タイに住むタイ族は、もともとは中国南部に住んでおり、インドシナ半島を南下して現在のタイに定住するようになったといわれています。
国家としては1238年にスコータイ王朝が統一したのが最初で、この時期に現在のタイ文字も完成しました。
その後、1350年からアユタヤ王朝、1767年からトンブリー王朝と変遷し、1782年にチャクリー王朝が首都をバンコクに定めて現在に至っています。
このページでは、タイ最初の王朝の都スコータイをはじめ、タイ北部や南部のスポットを紹介します。
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・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
タイ中北部、バンコクの北400kmにある古都です。1238年にカンボジア支配からタイ族によるはじめての王朝の都が置かれた地です。
1438年に王位後継者が途絶えてアユタヤ朝に併合されるまでに、仏教の導入や、タイ文字の誕生など、現在のタイ文化の基礎ができました。
現スコータイ近郊の「スコータイ遺跡公園」と、北方の拠点都市遺跡「スィ・サッチャナライ遺跡公園」が観光のポイントです。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
スコータイ地図 : 英語サイトです。
スコータイ市街の西12kmにあるかつての都の市街跡です。
東西1.8km、南北1.4kmのほぼ長方形の外側を3重の城壁で囲み、その内部と周辺に主なもので130近い遺跡が残っています。
旧市街跡のほぼ中央部にある、スコータイの最大の王室寺院跡です。
1345年の創建で、200m四方の敷地に本堂と185の仏塔、18の聖堂があり、現在はかなり朽ち果てています。
仏塔は頂上にハスのつぼみの飾りのあるスコータイ様式で、クメールやスリランカ様式の建造物も見られます。
ワット・マハタートの南、旧市街の南端にある寺院跡です。
スコータイ王朝成立以前の12〜13世紀にクメール人によって建てられたもので、トウモロコシの形をしたクメール様式の塔堂が並び、他のスコータイの建造物とは感じが違います。
ワット・マハタートの北西、池の中央の小島にある寺院跡です。
スリランカ様式の仏塔と、釈迦の座像があります。
城壁の北西角の外にある寺院跡です。
壁に囲まれた32m四方の本堂いっぱいに、高さ15mの漆喰の大仏座像「アチャナ仏」が置かれています。
壁の中には大仏の頭が見える頂上に登る階段があります。
城壁の南東角の外にある博物館です。
1964年の開館で、スコータイ周辺の出土品を見ることができます。
また遺跡の修復前の写真が展示され、修復の大変さを感じ取ることができます。
スコータイ新市街の北50kmにある、スコータイ時代の第2の都市の遺跡です。
歴代王の息子が統治し、軍事、交易上の重要な拠点だったといわれています。
約1km四方の城壁に囲まれた都市遺跡の内外に140近い遺跡が残っています。
なお現在のスィ・サッチャナライの町は、この北西10kmにあります。
遺跡公園の北東部にある、スィ・サッチャナライの中核となった寺院跡です。
1286年にラームカムヘン王が創建したといわれています。
39頭の象の彫刻がが支える基壇の上に、スリランカ様式の釣鐘形の仏塔が立っています。
ワット・チャン・ロームの向かいにある寺院跡です。
中央にハスのつぼみの頂上を持つスコータイ様式の仏塔(チェディ)が立ち、あわせて7種類33基の仏塔があります。
スコータイの東南東50kmにある町で、一時期スコータイ、アユタヤ両王朝で首都にもなったことがあり、古くから商業都市として栄えてきた町です。
鉄道駅と空港があり、これらの交通機関によるスコータイへの玄関になっています。
通称は「ワット・ヤイ(Wat Yai)」で、市街の北西部、ナーン川河畔にあるタイ北部随一の寺院です。
1357年創建で、本堂の背後には高さ36mのクメール様式の仏塔と大きな仏像が建っています。
本堂内にある高さ3.5mの仏像「プラブッタ・チナラート」はタイで最も美しい仏像といわれ、ビシュヌ神の化身がその製作を手伝ったという伝説があります。
スコータイの北北西230km、標高300mほどの盆地にある北部の古都で「北方のバラ」と称されます。
13世紀末に建国したランナータイ王国の都で、16世紀にビルマの侵略を受けるまでタイ北部の中心地でした。スコータイ同様に仏教を採り入れたため、多くの仏教寺院が残っています。
この地方独特の「ランナー文字」を使い、タイ語は通じますがかなり強い方言が使われています。
<写真提供:日本アセアンセンター、(c)ASEAN-Japan Centre>
チェンマイの市街地図 : 英語版です。
チェンマイの近郊地図 : 英語版です。
市の西寄りにあるかつての都の中心地です。
一辺約1.5kmのほぼ正方形の敷地が城壁と濠で囲まれ、北、西、東辺の中央と、南辺の2ヶ所に城門があります。
城壁の内側の市街には数十の仏教寺院が点在し、安宿も多くあります。
