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ノルウェーの国旗 オスロとベルゲン(ノルウェーの観光地 1)

オスロ

オスロ (Oslo) は、ノルウェー南部、オスロフィヨルド (Oslofjord) の奥にある人口約60万人の首都です。三方を山に囲まれ、緑豊かな美しい町です。
10世紀頃の建設といわれ、歴史的根拠はありませんが、2000年に千年祭が行われました。
ノーベル平和賞の授与が行われる都市でもあります。

王宮 (Det Kongelige Slott)
オスロ中心部の西寄りにあるノルウェー国王の居城です。
1825年から建造を始め、1848年に完成したルネサンス様式の宮殿です。
国王の住居のため内部は非公開ですが、周囲の庭園は自由に入ることができます。毎日13時30分から衛兵の交代式が行われます。
カール・ヨハンス通り (Karl Johans Gate)
王宮から東南東へ1.3km、国鉄中央駅 (Sentralstasjon) まで伸びる市内のメインストリートです。
中間点に国会議事堂 (Stortinget) があり、東半分は歩行者天国で沿道にデパートやレストランの集まる繁華街となっています。週末には大道芸人なども出ます。
王宮に近い西半分は、オスロ大学の旧校舎や国立劇場などが集まる文教地区になっています。
オスロ大聖堂 (Oslo Domkirke)
国会議事堂と国鉄中央駅の中間のカール・ヨハンス通り沿いにある大聖堂です。
国教の福音ルーテル教の総本山で、1699年創建で19世紀の半ばに大改修が行われています。
内装の多くは20世紀に入って作られたものですが、6千本のパイプを持つパイプオルガンは1727年製作のものです。
国立劇場 (Nationaltheatret)
王宮と国会議事堂の中間点、カール・ヨハンス通りの南側にある国内最大の劇場です。
1899年完成のネオ・ルネサンス様式の建物で、国立劇団による劇がしばしば上演されます。内部の見学は予約が必要です。
国立美術館 (Nasjonalgalleriet)
国立劇場の北東、オスロ大学旧校舎の北側にある国内最大の美術館です。1836年の創設で、1924年完成の3階建ての建物に入っています。
ムンクをはじめノルウェー作家の作品を中心に展示し、ピカソやセザンヌなど巨匠の作品も収蔵しています。
市庁舎 (Rådhuset)
国立劇場の南、オスロフィヨルドの観光船桟橋近くにある庁舎です。
1950年に市の900年祭を記念して完成したもので、高さ66mと63mの2つの四角い塔があります。
大ホールでは毎年12月10日にノーベル平和賞の授与式が行われます。
ノーベル平和センター (Nobels Fredssenter)
市庁舎前広場の西側に2005年6月にオープンした、世界平和への関心を高める目的の施設です。
歴代のノーベル平和賞受賞者やノーベルについての資料が展示され、公演などができる多目的スペースやカフェなどもあります。
アーケシュフース城 (Akershus Slott)
市庁舎の南0.6km、観光船桟橋のある湾の東側にある城塞です。
14世紀初めにホーコン5世が建造し、17世紀にクリスチャン4世が現在のルネサンス様式の建物に改造したものです。
内部には北欧製の家具が配され、外国要人を迎える迎賓館として使われています。
ムンク美術館 (Munch Museet)
市街中心部の北東2kmにある、ノルウェーの画家ムンクの作品を展示する美術館です。
1963年に生誕100周年を記念して開設されたもので、油彩1100点、デッサン4500点、版画1万8千点という膨大なコレクションを収蔵します。
2004年8月の白昼、入館者がいる中を武装強盗によって代表作の「叫び」や「マドンナ」が奪われ、美術館は再発防止のためにセキュリティ強化工事を行い、2005年6月に再オープンしました。
盗品は2006年8月に無事発見されました。
フログネル公園 (Frognerparken)
王宮の西北西2kmにある、20世紀前半に活躍したノルウェーの彫刻家グスタフ・ビーゲランの作品を展示する彫刻公園です。
人間の一生をテーマにした彼の構想に、1921年にオスロ市が敷地と材料を提供して実現したもので、32haの広大な敷地に200点ほどの彫刻があり、刻まれた人物像は650にのぼります。
公園中央にある高さ17mの「モネリッテン」は121人の老若男女が刻み込まれた公園のシンボルです。
ノルウェー民俗博物館 (Norsk Folkemuseum)
市中心部の南西3km、フログネル湾をはさんだ対岸のビュグドイ (Bygdøy) 地区にある野外博物館です。
1894年の開設で、ノルウェー各地の約170の木造家屋を移築保存したものです。
家具や調度も時代に合わせたものを使い、民族衣装も展示されています。
バイキング船博物館 (Vikingskiphuset)
ノルウェー民族博物館の南にある、バイキング船を展示した博物館です。
19〜20世紀にオスロフィヨルド沿岸で発見された、8〜9世紀の建造と推定される3隻のバイキング船が展示されています。
最大のもので長さ32m、幅5m、高さ2mで、32人で漕ぐようになっています。
コン・チキ号博物館 (Kon-Tiki Museet)
バイキング船博物館の東1km、オスロフィヨルドに突き出た岬の先にある博物館です。
1947年に人類学者トール・ハイエルダールが古代の民族移住の実証のために、ペルーからポリネシアまで101日間の実験航海した時の いかだ「コン・チキ号」をはじめ、関連の数々の研究資料が展示されています。
フラム号博物館 (Frammuseet)
コン・チキ号博物館のそばにある博物館です。
1893〜1896年のナンセンによる北極探検、1909〜1912年のアムンゼンによる世界最初の南極点到達時に使った船「フラム号」を展示しています。
当時の資料や航海用品なども展示されています。
ホルメルコッレン (Holmenkollen)
オスロの北西8km、標高300mの丘陵地にあるスキー場で、ジャンプ台があることで有名です。
1952年の冬季オリンピックで使われ、標高412mのジャンプ台頂上にはエレベーターで昇ることができます。
ジャンプ台の下には「スキー博物館 (Skimuseet)」があります。

