ドイツ北部・中央部の観光地を紹介します。ハンブルク、エリカ街道、メルヘン街道、リューベック、ブレーメン、ハーメルンなどです。


ドイツの観光地 - Germany - 2







ドイツ中央部・北部の観光地(ハンブルク/リューベック/ブレーメン/メルヘン街道など)

ドイツ中央部・北部の観光地地図

ドイツ北部は、デンマークにつながる半島の一部と平野が広がる地です。エルベ川の下流に大都市ハンブルクがあります。

またハンブルクやブレーメンから、ハーメルン、カッセルなどドイツ中央部を通って、フランクフルトに至る「エリカ街道」や「メルヘン街道」が主な観光ルートです。














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・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

ハンブルク周辺

ハンブルク
(Hamburg)

ベルリンの北西250km、ドイツの北部にある人口170万人の大都市です。北海に注ぐエルベ川河口から100km遡った位置で、ドイツ最大の貿易港があります。
市内にはアルスター湖があり、大都市ながら美しい景観を持っています。
正式名称は「自由ハンザ都市・ハンブルク」で、中世のハンザ同盟の中核都市として繁栄し、現在も北ドイツの経済の中心地となっています。文化の都でもあり、ドイツの若者が一番暮らしたい町に挙げる都市だということです。
 ハンブルク市街の地図

アルスター湖
(Alsetersee) 

エルベ川北岸の市街中心にある南北3km、最大幅1kmの湖です。13世紀にエルベ川支流のアルスター川をせき止めて造ったものです。
南端近くの鉄道橋をはさんでかかる「ケネディ橋(Kennedybrücke)」と「ロンバルト橋(Lombardsbrücke)」の北側を「外アルスター湖(Außenalster)」、南側を「内アルスター橋(Binnenalster)」と呼びます。
遊覧船が南端のユング・フェルン・シュティーク(Jungfernstieg)から出ています。


市庁舎
(Rathaus) 

アルスター湖南岸の南にある、砂岩で造られたネオ・ルネサンス様式の建物です。
1897年の完成で、高さ112mの尖塔を持ちます。ロンドンのバッキンガム宮殿を凌ぐ647の部屋があり、内装も豪華です。
現在は州議会の議事堂が入り、ガイドツアーで見学ができます。


聖ミヒャエル教会
(St.Michaeliskirche) 

市庁舎の西南西1kmにあるバロック様式の教会です。1751年の創建で、火災で焼失しましたが1906年に再建されたものです。
高さ132mの尖塔は地上82mの展望台に登れ、市街やアルスター湖、ハンブルク港が一望できます。


ハンブルク港
(Hafen Hamburg) 

市街の南、エルベ川沿いの広い範囲に造られた港です。ドイツ最大の港で13世紀からの歴史を持ちます。
聖ミヒャエル教会の南西1kmにある「ザンクト・パウリ桟橋(Sankt Pauli Landungsbrücken)」から港のクルーズ船が出ます。


フィッシュマルクト
(Fischmarkt) 

ザンクト・パウリ桟橋の西0.8kmにある日曜魚市場です。
1703年からの伝統があり、魚の他に野菜や果物、花、雑貨なども売られています。
営業時間帯は朝6時から10時頃までですが、生バンドの演奏があり、食事をすることもできます。


レーパーバーン
(Reeperbahn) 

ザンクト・パウリ桟橋の北0.3kmを東西に走る通りで、「世界で最も罪深い1マイル」と称される市内随一の歓楽街です。
バーやパブの他、オペレッタ劇場やストリップ劇場なども集まっています。風俗店街で「女性通行禁止」のヘルベルト通りも有名です。
なお無名時代のビートルズがデビューした地でもあります。


エリカ街道

エリカ街道
(Erikastraße)

ハンブルクを中心に、北はリューベック、南はリューネブルク、ツェレといった町を通ってハノーバーまでの約300kmの街道です。
夏に赤紫色の花をつけるエリカが沿線を飾ります。

リューベック
(Lübeck) 

ハンブルクの北東60kmにある人口20万人ほどの港湾都市です。1143年に建設された古都で、13世紀にはハンザ同盟の盟主として、北海やバルト海の交易で繁栄しました。
旧市街はバルト海の港から20km奥で、南北2km、東西1kmの楕円形に運河で囲まれ、中世の建物が残る市街全体が世界遺産に登録されています。
 リューベック市街の地図 : 下段の地図が市街図です。下の「City map」でpdf形式の地図が開きます。(重いので時間がかかります)

ホルステン門
(Holstentor) 

旧市街の西側の入口に当たる門です。
1478年に造られた2本の大きな尖塔をもつ堅固な城門で、市のシンボルとなっています。内部は歴史博物館になっています。


市庁舎
(Rathaus) 

ホルステン門の東北東、旧市街の中央にある建物です。
1159年に建てられたのが最初といわれ、14世紀にかけて増築されました。黒レンガ造りで、2つの大きな風穴があいている特徴のある美しい建物です。
内部の見学ツアーがあります。


