モロッコ南部の観光地を紹介します。マラケシュ、ワルザザート、エルフードなどです。


モロッコの観光地 - Morocco - 2







モロッコ南部の観光地(マラケシュ/ワルザザートなど)

モロッコの観光地地図

モロッコは、北に地中海、西に大西洋が広がり、国土の中央はほぼ東西にアトラス山脈が走っています。
アトラス山脈の北側は、夏暑く乾燥し、冬は比較的温暖な地中海性気候となっていますが、山脈の南斜面はそのままサハラ砂漠に続く乾燥地帯となっています。

カサブランカ、ラバト、フェズ、マラケシュといった主要な町は山脈の北側にあり、乾燥地帯は町もわずかです。


 


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・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

マラケシュ

マラケシュ
(Marrakech)

カサブランカの南250km、モロッコ中西部のアトラス山脈北麓にある人口70万人弱の町です。標高450mにあり、南70kmには北アフリカ最高峰のトゥブカル山(Jbel Toubkal/4167m)がそびえています。サハラ砂漠の入り口にあたり、周辺にはオアシスが点在します。
フェズに次いで古い町で、11世紀後半にムラービト朝が建設、当初は首都でしたが、1269年に都はフェズに遷都、その後16世紀頃から再び中心地の役割を果たしました。
なお「マラケシュ」はベルベル語で「神の国」を意味し、ヨーロッパ人が「モロッコ」となまって発音したことから、国名「モロッコ」の語源となっています。
 マラケシュ市街の地図 

メディナ
(Medina) 

マラケシュの中心部にある11世紀に造られた城壁に囲まれた旧市街です。
東西約2km、南北3kmと、北アフリカでは最大の広さを誇ります。迷路のように狭い通りが張り巡らされ、赤土の日干しレンガで造られた建物が並んでいます。
メディナの西側には新市街が広がり、東側はイシル川(Oued Issil)が流れています。
メディナ全体が世界遺産に登録され、主要な観光スポットはこの中にあります。


ジャマ・エル・フナ広場
(Place Djemaa el Fna) 

メディナの中心部にある広場です。
昼間はアクロバットや蛇使いなどの大道芸が行われ、夜は飲食の屋台が多く集まる、一日中賑わいの絶えない広場です。
アラビア語で「死者の広場」の意で、かつてはここで公開処刑が行われたことにちなみます。


クトゥビア・モスク
(Mosquée Koutoubia) 

ジャマ・エル・フナ広場の西0.5kmにあるマラケシュ最大のモスクです。12世紀末に建造され、現在はその一部が残っています。
幅12m、高さ69mの巨大なミナレットはマラケシュの象徴で、塔の先端には3つの黄金の球が飾られ、建物の表面にはレリーフが施されています。
夜は緑の光でライトアップされます。


バヒア宮殿
(Palais Bahia) 

ジャマ・エル・フナ広場の南東0.5kmにある1900年に完成した美しい宮殿です。
近代モロッコ建築の粋を集め、豪華で精緻なな装飾の大広間やムーア様式の庭園などが目を引きます。
現王室の滞在先となっていますが、普段は一般公開しています。


アグノー門
(Bab Agnaou) 

ジャマ・エル・フナ広場の南0.5kmにある、メディナの南西の門です。
堅牢な石造りで、馬蹄形のアーチがあり、その周りは細かな彫刻が施されています。
東側にある王宮へ、王が入城するために通ったといわれ、また処刑された罪人の首をここにさらしたともいわれています。


サアード王朝の墓廟
(Tombeaux Saadiens) 

アグノー門のすぐ南東にある、16〜17世紀のサアード朝の歴代君主一族を埋葬している墓廟です。
18世紀初頭に周囲を土壁で覆ったために長く放置されましたが、1917年に再発見されました。
建物は美しいモザイクタイルで飾られた3つの部屋があり、中に墓石が置かれています。


メナラ庭園
(Ménara) 

メディナの西2kmにある、12世紀のアルモハッド朝時代に造られた広大な庭園です。
中央には広い貯水池と1820年に建てられた館があり、庭園全体はオリーブや果樹の林で覆われています。
なお貯水池の水は、30km離れたアトラス山脈から「カナート」と呼ばれる人工地下水路で供給されているということです。


モロッコ南部各地

エッサウイラ
(Essaoira) 

マラケシュの西180kmにある大西洋岸の港町で、かつてはモガドール(Mogador)と呼ばれました。
海に面して城塞があり、城壁で囲まれた旧市街(メディナ)があり、世界遺産に登録されています。
旧市街の家々は壁が白色、扉や窓枠が青色に塗られ、紺碧の海の風景と相まって、モロッコの中でも明るい雰囲気の町となっています。
近年はリゾート地にもなってきています。
 エッサウイラの地図


アガディール
(Agadir) 

マラケシュの南西220km、大西洋に面する人口70万人弱の都市です。
1960年の大地震で町は壊滅的な被害を受けましたが、美しい紺碧の海と白い砂浜の続く海岸沿いに1970年代からリゾート開発が進み、モロッコ随一のリゾート都市として復興しました。
多くのホテルが建ち並び、海岸沿いには南フランス風のバンガローや別荘が点在します。


ワルザザート
(Ouarzazate) 

マラケシュの南東140km、アトラス山脈の谷間にあるオアシスの町で、南方に広がるサハラ砂漠の入り口です。
1920年代にフランス軍がサハラ砂漠の最前線基地とした町です。
ここからアトラス山脈の山麓沿いに、東北東約300kmにあるエル・ラシディア(Er Rachidia)までの街道は、大小の城壁を持つ要塞「カスバ」が点在するため「カスバ街道」と呼ばれています。
町の東のはずれに、中世からの「タウリルトのカスバ(Kasbah Taourirt)」があります。


アイト・ベン・ハッドゥ
(Ait Ben Haddou) 

ワルザザートの北西30kmにある要塞の村です。
オアシスの丘に城壁をめぐらし、斜面に日干しレンガの赤茶色の建物が張り付くように建ち並んでいます。
16世紀に造られ、自給自足で過ごしてきましたが、現在はわずか数世帯のみが住む廃村状態になっており、ふもとの川の対岸に新市街が広がっています。
最近は映画のロケがよく行われる町です。


トドラ渓谷
(Gorges du Todrha) 

ワルザザートの東北東160km、カスバ街道のほぼ中ほどにあるオアシスの町ティネリール(Tinerhir)の北15kmにある峡谷です。
「モロッコのグランドキャキオン」と呼ばれ、高さ250mにも達する赤茶色の断崖が続きます。
比較的最近人気が出てきたスポットで、近くにホテルもあり、キャンプ場も整備されています。


エルフード
(Erfoud) 

マラケシュの東400km、アルジェリア国境に近い町で、サハラ砂漠の入り口にあたります。
ここを拠点に南南東50kmにあるメルズーガ(Merzouga)の砂丘で日の出のご来光を見るツアーが人気です。
またこの周辺はアンモナイトや三葉虫などの化石が大量に産出する地で、町には化石を扱う店が多くあります。



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