ベルリンとドイツ東部の観光地を紹介します。ベルリン、ポツダム、ドレスデン、マイセン、ワイマール、ライプチヒなどです。


ドイツの観光地 - Germany - 1







ベルリンとドイツ東部の観光地(ベルリン/ドレスデン/ライプチヒ/ワイマールなど)

ドイツ東部の観光地地図

ベルリンはドイツの中東部にありますが、東西分断時代は市内も東西に分かれ、西ベルリンは西ドイツの飛び地となっていました。
東西ベルリンを分けていたのが有名な「ベルリンの壁」で、統一の象徴として今も残っています。

ドイツ東部は旧東ドイツだった地域で、1990年の東西統一後も10数年たった今も経済的格差が残っているといわれ、今のドイツの課題となっています。








観光地ガイドのガイド
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世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

ベルリン

ベルリン
(Berlin)

ドイツ中東部にある人口340万人の大都市で、ドイツの首都です。プロイセン王国時代からドイツの首都でしたが、第二次大戦後は東ドイツの首都となり、1990年の統一後再びドイツの首都となっています。旧西ドイツの首都ボンからの首都機能移転は2001年までかかりました。
第二次大戦後に東半分をソビエト、西半分をアメリカ、イギリス、フランスが占領し、西側は西ドイツの飛び地として管理されました。東西冷戦下で東西ベルリン間のみが往来が可能な地でしたが、東ドイツから西側への脱出が相次いだため、東独政府が1961年に築いたのが「ベルリンの壁」でした。民主化の広がりから1989年に劇的な開放があり、ドイツ統一が実現しました。
なお、市街は第二次大戦で徹底的に破壊されたために、歴史的な建造物は多くありません。
現地発音は「ベアリーン」で,、「リ」にアクセントを置きます。日本風に「ベルリン」と言うとスイスの「ベルン」と受け取られることがあるようです。
 ベルリン中心部の地図
 ベルリン周辺の地図

ウンター・デン・リンデン周辺
ブランデンブルク門
(Brandenburger Tor) 

ベルリンの中心部に建つ町のシンボルです。1791年に完成したプロイセン王国の凱旋門で、アテネのアクロポリスを模して造られています。
幅65m、高さ11mで、12本のドーリア式円柱で支えています。
頂上には四頭立ての戦車「ガドリガ」に乗った女神像がありますが、1806年にナポレオンが戦利品としてパリに持ち帰った歴史があります。
かつてはここがベルリンの西の端、また東西分裂時代はここが東西の境界線だった場所です。


ウンター・デン・リンデン
(Unter den Linden) 

ブランデンブルク門から東に伸びる、17世紀にプロイセン選帝侯が造った菩提樹(リンデン)の並木道です。
約1.4kmの通りで、東の端に博物館島があります。
通り沿いに「フンボルト大学(Humboldt-Univ.)」や「国立オペラ座(Deutsche Staatsoper)」、「ドイツ歴史博物館(Museum für deutsche Geschichte)」などがあります。


連邦議会議事堂
(Reichstag) 

ブランデンブルク門の北にあるドイツの国会に当たる連邦議会の議事堂です。
1894年に完成しましたが、1933年にナチスに放火され炎上、1945年には爆撃で全壊という運命をたどりました。
ドイツ統一後に正面はオリジナルを残し、屋上にガラス張りドームを持つ建物に改修され、1999年に完成、議事堂として使われています。
ドーム部分のみ見学が可能です。


博物館島
(Museumsinsel) 

ブランデンブルク門の東1.5km、シュプレー川(Fluss Spree)の中洲の島で、5つの博物館があります。
プロイセン王フリードリヒ・ウィルヘルム2世および3世により、1830〜1930年の間に造られたものです。
第二次大戦で大きな被害を受け、占領したソ連軍によって250万点もの所蔵品がソ連に流出、1958年にソ連は略奪品の大半を返還しましたが、まだ一部が未返還で残っています。
現在は建物の再建途上にあります。
旧博物館(Altes Museum)》=1830年開館のギリシャ風の柱を持つ博物館で、博物館島最古です。古代の壷や彫像などを展示しています。
新博物館(Neues Museum)》=1859年の開館ですが、全壊のために2009年目標で復元中です。エジプト美術や先史時代の遺物を展示予定です。
旧国立美術館(Alte Nationalgalerie)》=1876年の開館で、ルノワールやモネ、セザンヌナドの他、ドイツ・ロマン派の絵画や彫刻を収蔵します。
ペルガモン博物館(Pergamon Museum)》=1930年開館の最も新しい博物館で、古代ローマや中近東美術を中心に展示しています。トルコのペルガモン遺跡の「大祭壇」を移築したのが館名の由来で、他にバビロンの「イシュタル門」やミレトスの「市場門」などの見所があります。
ボーデ博物館(Bode Museum)》=1904年の開館で、ビザンチン美術や彫刻美術を展示します。改修工事で休館でしたが、2006年10月に完成して再開しました。