マリエン教会
(Marienkirche) 

市庁舎のそばにある、2本の尖塔を持つゴシック様式の教会です。
13世紀の初めには教会があったといわれ、13世紀中頃に現在の建物となりました。1942年に第二次大戦の空襲で大きな損傷を受け、その時に地上に落ちて割れた鐘が今もそのまま残されています。
バッハが青年時代に、遠路ここのオルガンを聴きに訪れた話が有名です。


ブッデンブロークハウス
(Buddenbrookhaus) 

マリエン教会の北にある建物です。
ノーベル賞作家のトーマス・マンと兄のハインリヒが少年時代をすごした家で、大作「ブッデンブローグ家の人々」の舞台とされたところです。
内部は兄弟の博物館となっており、生涯や作品の紹介が展示されています。


エリカ街道のその他の各地
リューネブルク
(Lüneburg) 

ハンブルク南東50kmにある人口7万人の町です。
岩塩の産地で、10世紀頃から掘り出しが始まり、中世のハンザ同盟の富を生み出しました。
町の中心の「マルクト広場(Markt)」に面して、13世紀建造で北ドイツで最古の木造建築の「市庁舎(Rathaus)」があります。
またその南の「ザンデ広場(Am Sande)」は、13世紀の「聖ヨハネス教会(St.Johannis Kirche)」をはじめゴシック、ルネサンス、バロックなどさまざまな建築様式の建物が集まっています。
その他運河沿いの港には14世紀のクレーンが残るなど、中世の名残のスポットが随所にあります。


リューネブルガー・ハイデ
(Lüneburger Heide) 

リューネブルクの南方に広がる広大な自然保護区です。
森林の伐採により荒地となった台地で、8月から9月にかけてエリカの赤紫の花で埋め尽くされます。地域内は車の乗り入れが禁止です。
一般的な観光は、リューネブルクの西35kmの村ウンデロー(Undeloh)から徒歩、自転車、馬車での散策になります。


ツェレ
(Celle) 

ハンブルクの南110kmの人口7万人余の町です。
旧市街の石畳の道沿いに16〜18世紀に建てられた木組みの家が建ち並び、その壁の色が黄や緑、ピンクなどカラフルです。その美しい街並みを称して「北ドイツの真珠」と呼ばれます。
白亜の「ツェレ城(Schloss)」や「ボーマン博物館(Bomann Museum)」などのスポットなどもあります。


ハノーバー
(Hannover) 

ツェレの南西40km、人口50万人の商工業都市です。
13世紀には大都市となり、ハンザ同盟の一員にもなりました。第二次大戦で大半が破壊され、戦後緑の多い近代的な町に復興し、世界最大の国際見本市や、2000年の万国博で国際的な町となっています。
郊外に17世紀のバロック庭園「ヘレンハウゼン王宮庭園(Herrenhausen)」があり、4つの庭園のうち「大庭園(Großer Garten)」が見所です。
なお「ハノーバー」は英語読みで、現地では「ハノーファー」と読みます。


メルヘン街道

メルヘン街道
(Märchenstraße)

ドイツ中部、フランクフルト近くのハーナウから、北部のブレーメンに至る観光街道です。
童話作家のグリム兄弟にゆかりの地を結ぶルートで、起点のハーナウがグリム兄弟の生誕地、終点のブレーメンは彼らの代表作「ブレーメンの音楽隊」で有名な町です。
もともと街道があったわけではなく、途中の70以上の町が参加して道路を結び合わせ、全長約600kmが1975年にスタートしたものです。
 メルヘン街道マップ : メルヘン街道の公式サイトで、左メニューの"Übersichtskarte"でマップが見れます。

ハーナウからカッセル<街道の南半分>
ハーナウ
(Hanau) 

フランクフルトの東20kmの人口9万人ほどの町です。南をマイン川(Fluss Main)が流れ、宝石や貴金属加工産業が盛んです。
グリム兄弟(兄1785年、弟1786年生まれ)の生誕地で、メルヘン街道の起点です。
旧市庁舎の前に兄弟の銅像と、メルヘン街道起点の銘板があります。


シュタイナウ
(Steinau) 

ハーナウの北東90kmの小さな町です。グリム兄弟が5、6歳から12年間の少年時代を過ごした地です。
父親が判事で、当時家族で住み込んでいた地方裁判所が博物館となっています。またグリム童話を中心とした人形劇団も知られています。


アルスフェルト
(Alsfeld) 

シュタイナウの北西40kmの町です。
旧市街に中世の美しい木組みの家が400以上も残る町で、1517年に建てられた「市庁舎」も木組みの建物となっています。


シュバルムシュタット
(Schwalmstadt) 

アルスフェルトの北20kmにある小さな町が点在する地域です。
この地域の頭巾のような伝統衣装と、フランスから伝わった話をグリム兄弟が童話化した「赤ずきん」の物語から”赤ずきんの故郷”となっています。
郷土博物館で伝統衣装や昔の生活用品などを見ることができます。


