バンコクの北90kmにある、1351年から1767年までアユタヤ王朝の都があった町です。ビルマ軍の侵攻で滅亡しましたが、そのときに破壊されたままの遺跡が点在しています。
最盛期には東南アジア最大の交易都市として栄え、17世紀には山田長政をはじめ数百人の日本人がこの地で活躍しました。
町はチャオプラヤ川などの河川で囲まれた東西7km、南北4kmほどの島となっている地域が中心で、主な遺跡はこの中にあり、全体が世界遺産になっています。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
アユタヤの地図 : "タイing"さんのサイトにある地図です。
川中島の中央部北にある1449年に建立のアユタヤ王室の守護寺院跡です。
ビルマ軍侵攻時に破壊され、現在は歴代王が眠る高さ40mの巨大な3基のスリランカ様式の仏塔が残っています。
バンコクの王宮はこれを模して造られたといわれています。日没後はライトアップされます。
ワット・プラ・スィ・サンペットの南隣にある寺院です。
本堂に1603年に造られたタイ最大の高さ17mの黄金のブロンズ仏像が安置されています。
これもビルマ軍の侵攻で破壊されましたが、1956年にビルマの寄付も受けて再建されたものです。
ワット・プラ・スィ・サンペットの南西1kmにある長さ28m、高さ6mの大地に横たわる涅槃仏です。
もともとアユタヤ時代の中期に造られた寺院がありましたが、ビルマ軍の破壊で仏像の周囲はわずかな遺構を除いて草原になっています。
仏像自体も1956年に復元されたものです。
ワット・プラ・スィ・サンペットの南東1kmにある初代アユタヤ王ウートンを祀る寺院跡です。
1369年に第2代ラーメスアン王の建立で、ビルマ軍に破壊され、巨大な塔堂と4基の仏塔、朽ちた石像が残っています。
夜にはライトアップされます。
ワット・プラ・スィ・サンペットの南1kmにある博物館です。
アユタヤの遺跡から出土した品が展示されています。また庭に古い水上家屋が移転復元されて展示されています。
ワット・プラ・スィ・サンペットの東2kmにある寺院跡です。
1374年創建で、ビルマ軍に破壊されて、頭が切り取られた仏像や、中の財宝を取って曲がった仏塔などが残っています。
高さ60mの仏塔がありましたが1911年に崩壊しています。
ビルマ軍が置いていった仏像の頭に長年の間に木の根が絡み付いて残っているので有名です。
島の東、アユタヤ駅の南にある寺院です。
初代ウートン王が1357年にスリランカ留学から帰ってきた修行僧のために建てたといわれ国内最古です。
ビルマ軍の破壊はなく、高さ72mの巨大な仏塔の他、本堂、涅槃仏像など見所が多くあります。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンの南西2km、チャオプラヤ川の近くにある山田長政時代に日本人が住んでいた町の跡です。
17世紀の初期、朱印船貿易で多くの日本人が活躍していましたが、1630年の長政暗殺後に焼き討ちに遭って衰退しました。
現在はその面影はなく、小さな記念館と石碑があるだけです。
アユタヤの南20km、チャオプラや川の中州に建つアユタヤ王朝の離宮です。
1632年に建てられ、歴代国王の夏の別荘として使われてきました。
タイ、中国、ヨーロッパなどの異なった様式の5つの館と美しい庭園があります。
見学ができるのは中国様式の館プラ・ティナン・ウィハット・チャムルンです。
バンコクとアユタヤの間で、チャオプラヤ川を使ったクルーズ船が出ています。
川沿いの生活風景や農村風景が見られ、バン・パイン離宮にも立ち寄れます。
バンコクからの1日ツアーとして最適です。
バンコクの西100km、ミャンマー国境に近い、映画「戦場に架ける橋」の舞台となった町です。
太平洋戦争時に日本軍がタイからビルマ(現ミャンマー)への物資輸送のため、連合軍捕虜やアジア諸国の強制労働者を使い、過酷な労働と伝染病で10万人もの犠牲者を出して建設したかつての泰緬鉄道が通っています。
現在は避暑地としてバンコク市民が多く訪れています。
カンチャナブリの地図 : タイ語と英語が併記されています。
カンチャナブリの北西のはずれにあるクウェイ・ヤイ川に架かる鉄道橋です。
全長約330mで、現在1日3往復の列車が通り、住民の歩道橋としても使われています。
捕虜や強制労働者を動員して1943(昭和18)年に完成し、一部空爆で破壊されたものを、戦後補償として昭和23年に日本の橋梁メーカーが修復しています。
なお映画のテーマ曲は「クワイ川マーチ」と呼ばれますが、「クワイ川」という読みは現地語で男性の局部の意味になり、「クウェー川」という現地発音に近い読みのほうがいいようです。
クウェー川鉄橋近くにある博物館です。
泰緬鉄道建設当時の状況の模型や写真、遺品類のほか、当時の車両や木の橋の現物も展示されています。
博物館の隣には、昭和19年に日本軍の鉄道建設隊が建てた、建設従事中に亡くなった人を慰霊する碑があります。
町の中心部の西、クウェー・ヤイ川とクウェー・ノイ川の合流点近くにある1977年に開館の野外博物館です。
当時の捕虜を収容していた竹小屋を復元し、415kmをわずか半年で完成させた「死の鉄道建設」の新聞記事や遺品を展示しています。
JEATHとは、建設に関係した”日本(J)”と、連合軍捕虜の国”イギリス(E)”、”アメリカ(A)”、”タイ(T)”、”オランダ(H)”の頭文字で、同時に「死(DEATH)」をもじっているといわれます。
鉄道建設で亡くなった連合軍捕虜の共同墓地です。
町北部のカンチャナブリ駅近くにある「カンチャナブリ墓地」には6982人が埋葬されています。
南西3kmには「チョンカイ墓地」もあります。
バンコクの南南東100km、西にタイ湾が広がる「東洋のリビエラ」と呼ばれるビーチ・リゾートです。
1960年代後半から急速にリゾート化が進み、タイの中でも老舗格のリゾート地になっています。
約4kmの海岸は海水浴には向きませんが、日光浴やマリンスポーツで賑わいます。
夜は一大ネオン街となり、パタヤ名物「ニューハーフ・ショー」も見ることができます。
バンコクの南西120km、東にタイ湾が広がる新興のビーチ・リゾートです。
かつて漁村だった地が1980年代から開発されたものです。
水が澄み、岩場がなくて遠浅な5kmにわたる砂浜は海水浴に適しています。
チャアム・ビーチの南20kmにあるビーチ・リゾートです。
1911年以後、王族が別荘を次々建て、1926年にはラマ7世が夏の離宮「クライ・カンウォン宮殿」を築いて王室専用ビーチになり、一般にも開放されて高級リゾート地となりました。
長さ3kmの海岸は海水浴に適し、閑静で気品のあるビーチとなっています。
王室専用だったゴルフコースもあり、ゴルファー天国にもなっています。
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