ベルリン大聖堂
(Berliner Dom) 

ウンター・デン・リンデンから博物館島に入る入口に建つ大聖堂です。
13世紀の教会を、フリードリヒ2世が1747年にバロック様式で建て直し、19世紀の大改修を経て1905年に現在の堂々とした宮殿のような建物になりました。
第二次大戦の爆撃で被害を受け、1975年から修復が行われて完成したのは1993年です。
内部にはプロイセン王家だったホーエンツォレルン家の納骨堂があります。


ベルリン市庁舎
(Berliner Rathaus) 

博物館島の東にあるレンガ造りの市庁舎です。
1864年に建てられたもので、建物の色と、社会主義のシンボルカラーから「赤の市庁舎」と呼ばれました。
統一後、ベルリン市長はここで執務を行っています。


テレビ塔
(Fernsehturm) 

ベルリン市庁舎の北に建つ高さ365mの塔です。
1969年の東ドイツ時代に「社会主義の象徴」として造られたもので、統一後に設備の改修が行われて引き続き展望タワーとして賑わっています。
球体状の展望台は高さ200mの位置にあり、高速エレベーターで登れます。


聖マリエン教会
(St.Marienkirche) 

テレビ塔のそばにある教会です。13世紀創建といわれる市内最古の教会の一つです。
戦前まではステンドグラスがありましたが、戦後はガラスになってしまいました。
内部にある1484年の全長22mのフレスコ画「死の舞踏」が有名です。
また森鴎外の小説「舞姫」で、主人公とヒロインの出会いの場とされています。


ベルリンの壁博物館
(Haus am Checkpoint Charly) 

ブランデンブルク門の南東1.5km、南北に走るフリードリヒ通り(Friedrichstraße)沿いにあるベルリンの壁に関する展示を行っている博物館です。
前の通りはかつて東西ベルリンを行き来する際の検問所「チェックポイント・チャーリー(Checkpoint Charly)」があったところです。
「ベルリンの壁」自体はほとんど現存していませんが、この博物館前に残されているものの一つがあります。


ティーアガルテン
(Tiergarten) 

ブランデンブルク門の西に広がる東西3km、南北1kmの広大な公園です。
かつては貴族の狩猟場だった所で、19世紀に公園に改造されました。
中央を東西に「6月17日通り(Straße des 17.Juni)」が走っています。


勝利の塔
(Siegessäule) 

ブランデンブルク門の西2km、6月17日通りの中央に建つ高さ67mの塔です。
1864〜1871年のデンマーク、オーストリア、フランスとの相次ぐ戦争に勝利した記念に1873年に建てられたものです。
頂上には高さ9mは勝利の女神ビクトリアの像が立っており、高さ50mの位置に展望台があります。


絵画館
(Gemäldegalerie) 

ティーアガルテンの南にある巨大な美術館です。東西ベルリンに分断されていた名作絵画を一堂に集めたもので、1998年の開館です。
イタリア・ルネサンス絵画や中世のフランドル絵画を中心に常時1400点を展示しています。


クーダム周辺
カイザー・ヴィルヘルム記念教会
(Kaiser-Wilhelm-Gedächtnis-Kirche) 

勝利の塔南西1.5kmにあるネオ・ロマネスク様式の教会です。
ドイツ統一を達成したヴィルヘルム1世を記念して1895年に建てられたものですが、1943年の爆撃で一部が破壊されました。
戦後、戦争の悲惨さを伝えるため、修復されずそのままの姿で残されました。
1963年にはこの隣に新しい教会が建てられています。


クアフュルステンダム
(Kurfürstendamm) 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会付近から西へ約3.5km続く並木道です。
通り沿いにブランド店が建ち並ぶベルリン随一のショッピング・エリアで、カフェやレストランも集まっています。
”選帝侯(Kurfürst)”の”車道(Damm)”の意で、愛称は「クーダム」です。


