ドイツ南部の観光地を紹介します。ミュンヘン、レーゲンスブルク、ニュルンベルク、ロマンティック街道、ノイシュバンシュタイン城、ハイデルベルクなどです。


ドイツの観光地 - Germany - 3







ドイツ南部の観光地
(ミュンヘン/レーゲンスブルク/ニュルンベルク/ロマンティック街道/ハイデルベルク)

ドイツ南部の観光地地図

ドイツ南部は、アルプスの北斜面にあたり、スイス国境のボーデン湖からは北へライン川が、南西部のシュバルツバルト(黒い森)からは東へドナウ川が流れていきます。

中心地のミュンヘンがあるバイエルン地方(Bayern)は、北部ドイツとは違うローカルな民族性をもった地域です。




観光地ガイドのガイド
自然物・景観・公園 人工庭園・公園 保養地 遊園地 遺跡 史跡 町・村・集落 繁華街・通り・広場 
寺院・教会 美術館・博物館 城・宮殿 その他建築物 有名人記念館 市場・商業施設 生産施設
世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

バイエルン地方

バイエルン地方
(Bayern)

ドイツの南部、旧西ドイツの南東部を占める広い地域です。現地語では「バイアーン」と発音し、英語などでは「ババリア」と呼びます。
南部がアルプスに連なる山岳地帯で、夏は避暑、冬はスキーなどで多くの観光客が集まります。
ドイツの中でも独自の郷土意識があり、自身「バイエルン共和国」という意識が強いといわれます。文化的には同じ高地の隣国オーストリアと共通性があり、ベルリンよりもウィーンに対抗意識を燃やす風土だそうです。

ミュンヘン
(München)

ドイツ南部、バイエルン地方の中心地で、人口130万人の大都市です。12世紀以後バイエルン公国の宮廷都市として栄えた歴史を持ちます。
ビール醸造が盛んで多くの醸造所があり、毎年9〜10月に行われるビールの祭り「オクトーバー・フェスト」は世界的に有名です。1972年のオリンピック開催地です。
 ミュンヘン市街の地図 : 「3」が旧市街のある地域です。
 ミュンヘン近郊の地図

マリエン広場
(Marienplatz) 

ミュンヘン中央部、東西1kmほどの楕円形に広がる旧市街の中心にある広場です。
新市庁舎が建ち、西へミュンヘン随一の繁華街「カウフィンガー通り(Kaufingerstraße)」、「ノイハウザー通り(Neuhauserstraße)」が旧市街の西にあたる「カールス広場(Karlsplatz)」まで伸びています。ミュンヘン観光の起点です。


新市庁舎
(Neues Rathaus) 

マリエン広場の北側に建つ20世紀初頭に建てられたネオ・ゴシック様式の建物です。
高さ85mの鐘楼にある仕掛け時計が名物で、16世紀の大公の結婚式を再現した等身大の人形が毎日11時に見られます。


フラウエン教会
(Frauenkirche) 

新市庁舎の西に建つ教会で、日本語では「聖母教会」です。
15世紀に造られたゴシック様式のレンガ造りの建物で、ねぎ坊主形の王冠を頂く高さ100mの2本の塔が特徴です。
内部にはバイエルン王国の美術品を多く収蔵しています。


ビクトアリエン市場
(Viktualien Markt) 

マリエン広場の南にある市場です。肉や野菜、果物、チーズ、花など生鮮品の市場で、市民生活が肌で感じられます。
周辺には小さな飲食店が集まり、夏にはビアガーデンも開きます。


レジデンツ
(Residenz) 

マリエン広場の北東にある1384年から1918年までバイエルン国王だったビッテルスバッハ家の宮殿です。
内部はいくつかの博物館として公開されており、特に豪華な内装の各部屋や陶磁器コレクションが見られる「王宮博物館」や、王家の宝飾品を展示する「王宮宝物殿」などが見所です。


アルテ・ピナコテーク
(Alte Pinakothek) 

マリエン広場の北北西1.5kmにある美術館です。
ルートビッヒ1世の命により1836年の開館したもので、14〜18世紀のヨーロッパ絵画を約7千点収蔵します。
特にルネサンス期の絵画はルートビッヒ1世自身が莫大な資金を使って収集したといわれ、デューラーやルーベンスなどの充実したコレクションを見ることができます。
なお建物は第二次大戦で破壊された後、1964年に再建されたものです。


ノイエ・ピナコテーク
(Neue Pinakothek) 