ベルゲン

ベルゲン (Bergen) は、ノルウェー南西部、オスロの西330kmにある人口24万人ほどの国内第2の都市です。
町はノルウェー海に面し、周辺にフィヨルドや島が多くあります。
古代はバイキングの拠点で、11世紀に都市が建設され、13世紀には一時ノルウェーの首都も置かれました。
14〜15世紀にはハンザ同盟の重要都市として栄え、現在もノルウェー西部の経済の中心地となっています。
作曲家グリーグの出身地で、フィヨルド観光の拠点にもなっています。

ブリッゲン地区 (Bryggen)【世界遺産】
市の中心部に北西から切れ込むボーゲン湾(Vågen)の東岸沿いの地域です。ハンザ同盟時代に商人や職工が集まって形成された町で、当時の切妻屋根の木造家屋が並びます。
1702年と1955年に火災があり焼失した家屋は復元されています。
通りに面する部分はレストランやブティックが、奥は芸術家の工房などが入っています。地域全体が世界遺産になっています。
ハンザ博物館 (Hanseatisk Museum)【世界遺産】
ブリッゲン地区の南寄り、ボーゲン湾の最奥近くにある博物館で、ハンザ同盟時代の資料を展示しています。
建物は1702年の火災直後に建てられたタラ貿易のオフィスだったもので、地区最古のものです。
魚市場 (Fisketorget)
ボーゲン湾の一番奥、港の正面の広場に立つ市場です。鮮魚の他、野菜や花もあり、いつも地元の買い物客や観光客で賑わっています。
スモークサーモンのサンドイッチなどその場で食べられるものもあります。
聖マリア教会 (Mariakirken)
ブリッゲン地区の東に建つベルゲン最古のロマネスク様式の教会です。
12世紀初めの建立で、内部の説教壇の美しい装飾は、ノルウェー・バロック装飾の最高峰といわれています。
ホーコン王の館 (Håkonshallen)
ブリッゲン地区の北にある国内最大の石造りの館です。13世紀半ばにホーコン王が建て、王室の居城として使われました。
中世は倉庫などとして使われ、19世紀に復元されましたが、1944年に港で軍艦が爆発したあおりで崩れ、1961年に再び復元されました。
内部は巨大なホールになっています。
そばには16世紀の領主が要塞として建てた「ローゼンクランツの塔 (Rosenkrantzårnet)」があります。
ベルゲン水族館 (Akvariet i Bergen)
港の北西1.5km、ボーゲン湾西側の半島の先端にある水族館です。
規模はあまり大きくありませんが、北の海の魚が多く見られます。
フロイエン山 (Fløyen)
市街中心部の東にある標高320mの山です。魚市場近くにあるケーブルカーで登ることができます。
頂上からはベルゲン周辺の景色が一望でき、夏季にはレストランも営業します。
グリーグの家 (Troldhaugen - Edvard Grieg's hjem)
ベルゲン市街の南8km、フィヨルドが見渡せる「トロルハウゲン」と呼ばれる丘にある、作曲家グリーグが住んだ家です。
1885年から没するまで22年間を過ごし、数々の名作を作りました。
博物館や仕事部屋などを見学することができます。
また本人と妻ニーナの墓があり、1985年完成の小さなコンサートホールもあります。


ノルウェーの観光地

オスロ中心部の地図


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オスロ、王宮オスロ、王宮
(Photo Palais Royal by Jérémy Couture)

王宮前からのびるカール・ヨハンス通り王宮前からのびるカール・ヨハンス通り
(Photo Looking down Karl Johan Gate from the Royal Palace by rossgram)

アーケシュフース城アーケシュフース城
(Photo Oslo - Akershus from Harbor by roger4336)

ムンク美術館の「叫び」(1895年作)ムンク美術館の「叫び」(1895年作)
(Photo Edvard Munch: The Scream (1895) by pestoverde)

バイキング船博物館バイキング船博物館
(Photo Oseberg ship at Vikingskiphuset (viking ship museum), Oslo 2 by tuey)

ベルゲン中心部の地図


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ベルゲン、ブリッゲン地区ベルゲン、ブリッゲン地区
(Photo Bergen, Norway by Nigel's Europe)

魚市場魚市場
(Photo The Fish Market by AnneCN)

グリーグの家グリーグの家
(Photo 2011-N25 Norway by Old Fogey 1942)

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