シャルロッテンブルク宮殿
(Schloss Charlottenburg) 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会の北西3kmにあるバロック様式の宮殿です。
1695年から選帝侯当時のフリードリヒ1世が王妃のゾフィー・シャルロッテの夏の離宮として建造したものです。
最終的には1790年まで建造にかかったためにさまざまな様式が混在しています。
1943年の空襲で破壊されましたが、戦後に修復されています。宮殿内部の「陶器の間」や、敷地内にある陶器博物館となっている建物「ベルベデーレ(Belvedere)」、フリードリッヒ3世の離宮「シンケル・パビリオン(Schinkel-Pavillion)」などの見所があります。


エジプト博物館
(Ägyptisches Museum) 

シャルロッテンブルク宮殿の南向かいにある博物館です。
フリードリヒ3世の古代エジプト美術品のコレクションを中心に収集したもので、紀元前14世紀の「ネフェルティティ王妃の胸像」や「カブラシャ神殿の門」など重要な遺物が多くあります。
第二次大戦中に博物館島にあったものを連合軍がここに疎開させたという経緯があります。


ベルリン近郊
ポツダム
(Potsdam)

ベルリンの南西30kmにある人口13万人ほどの町です。市内に多くの湖があり、それらをつなぐ川が流れています。
中世から都市として形成され、プロイセン王国時代は宮殿が置かれる中核都市でした。
第二次大戦終盤の1945年7〜8月に、ドイツの戦後処理と日本の全面降伏要求のための米、英、ソ連による会談が行われた地として有名です。
 ポツダム市街の地図

サンスーシー宮殿
(Schloss Sanssouci) 

ポツダム市街の西、290haの広大な「サンスーシー公園(Park Sanssouci)」の北東部にあるロココ様式の宮殿です。
1747年にフリードリヒ2世が夏の離宮としてわずか2年で建造したもので、1階建て12部屋という比較的小さな宮殿です。ガイドツアーで見学ができます。
広大な公園内は、宮殿の南西に円形の建物の「中国茶館(Chinesishes Teehaus)」、南には「シャルロッテンホフ宮殿(Schloss Charlottenhof)」、東のはずれに1769年の大きな「新宮殿(Neues Palais)」などのスポットが点在します。
なお「サンスーシー」はフランス語で「憂いのない」の意です。


ツェツィリエンホフ宮殿
(Schloss Cecilienhof) 

ポツダム市街の北3km、森の中にあるイギリスの別荘風の小さな宮殿です。
ドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の皇太子が1923〜1945年に住み、第二次大戦のポツダム会議が行われたところです。
トルーマン(米)、チャーチル(英)、スターリン(ソ連)の3首脳が会談をした部屋が当時のまま残されています。
現在はホテル兼レストランになっています。


ドレスデン

ドレスデン
(Dresden) 

ベルリンの南180km、エルベ川河畔にある人口50万人ほどの都市で、南東30kmにはチェコ国境があります。
12世紀頃からザクセン選帝侯の宮廷都市として栄えましたが、第二次大戦では徹底的な爆撃を受けて壊滅、戦後は工業都市として発展し、歴史的建造物の再建もされています。文化、芸術活動が盛んな町でもあります。
なおドレスデン市街と周辺のエルベ川流域の町が世界遺産に登録されています。
 ドレスデン中心部の地図

ツビンガー宮殿
(Zwinger) 

エルベ川南の旧市街(Altstadt)中心部にある宮殿です。フリードリヒ・アウグスト1世(強王)が1732年に建てたもので、後期バロック様式の傑作といわれます。金塗りの王冠を頂く門がシンボルで、マイセン磁器で造られた鐘もあります。
内部は以下を含めて5つの博物館・美術館があります。
古典巨匠絵画館(アルテ・マイスター)(Gemäldegalerie Alte Meister)》=ラファエロの名作「システィーナのマドンナ」をはじめ、イタリア・ルネサンスなどヨーロッパ中世の作品を収蔵するドイツ屈指の美術館です。
陶磁器博物館(Porzellansammlung)》=アウグスト強王の収集した陶磁器を展示しています。マイセン磁器をはじめ、中国、日本の磁器もあります。
武器博物館(Rüstkammer Museum)》=豪華な装飾のある中世の鎧、刀、銃などを展示しています。