カッセル
(Kassel)

シュバルムシュタットの北北東60kmにある人口20万人の町で、中世には宮廷都市としてこの地方の中心地だったところです。
メルヘン街道のほぼ中間点にあたり、グリム兄弟が最も長く住んで、童話集をまとめた地です。

グリム広場
(Brüder Grimm Platz) 

市街の中心部にある広場で、グリム兄弟の銅像が立っています。


グリム兄弟博物館
(Brüder Grimm Museum) 

グリム広場の南東にある博物館です。
旧ベルビュー城(Palais Bellevue)の中にあり、グリム兄弟の生涯と作品に関する展示を行っています。
原稿や手紙、蔵書などの他、世界のグリム童話の本が集められています。


ヴィルヘルムスヘーエ丘陵公園
(Schlosspark Wilhelmshöhe) 

市街中心部の西5km、丘の上にある公園です。
17世紀に建てられた「ヴィルヘルムスヘーエ城(Schloss Wilhelmshöhe)」や18世紀の「獅子城(Löwenburg)」があります。
一番の見所は西の奥の丘の上にある8mのヘラクレス像が載った高さ33mの八角塔「ヘラクレス(Herkules)」で、ここから東に向かって斜面を水が流れ落ちる仕掛けの「水の芸術(Wasserkünste)」が見ものです。


カッセルからブレーメン<街道の北半分>
ハン・ミュンデン
(Hann-Münden) 

カッセルの北東20km、フルダ川(Fulda)とヴェラ川(Werra)が合流する地点にある小さな町です。この地方では最も美しい木組みの家が並ぶ町です。
ドイツでは”藪医者”の代名詞となった「鉄ひげ博士(Doktor Eisenbarth)」と呼ばれた医者が18世紀に住んでいたことで知られ、夏には彼にちなむ野外劇が行われます。


ザバブルク
(Sababurg) 

ハン・ミュンデンの北北西20km、原生林の「ラインハルトの森(Reinhardswald)」に囲まれた地にある城です。
1334年にヘッセン方伯の狩猟の館として建てられ、一時荒廃しましたが、1959年から古城ホテルとなっています。
グリム童話の”いばら姫”の城の舞台として有名です。


ゲッティンゲン
(Göttingen) 

ハン・ミュンデンの北東30kmにある人口13万人ほどの町です。
グリム兄弟が教鞭をとったゲッティンゲン大学がある学園都市です。
旧市街の中心に13世紀の「旧市庁舎(Rathaus)」があり、中世の面影の街並みが広がっており、静かな散策ができる市街です。


ハーメルン
(Hameln) 

ザバブルクの北70km、ハノーバーの南西40kmにある人口6万人の町で、グリム兄弟が13世紀の実話に基づいて童話にした”ハーメルンの笛吹き男(ねずみ捕り男)”の舞台として有名です。
旧市街は狭い地域に16〜18世紀の石造りや木組みの美しい家が並んでおり、近くを流れるヴェーザー川(Weser)にちなんで”ヴェーザー・ルネサンス”と呼ばれます。
「ねずみ捕り男の家」はレストランになっており、町のあちこちに”ねずみ捕り男”にちなむスポットがあります。


ブレーメン
(Bremen)

ハーメルンの北北西130km、ハンブルクの南西100kmにある人口55万人の町で、メルヘン街道の終着点です。
14世紀にハンザ同盟に加盟して重要な役割を果たしました。第二次大戦で大きな被害を受けましたが、戦後見事に街並みが復元されています。
グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」で有名ですが、物語は動物たちがブレーメンを目指す途中で泥棒退治をしてハッピーエンドとなり、残念ながらブレーメン到着とはなっていません。
 ブレーメン市街の地図

マルクト広場
(Markt) 

旧市街の中心にある広場です。観光スポットが集中しています。


市庁舎
(Rathaus) 

マルクト広場の西側に建つ15世紀建造のゴシック様式の建物で、17世紀までにルネサンス様式の外観に改造されました。
正面に三角錐の塔が3つあり、背後に青銅色の大屋根があります。
建物の左脇には「ブレーメンの音楽隊」の銅像、市庁舎前には自由都市のシンボルで高さ5.5mの石像「ローラント(Roland)」が立っています。


ベトヒャー通り
(Böttcherstraße) 

市庁舎の南西にある100mほどの通りです。
1930年代にコーヒー王ロゼリウスが町起こしのため全財産をつぎ込んで建設した中世風の建物が並ぶ街並みです。
当時の一流建築家に造らせ、絵画館やロゼリウスの記念館などのほか、マイセン磁器の鐘を鳴らす仕掛け人形などもあります。


シュノール地区
(Schnoor) 

マルクト広場の南0.5kmにある17世紀頃の小さな住宅が集まっている地域です。
手工芸や職人の店などの他、カフェやレストランも多くあります。



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ドイツ中央部・北部 (このページ)
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