なお東側の「ターペー門(Thapae Gate)」は新市街への出口であり、その東側に毎晩開催で観光客も訪れる「ナイト・バザール」があります。
旧市街の西門「スアンドーク門(Suan Dok Gate)」の近くにあるチェンマイで最高の格式を誇る寺院です。
1345年にランナータイ朝第4代カムプー王を祀るため建立されました。
本堂の奥には1817年の建造で、市内で最も美しいといわれる「ウィハーン・ライカム礼拝堂」があり、チェンライから伝わった黄金仏「プラ・シン仏」を安置しています。
昔の北部タイの生活様式を描いた壁画も有名です。
旧市街のほぼ中央部にある寺院です。
ワット・プラ・シンと並んで格式が高い寺院で、1468年に第9代ティローカラート王が、現在バンコクのワット・プラケオにあるエメラルド仏を最初に祀って建立したものです。
境内に高さ86mのシンボルである仏塔は、16世紀の地震で倒壊していたものをユネスコと日本の援助で1992年に修復したものです。
旧市街の北東部にある寺院です。
ランナータイ王国の建国者メンラーイ王が都を建設した1296年に建てたもので、チェンマイ最古の寺院です。
本堂には水晶製の「プラ・セータンカマニ−」と、大理石製の「プラ・スィラー・カオー」という2対の仏像が納められています。
これらは4月13〜15日の「ソンクラン祭(水掛祭り)」に登場することで有名です。
旧市街の外、「スアンドーク門」の西1kmにある寺院です。
1383年に第6代クーナー王が創建したもので、本堂には国内最大といわれる15世紀頃の青銅製の仏像が安置されています。
境内奥に歴代王族の遺骨を納めた3つの白い仏塔があります。
旧市街の北西2kmにある寺院です。
1455年の創建で、1477年には仏教経典の編纂が行われたところです。
建物の上に大小7本の仏塔が立っているのが特徴で、建物の壁面には合掌する神々のレリーフが一面にちりばめられています。
旧市街の西北西15km、標高1073mの山、ドイステープの中腹にある寺院です。
1383年に第6代クーナー王が仏舎利を納めるために造ったもので、中央に仏舎利を納める黄金に輝く仏塔があり、多くの建物が並んでいます。
参道は約300段のけわしい階段を登るか、ケーブルカーでも登ることができます。市内を一望できるスポットでもあります。
旧市街北西20kmのメーサ渓谷にある、数十頭の象をトレーニングするセンターです。
象が芸をするショーがあり、近くから象に餌をあげることもできます。
また象に乗ってジャングルをトレッキングすることもできます。
メーサ・エレファント・キャンプの東5kmにある、ランの栽培農園です。
温室風の造りの中にタイで見られるほとんどの種類の蘭が見られます。園内では南国の蝶も飛んでいます。
チェンマイの北東160kmにあるタイ最北県の中心地で、1262年にメーンライ王がランナータイ王国建国時に最初に都を置いた町です。
町の中心に「メーンライ王の銅像」が建ち、中心となる寺院「ワット・プラ・シン(Wat Phra Sing)」、エメラルド仏が最初に祀られた「ワット・プラ・ケオ(Wat Phra Kaeo)」、市街北西の河畔の丘に建つ「ワット・プラ・タート・ドイ・トーン(Wat Phra That Doi Thong)」といった仏教寺院が点在します。
またカレン族、リス族、モン族、アカ族、ヤオ族など少数山岳民族を訪問するツアーも出ています。
チェンライの北60km、メーサイ川に臨むミャンマーとの国境の町です。
タイ最北端の標識や、タイ、ミャンマー、中国の民芸品店などがあり観光客で賑わいます。
橋を渡ってミャンマー側の町タチレクを日帰りで訪ねることもできます。
国境地帯の川をめぐるボートツアーも出ています。
チェンライ北東50km、メコン川に臨むラオスとの国境の町です。
ランナータイ時代に国境警備のために造られた古い町で、いくつも仏教寺院があります。
ランナータイ王朝の工芸品を集めた「チェンセン国立博物館」も見所です。
町の北8kmのメコン川とルアク川の合流点が、タイ、ミャンマー、ラオスの国境が交わる「ゴールデン・トライアングル」で、ボートツアーが出ています。
かつてこの地域は悪名高いアヘンの原料のケシの生産地でしたが、タイでは厳しく取り締まられて撲滅されました。
ただミャンマーやラオス側では依然ケシ栽培地があるらしく、麻薬を勧めてくる者もいるそうなので注意が必要です。
チェンマイ北西120km、ミャンマーとの国境近くにある山間の町で、住民の半分近くがビルマ系のシャン族というビルマ文化の影響が濃い町です。
霧が多く幻想的で静かなたたずまいが特徴です。
町の南西の山の頂にある白亜のビルマ風寺院「ワット・プラ・タート・ドイ・コン・ムー(Wat Phra That Doi Kong Mu)」、南東部にある屋根に銀の装飾が美しい隣り合う2つの寺院「ワット・チョン・クラン(Wat Chong Klang)」と「ワット・チョン・カム(Wat Chong kham)」など多くの寺院があります。