レジデンツ宮殿
(Residenzschloss) 

ツビンガー宮殿の東向かいにある宮殿です。1530年にゲオルク1世が建造したもので、市内で最も高い100mの塔があります。
内部にはアウグスト強王と息子のアウグスト2世が収集した財宝を展示する「緑の丸天井(Grünes Gewölbe)」が公開されています。
宮殿北東部のシュタルホーフと呼ばれる建物の外壁には、1870〜76年に画家バルターが描き、後に2万5千枚のマイセン磁器タイルに転写された「君主の行列(Fürstenzug)」の壁画があります。
歴代王の乗馬行進を約100mにわたって描いており、第二次大戦の爆撃では破壊を免れたものです。


ゼンパー・オーパー
(Semperoper) 

ツビンガー宮殿の北隣にあるルネサンス様式のオペラ劇場です。
1841年に開場、幾度か再建されて現在の建物は1985年のものです。
ワーグナー自身の指揮で歌劇「さまよえるオランダ人」や「タンホイザー」の初演を行っています。
オペラやバレエの公演が行われ、内部のガイドツアーもあります。


ブリュールのテラス
(Brühlsche Terrasse) 

ツビンガー宮殿の北、エルベ川の南岸沿いに約1km続く遊歩道です。
16世紀に造られた要塞の一部を、ブリュール男爵が1740年に庭園に改造し、1814年に市民に開放したものです。
周辺の街並みの景観や、随所にある美しい彫像などから、ゲーテが「ヨーロッパ一のバルコニー」と称しています。


フラウエン教会
(Frauenkirche) 

レジデンツ宮殿の東にある教会で、日本名「聖母教会」です。
1743年に完成したバロック様式のプロテスタント教会で、中央ドームは石造建築物の傑作といわれました。
1945年の連合軍の空襲で全壊し、東ドイツ時代は瓦礫の山が記念碑として残されました。
統一後に浄財による再建が始まり、瓦礫からの復元作業は「世界最大のパズル」といわれましたが、2005年10月に再建がなりました。


アルベルティヌム
(Albertinum) 

フラウエン教会の東にあるルネサンス様式の建物で、16世紀に武器庫として建てられ、1884年に博物館に改造されたものです。
ゴッホ、モネや印象派などの作品を展示する「新巨匠美術館(Gemäldegalerie Neue Meister)」があります。


ドレスデン近郊
ピルニッツ宮殿
(Schloss Pillnitz) 

旧市街の東南東10km、エルベ川北岸に建つバロック様式の宮殿です。
1717年にアウグスト強王が建てた夏の離宮で、王はゴンドラでエルベ川から上陸したといわれます。周囲に美しい庭園や池が配されています。
ブリュールのテラスから遊覧船での見学ができます。


モーリッツブルク城
(Schloss Moritzburg) 

旧市街の北北西15km、モーリッツブルクの町の北郊にある城です。
16世紀にモーリッツ・フォン・ザクセン侯が狩猟の館として建てたもので、湖の中島にあります。
現在は博物館として、鹿のはく製や、狩猟道具などを展示しています。


マイセン
(Meißen) 

ドレスデンの北西25km、エルベ川の西岸にある町です。18世紀の初めにヨーロッパで初の白磁が作られて以来、陶磁器の町となりました。
市街の南西に「国立マイセン磁器工房(Staatliche Porzellan-Manufaktur Meißen)」があり、製造工程の見学の他、3千点のマイセン磁器の展示を見学できます。
また市街の北には、15世紀創建で最初にマイセン磁器工房が置かれた「アルブレヒツブルク城(Albrechtsburg)」や13〜15世紀に建てられたゴシック様式の「大聖堂(Dom)」などのスポットがあります。


ザクセン・スイス国立公園
(Nationalpark-Sächsische Schweiz) 

ドレスデン南東40km、チェコ国境付近のエルベ川が造る渓谷地帯です。
砂岩が川に浸食されて断崖絶壁や岩山が続き、ドイツでは珍しい荒々しい景観で「ザクセンのスイス」の名が付いています。
渓谷にかかる石橋からの眺望が素晴しい「バスタイ(Bastei)」、高さ240mの崖上にある13世紀の城塞「ケーニッヒシュタイン要塞(Festung Königstein)」などが観光スポットです。


ライプチヒ

ライプチヒ
(Leipzig)

