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ポーランドの料理

特徴

ポーランドは歴史的に華やかな宮廷文化というのがないので、基本的に食文化も家庭料理が中心になります。

メインは肉料理で、牛肉、豚肉、鶏肉がよく使われ、羊やウサギも使います。
長時間煮込む料理法が主で、付け合せはジャガイモが多いです。

冬が厳しいため、脂肪や塩分の多い味付けが特徴です。

ポーランドの名物料理

  • ビゴス (Bigos) = 酢漬けのキャベツを、肉やソーセージ、野菜、きのことともに煮込んだもので、ポーランドの「おふくろの味」ともいえる料理です。
  • ピエロギ (Pierogi) = ポーランド風餃子です。やや厚手の小麦粉の皮に具を包み、茹でたものです。
    中に入れる具は、肉とタマネギの炒め物、チーズ、きのこと酢漬けキャベツ、などさまざまなバラエティがあります。
    ロシアの「ピロシキ」がルーツともいわれます。
  • バルシチ (Barszcz) = 赤カブ(ビーツ)で鮮やかな紅色と味をつけたコンソメ・スープです。基本的に具ははいりません。
    名前がロシアの「ボルシチ」に似ていますが、全く違います。
  • ジューレック (Zurek) = コンソメ・スープに、ライ麦の発酵ペーストを混ぜ、ニンニクを利かせてソーセージとゆで卵を浮かせたスープです。
    酸味が強く、白濁した様子から「白いバルシチ」といわれます。
  • コトレット (Kotlet) = ポーランド風カツレツです。肉をたたいて薄くし、少ない油で炒めるように揚げます。
    衣に小麦粉を使わないのが特徴です。

ポーランドの酒

  • ブトカ (Wodka) = つづりからわかるようにウォッカのことです。
    ライ麦やジャガイモを原料とする蒸留酒で、小さなグラスでストレートで飲むのが流儀といいます。
    普通のウォッカ以外に、香り付けした「フレーバー・ウォッカ」の種類が多く、香草が入った「ズブロッカ (Zubrowka)」が有名です。
    なお、アルコール度数は穏健な40%のものから、世界最強といわれる96%のものまであります(飲む時は火気厳禁とのことです)。
  • ミュット・ピトニ (Miod Pitny) = 蜂蜜を酵母を加えて発酵させ、ハーブで香りをつけて樽で熟成したものです。
    アルコール度は10〜20%程度で、甘くてさわやかな味です。古くから飲まれている国民酒です。

ポーランド・旅の雑学

ワルシャワの人魚伝説
昔ヴィスワ川のそばに貧しい漁師が住んでいました。
ある朝、網に美しい人魚がかかり家につれて帰りましたが、なんとか川へ返して欲しいという懇願で、やさしい漁師は川へ返してやりました。
その後漁師の家の周りに人が住み着くようになり、魚もよく売れるようになり、漁師は裕福になっていきました・・・、というのが伝説です。
その漁師夫婦の名がワルス (Wars) とサワ (Zawa) で、これがワルシャワになったと言われています。
市の紋章にも人魚が使われ、銅像やステンドグラスなど市内のあちこちで目に付きます。
ヤスナ・グラ修道院の「黒いマドンナ」
1655年にスウェーデン軍がワルシャワからクラクフまで占領した時に、チェンストホーバの住民はヤスナ・グラ修道院にたてこもり、スウェーデン軍に最後まで屈しませんでした。
これが「黒いマドンナ」の奇跡として篤い信仰を集めています。
「黒いマドンナ」とは14世紀に寄進された聖母マリアのイコンで、侵入したモンゴル人が持ち出そうとすると鉄のように重くなったという伝説もあります。
アウシュビッツの経緯
1939年にドイツはポーランドを占領し、クラクフに作戦司令部を置きました。
1940年に立地条件の良い近郊のオシフィエンチム(ドイツ語でアウシュビッツ)に強制収容所を建設し、当初は政治犯の収容が目的でしたが、ユダヤ人の民族殲滅や、共産主義者、反ナチス、同性愛者などにも対象が広がっていきました。
1942年にアウシュビッツが手狭になり、近くにビルケナウ収容所を建設し、この2ヶ所で400万人が虐殺されたといわれています。
1945年1月にドイツ軍の敗色濃厚になり、収容所を破壊する間もなく撤退し、狂気の収容所の姿が世界に暴かれました。

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ポーランドの観光地

ビゴスビゴス
(Photo Bigos by UnorthodoxY)

ピエロギピエロギ
(Photo pierogi by _gee_)

バルシチバルシチ
(Photo Barszcz by Lablascovegmenu)

ジューレックジューレック
(Photo Zurek by KLMircea)


ワルシャワ、旧市街広場の人魚像ワルシャワ、旧市街広場の人魚像
(Photo pic 003 by jbquig)

ヤスナ・グラ修道院の黒いマドンナヤスナ・グラ修道院の黒いマドンナ
(Photo 2013-06-17 18.09.32 by Ania i Artur Nowaccy)

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