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ポーランドの国旗 ポーランド各地(ポーランドの観光地 2)

グダニスク

グダニスク (Gdansk) は、ワルシャワの北北西300km、ヴィスワ川河口のバルト海に面する人口45万人の港町です。
10世紀に建設され、中世は自由都市でハンザ同盟にも加盟していました。
第二次大戦で町は破壊されましたが、歴史地区は市民の手によって再建されています。
また、ポーランドを民主化に導いた、ワレサ議長率いる自主管理労組「連帯」の本拠地だった地でもあります。
なお、市名はドイツ語では「ダンチヒ (Danzig)」といい、こちらの名称もよく知られています。

ドゥウーギ広場 (Dlugi Targ)
市の中心部、旧市街の中心にある東西に細長い大通りのような広場です。
中世の美しい建物で囲まれ、14世紀に建造の「旧市庁舎 (Ratusz)」や「アーサー王の館 (Dwor Artusa)」などが並び、中央にある17世紀に造られた「ネプチューンの噴水 (Fontanna Neptuna)」がシンボルとなっています。
ヴィスワ川近くの通りの東端には「緑の門 (Brama Zielona)」があります。
聖マリア教会 (Kosciol Najswietszej Marii Panny)
ドゥウーギ広場の北にあるポーランド最大のレンガ造りの教会です。
14〜16世紀にかけて建造され、戦災を免れて、当時の姿を残しています。
塔の高さは80mあり、からくり時計や、聖人や著名人の碑が刻まれた床が見所です。
マリアッカ通り (Ulica Mariacka)
聖マリア教会から東へ走る通りです。
戦後再建された17世紀の建物が並ぶ通りで、各建物の入り口には美しい装飾があります。
多くが土産物の店に改装されており、名産のコハクの店もあります。
木造のクレーン (Zuraw)
マリアッカ通りの北、ヴィスワ川河畔にある17世紀のゴシック調の木造クレーンです。
かつて船荷の積み下ろしに使われていたもので、木造のものは世界でも珍しいということです。
オリーバ大聖堂 (Katedra Oliwska)
グダニスクの北西10kmの町オリーバ (Oliwa) にある大聖堂です。
10世紀に修道院として建てられ、14世紀に現在の2本の尖塔を持つゴシック様式の聖堂に改造されました。
内部のパイプオルガンは装飾の美しさだけでなく、1755年に「世界で最も美しい音色のオルガン」に認定された記録があります。
マルボルク城 (Malbork)【世界遺産】
グダニスクの南東40kmの町マルボルクにある城塞です。
ドイツ騎士団の要塞として1276年に創建され、15世紀まで順次増築してきたものです。
レンガ造りのゴシック様式で、第二次大戦で一部破壊されましたが戦後に再建しています。
現在は、武器や考古学遺物を展示する博物館になっています。

ポーランド北部各地

ポズナン (Poznan)
ワルシャワの西300km、ポーランド中西部にある人口60万人弱の都市で、10世紀にポーランド最初の司教座が置かれた国内最古の都市の一つです。
第二次大戦の被害を受けましたが、ところどころに中世の建造物が残っています。
町の中心の「旧市街広場 (Stary Rynek)」には13世紀の「旧市庁舎 (Ratusz)」があり、毎日正午に2頭のヤギが角をつきあわせる仕掛け時計が人気です。
トルン (Torun)【世界遺産】
ワルシャワの西北西180km、ヴィスワ川河畔にある人口20万人の町です。
8世紀頃からの歴史があり、14〜15世紀頃にポーランドで最大規模の町に発展し、当時のゴシック様式の建物が並ぶ美しい町並みは世界遺産に登録されています。
「旧市庁舎 (Ratusz)」や「聖ヨハネ大聖堂 (Bazylika sw.Janow)」などの他、14世紀に建てられて地盤沈下で傾いた「トルンの斜塔 (Kryzwa Wieza)」も見所です。
また、当地は16世紀の天文学者コペルニクスの生地で、生家が「コペルニクス博物館」になっています。

ポーランド南部各地

ヤスナ・グラ修道院 (Jasna Gora)
クラクフの北西100km、人口30万人の町チェンストホーバ (Czestochowa) にある修道院で、ポーランド・カトリックの聖地です。
1292年の創建で、17世紀中頃に現在の規模まで拡張しました。
要塞のような城壁に囲まれて大小2つの教会があり、内部の絵画「黒いマドンナ」は奇跡を起こす力を持つと篤い信仰の対象になっています。
ブロツワフ (Wroclaw)
クラクフの北西250km、ポーランド南西部にある人口60万人ほどの都市です。
10世紀には商都として繁栄していたといわれ、13世紀にはモンゴル、14世紀にボヘミア、16世紀にハプスブルク、18世紀にプロイセン、そして第二次大戦後まではドイツと支配が変遷しました。
第二次大戦で大きな被害を受けましたが、旧市街には13〜16世紀に建造の「市庁舎 (Ratusz)」や、ライプツィヒの戦い百周年を記念して1913年に建造された「百周年記念ホール (Hala Stulecia)(世界遺産)」など、歴史的な建物が多く残っています。
ザコパネ (Zakopane)
クラクフの南80km、スロバキア国境に近いタトラ山脈 (Tatry) 北麓にある高原リゾートです。
平坦なポーランドでは数少ない山岳保養地で標高850mにあり、夏はハイキング、冬はスキーで賑わいます。
町には「ザコパネ様式」と呼ばれる独特な木造建築の建物が多く見られます。
近郊の標高1136mのグバウフカ山 (Gubalowka) からは町が一望できます。
ルブリン (Lublin)
ワルシャワ南東160kmにある、人口35万人のポーランド東部の町です。
10世紀頃に商業の町となり、16世紀に最盛期を迎えました。1815年からロシア支配を受けましたが、1918年にポーランド領になっています。
市内には14世紀にカジメシュ大王が築いた「ルブリン城 (Zamek Lubelski)」があります。
また市の南東5kmには、アウシュビッツよりも先に造られたナチス・ドイツの「マイダネク強制収容所 (Majdanek)」があります。
ザモシチ (Zamosc)【世界遺産】
ルブリンの南東80kmにある町です。
1580年に宰相ヤン・ザモイスキが通商路の中継地として建設し、「理想の町」を掲げてすべてイタリア・ルネサンス様式で設計、建造しています。
第二次大戦の戦火を免れて、当時の美しい建物がそのまま残されています。


ポーランドの観光地

ポーランドの地図

グダニスク、ドゥウーギ広場グダニスク、ドゥウーギ広場
(Photo Dlugi Targ by erinc salor)

マルボルク城マルボルク城
(Photo Malbork Castle by Arian Zwegers)

トルン旧市街の街並みトルン旧市街の街並み
(Photo Old-town Torun by Jason Riedy)

ヤスナ・グラ修道院、黒いマドンナの拝観ヤスナ・グラ修道院、黒いマドンナの拝観
(Photo 2013-06-13 17.01.55 by Ania i Artur Nowaccy)

ルブリンの町ルブリンの町
(Photo Lublin by Jean & Nathalie)

ザモシチザモシチ
(Photo Stare Miasto w Zamosciu / Old City of Zamosc by PolandMFA)

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