ドレスデンの西北西100kmにある人口50万人の町です。
古くから交易の街として栄え、15世紀にはライプチヒ大学が設置され、見本市開催や出版も盛んになりました。また音楽の街で、中世からの教会音楽をリードし、歌劇場の専属でない最古の独立オーケストラがあります。
ゲーテやニーチェ、バッハやメンデルスゾーンなど多くの文化人が活躍した地で、日本の森鴎外や滝廉太郎も留学しています。
 ライプチヒ中心部の地図

旧市庁舎
(Altes Rathaus) 

旧市街の中心にあるマルクト広場(Markt)に面して建つ建物です。
1556年に当時の市長がわずか9ヶ月で建てさせたもので、ドイツで最も美しいルネサンス様式の建物といわれます。
第二次大戦で破壊され、再建されました。内部は歴史博物館になっています。


トーマス教会
(Thomaskirche) 

マルクト広場の南西にある教会です。1212年に修道院として建てられ、以後何度も改造されています。
大作曲家バッハが1723年から亡くなるまで27年間を音楽監督として過ごした教会として有名で、ここで多くの作品も生まれています。
バッハの墓もあり、毎週金曜の18時と土曜の15時には教会の少年合唱団によるコンサートが開かれます。


バッハ博物館
(Bosehaus) 

トーマス教会の南向かいにある、バッハに関する資料を展示した博物館です。
建物はバッハの友人だった大商人ボーゼ氏の館だったところで、バッハ自筆の楽譜や当時の楽器が展示されています。


ニコライ教会
(Nikolaikirche) 

マルクト広場の東にあるロマネスク様式の教会です。
1165年の創建はライプチヒでは最古で、16世紀にゴシック様式に改造され、規模も市内では最大です。バッハはここでも演奏活動を行っていました。
また1982年からここで行われた「月曜祈祷集会」が、1989年の東ドイツ民主化のきっかけになりました。


旧東ドイツ南部各地

ワイマール
(Weimar) 

ライプチヒの南西80kmにある人口6万人余の町です。13世紀に建設され、ワイマール公国時代の1775年にゲーテが大臣として招かれた歴史があります。
ゲーテ、シラーなどにより当時のドイツ古典主義文化が花開いた地で、作曲家のバッハ、リストなど多くの文化人が集まりました。
関連の建造物が多く残る町全体が世界遺産に登録されています。
第一次大戦後の1919年に民主憲法の制定会議が行われ、ゲーテとシラーの像が建つ「国民劇場(Deutsches Nationaltheater)」、「ゲーテの家(Goethes Wohnhaus)」、「シラーの家(Schillers Wohnhaus)」、「ワイマール公の城(Wittumspalais)」、20世紀初めに設立の美術学校で、ナチスに閉鎖された「バウハウス(Bauhaus)」の関連施設などたくさんのスポットがあります。


エアフルト
(Erfurt) 

ワイマールの西20kmにある人口20万人のテューリンゲン州の州都です。9世紀にカール大帝にスラブとの交易地になって栄えた地です。
旧市街には多くの教会が建てられ、現在も中世の雰囲気が残っています。1808年にナポレオンが宰相ゲーテに町の美しさを称賛したといわれます。
旧市街の中心の広場「フィッシュマルクト(Fischmarkt)」とそこに面する「市庁舎(Rathaus)」、高台にある町のシンボル「聖マリア大聖堂(Dom St.Maria)」と「セベリ教会(Severikirche)」、12世紀に造られた木組みの家屋が上に並ぶ石橋「クレーマー橋(Krämerbrücke)」などが見所です。
なお15世紀からの伝統をもつテューリンゲン・ソーセージが名物です。


アイゼナッハ
(Eisenach) 

エアフルトの西50kmにある人口5万人ほどのテューリンゲンの森に囲まれた町です。
11世紀頃からの古い歴史を持ち、「バルトブルク城」がその象徴として残っています。東ドイツ時代は自動車の生産地でもありました。
作曲家バッハの生地で、その近くにある博物館「バッハハウス(Bachhaus)」、神学者ルターが少年時代に過ごした木組みの家「ルターハウス(Lutherhaus)」などのスポットがあります。


ワルトブルク城
(Wartburg) 

アイゼナッハ市街の南郊の丘にある城です。
11世紀にルートビッヒ王が建設したといわれ、中世の詩作や騎士の恋愛歌(ミンネサング)の歌合戦の中心地となり、ルターが新約聖書を翻訳した場所です。
これらにゆかりのある部屋がいくつもあり、ガイドツアーで見学ができます。