また北西25kmには、1980年代のミャンマーからの政治難民で、女性が首を長くするように真鍮の首輪を何重にも巻く習慣のあるパダウン(Pa Dong)族の村があります。
マレー半島の東、アンダマン海に浮かぶタイ最大の島で、「アンダマンの真珠」と呼ばれる国際的なリゾート・アイランドです。
南北50km、東西20kmほどで、山がちの地形で海岸線が変化に富んでいます。主なビーチは東側のアンダマン海に面しています。中心の町プーケット・タウンは島の南東部、空港は島の北部にあります。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
2004年末のスマトラ沖地震の大津波で甚大な被害を受けましたが、現在復興しつつあります。
プーケット島の地図 : ”TROPICAL PHUKET"さんのサイトにある地図です。
プーケット島周辺の地図 : ”TROPICAL PHUKET"さんのサイトにある地図です。
島の南東部にあるプーケットの中心地で、島の人口の3分の1が住んでいます。
デパート、マーケット、銀行などが集まっており、島内各地のビーチへ向かう路線バスがここを中心に運行されています。
東海岸の中央からやや南にあるプーケットを代表するビーチです。
長さ3kmのビーチは遠浅で、海水浴やさまざまのマリンスポーツに適しています。
高級ホテルからバンガロー、ゲストハウスまで様々な宿泊設備があり、各国料理のレストラン、ナイトライフの歓楽街などもあります。
パトン・ビーチの北15kmにある島内随一の高級リゾートです。
ラグーナ地区には多くのラグーン(潟湖)があり、ヨットやウィンドサーフィンなどが楽しめます。
各リゾートの施設は共用で使用でき、プールやゴルフ場などもあります。
パトン・ビーチの南10kmにある長さ1kmのこじんまりとしたビーチで、踏むと音がする「鳴き砂」が特徴です。
海がすぐ深くなるので、海水浴よりも日光浴に適しており、欧米人の多いビーチです。
カロン・ビーチの南に続く遠浅のビーチです。
波が穏やかで、海水浴をはじめ、様々なマリンスポーツが楽しめます。
プーケット・タウンの南西10kmにある、島内で最高の格式を持つ仏教寺院です。
1867年に鉱山で起きた反乱を鎮めた高僧ルアン・ポー・チャムと弟子の象が祀られており、国内でも信仰を集めている寺院です。
プーケット・タウンの北北西25km、島の北部にある寺院です。
胸まで地中に埋まった黄金の仏像が安置されていることで知られています。
昔、地面に埋まったこの仏像を発見した村人が掘り出そうとして、胸まで掘り出しましたが全体を掘り出すことができず、結局仏像を囲むように寺院が建てられたという伝説があります。
プーケット島の最南端の岬です。
夕陽が美しいスポットとして有名で、夕方には観光客が多く集まります。
プーケット周辺は水がきれいでダイビング、シュノーケリング、フィッシングのスポットが多くあります。
代表的な場所は、プロムテープ岬の東5kmの「コーラル島」、南20kmの「ラチャ島」、プーケット・タウンの東10kmの小さな無人島の「カイ島」などです。
プーケット島の東南東50kmにある6つの島から成る諸島です。
白い砂浜と透明度の高い海で、最近人気が出てきたスポットで、ホテルやバンガロー、各国料理のレストランなども整備されています。
プーケットから1日ツアーも出ています。
ピピ島の地図 : ”プーケット ウォーク”さんのサイトにある地図です。
プーケット島の東60km、マレー半島の西岸にある遠浅のビーチです。
カルスト地形による石灰岩の奇岩が背景の美しい海岸で、自然保護の観点からマリンスポーツは一切禁止で、パラソルも設置していません。
中心街はビーチの東15kmにあります。
バンコクの南500km、マレー半島の西20kmほど沖のタイ湾に浮かぶ白い砂浜とヤシの木が生い茂る島です。東西、南北とも20kmほどの島で、自然が残るのんびりとした雰囲気のリゾート地です。
1970年代から欧米のバックパッカーの隠れ家的なリゾートとして人気が出、1990年代から政府主導で観光開発が進みました。自然景観を保つため、ヤシの木より高い建物は建てられなくなっています。
バンコクから国内線か、西南西80kmのマレー半島の町スラ・ターニ(Surat Thani)からフェリーで西岸のナトン・タウン(Nathon Town)に入る方法があります。
<写真提供:日本アセアンセンター、 (c)ASEAN-Japan Centre>
サムイ島の地図 : "AVENUE"さんのサイトにある地図です。
島の東海岸、約7kmの白い砂浜の続く島を代表するビーチです。遠浅で波も穏やかなため、海水浴に適しています。
島で最も多くの宿泊施設が集中し、海岸沿いにレストランや雑貨屋などが軒を連ねています。
島の南東岸のビーチです。チャウエンに比べ海は浅くないので、海水浴よりも日光浴を楽しむ人が多く欧米人に人気のビーチです。
バンガロータイプの宿泊施設が多く滞在型リゾート向きです。
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