デッサウのバウハウス
(Bauhaus Dessau) 

ライプチヒの北60km、人口9万人の町デッサウにある、現代デザインのさきがけとなった美術学校です。
1919年にワイマールでワルター・クロピウスが設立し、この地に1925年に移転したものです。
合理主義の傾向を持ち、画家のクレーやカンディンスキーも教鞭を取っています。
1932年にベルリンに移転し、1933年にナチスに閉鎖されました。校舎の他、クロピウスや教授陣が住んだ「マイスターハウス(Meisterhaus)」があります。


ベルリッツ庭園王国
(Gartenrich Dessau-Wörlitz) 

デッサウの東15kmにある広大な庭園です。
湖が点在し、古くからデッサウの領主の狩猟の場だった地で、18世紀にフランツ侯が庭園と別荘を築いたものです。
以後50年にわたって造園が続けられ、小国だったデッサウが庭園国家として知られるようになりました。
すべてを巡るのは数日かかるといわれ、45分のカヌーによる見学ツアーが便利です。


ビッテンベルク
(Wittenberg) 

デッサウの東30km、エルベ川北岸にある人口5万人の町です。
12世紀頃には町として成立し、15世紀にフリードリヒ大公が居城を置いた地です。
1517年にマルティン・ルターがカトリックの方針に対抗して出した”95か条の論題”により、宗教改革のきっかけとなったことで知られます。
その論題が貼られた「城教会(Schlosskirche)」をはじめ、ルターなど当時活躍した人物ゆかりのスポットが多数あります。
19世紀に街並みが復元されており、町全体が世界遺産となっています。
なお、町の正式名称は「ルターの町・ビッテンベルク(Lutherstadt Wittenberg)」となっています。


クベトリンブルク
(Quedlinburg) 

ライプチヒの北西110km、ハルツ山脈の北麓にある小さな町です。
10世紀からの歴史を持ち、旧市街は7世紀から伝統的な木組みの住居が1200棟も集まっていることで有名です。
中心は「市庁舎(Rathaus)」の建つ「マルクト広場(Markt)」で、南の丘にある「聖セルバティウス教会(St.Serbatius)」や「城博物館(Schlossmuseum)」などの見所もあります。
町全体が世界遺産です。


ブロッケン山
(Brocken) 

クベトリンブルクの西40km、標高1142mのハルツ山脈の主峰です。
魔女が集まる伝説のある山で、また山頂では自分の影が前方の霧や雲に映る”ブロッケン現象”がよく見られるという山です。
北東麓の町ベルニゲローデ(Wernigerode)から頂上まで、蒸気機関車による登山鉄道で登ることができます。


ゴスラー
(Goslar) 

クベルトリンブルクの西北西60kmにある小さな町です。
10世紀に銀山が発見されて発展し、皇帝もこの地に居を構えて神聖ローマ帝国で重要な町になりましたが、16世紀以後は衰退して小さな町になりました。
市街は16〜17世紀の木組みの家が建ち並び、中心にある「マルクト広場(Markt)」には15世紀の「市庁舎(Rathaus)」や仕立て職人のギルドだった「カイザーボルト(Kaiserworth)」、12世紀の「マルクト教会(Marktkirche)」があります。
また11世紀にハインリヒ3世が建てた巨大な「皇帝居城(Kaizerpfalz)」は”帝国の間”などの見所がある大きな観光スポットです。


旧東ドイツ北部各地

ロストック
(Rostock) 

ベルリンの北北西200kmにある人口20万人の町です。
バルノ川(Warnow)がバルト海に注ぐ15kmほど内陸にあり、13世紀のハンザ同盟都市以来東部ドイツの港湾都市として重要な役割を果たしました。
当時の繁栄を示す建物が城壁で囲まれた旧市街に多く残り、「市庁舎(Rathaus)」、「マリエン教会(Merienkirche)」、「聖ペトリ教会(St.Pertikirche)」などのスポットがあります。



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ベルリンとドイツ東部 (このページ)
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ドイツ南部 : ミュンヘンなどバイエルン地方各地と、ロマンティック街道各地です。
ドイツ西部 : フランクフルト、デュッセルドルフ、ケルン、ハイデルベルクなどと、ライン川下り沿線各地です。

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