アルテ・ピナコテークの北隣にある美術館です。
1853年にルートビッヒ1世のコレクションを中心に展示するため開館し、19世紀のドイツ・ロマン派の絵画や彫刻を中心に展示しており、ゴッホやゴーギャン、ミレーなどの秀作も見ることができます。


ピナコテーク・デア・モデルネ
(Pinakothek der Moderne) 

アルテ・ピナコテークの東隣にある美術館です。
2002年に3番目の”ピナコテーク(絵画館)”として開館し、20〜21世紀の絵画、グラフィック・アート、デザイン、建築などの作品を展示しています。


レーンバッハ美術館
(Stadtische Galerie im Lenbachhaus) 

アルテ・ピナコテークの南西にある美術館です。
19世紀の肖像画家レーンバッハ侯爵の邸宅兼アトリエだった建物で、1924年に美術館としたものです。
内部は当時のまま保存され、本人の作品が展示されています。また抽象画家カンディンスキーのコレクションはドイツ一です。


ドイツ博物館
(Deutsches Museum) 

マリエン広場の南東1km、イザール川(Fluss Isar)の中洲に建つ世界最大級の科学・技術に関する博物館です。
1903年に経済学者オスカー・フォン・ミラーが創設したもので、広大な敷地に膨大な展示を行っています。
ライト兄弟の飛行機模型や、ベンツの第1号自動車の展示をはじめ、実演や自分で操作のできる機械が多数あります。


ニンフェンブルク
(Schloss Nymphenburg) 

旧市街の西北西6kmにある宮殿です。
17〜18世紀に造営されたバイエルン王家の夏の離宮で、「妖精の城」の意です。幅700mに及ぶ国内最大のバロック様式の建物で、華麗なフレスコ画があるロココ様式の大広間や美人画ギャラリーなどの見所があります。
広大なフランス式庭園には小宮殿や茶館などが点在しています。


ダッハウ強制収容所跡
(KZ-Gedenkstätte Dachau) 

ミュンヘン北西20kmの町ダッハウにある、1933年にナチスが初めて開設した強制収容所跡です。
ポーランドにあるアウシュビッツと並んでヨーロッパではホロコーストの代名詞となっており、当時の施設内部や、ホロコーストに関する博物館の見学ができます。


レーゲンスブルク
(Regensburg)

ミュンヘンの北北東100km、ドナウ川(Fluss Donau)沿いにある人口12万人の町です。
1世紀のローマ時代からの歴史を持ち、中世には神聖ローマ帝国の議会が開催された地です。戦火に巻き込まれていないため古い街並みが残されており、旧市街が世界遺産に指定されています。
 レーゲンスブルクの市街図 : 旧市街中心部に位置づけられており、左下の「+」ボタンで地図が拡大します。

大聖堂
(Dom) 

旧市街の中心にあるゴシック様式の大聖堂で、正式には「聖ピーター大聖堂(Dom St.Peter)」です。
13〜16世紀に建造され、1869年に高さ105mの尖塔が建てられました。14世紀の美しいステンドグラスや中世の石像も多く残されています。
ミサの時には”大聖堂のスズメ(Domspatzen)”という愛称の少年合唱団の美しい歌声を聴くことができます。


旧市庁舎
(Altes Rathaus) 

大聖堂の西にある13世紀に建造の建物です。
中には当初からたびたび帝国議会が開かれ、1663年からは”永続的帝国会議”の場所となった大広間が「帝国議会博物館(Reichstagsmuseum)」として残されています。
地下牢や拷問室、塩を計った天秤なども残されており、見学はガイドツアーでのみ可能です。


シュタイナーネ橋
(Steinerne Brücke) 

旧市街に北、ドナウ川にかかるドイツに現存する最古の橋です。
1146年の建造で長さは330mあり、橋の手前の塔は博物館となっています。
橋のたもとにある「ヒストーリッシェ・ブルストキュッヘ(Historische Wurstküche)」は800年以上続く世界一古いソーセージの店で、名物の焼きソーセージを食べることができます。


トゥルン・タクシス城
(Schloss Turn und Taxis) 

旧市街の南にある建物です。
19世紀にヨーロッパの郵便事業を独占して巨万の富を築いたタクシス家が建てたもので、現在も住居として使用されています。
ガイドツアーで見学ができます。


ニュルンベルク
(Nürnberg)

ミュンヘンの北150kmにある人口50万人の都市で、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の舞台として有名です。
1933〜38年にナチスの党大会が行われ、ユダヤ人の市民権剥奪法を制定、戦後にはナチスの政治責任を問う”ニュルンベルク裁判”が行われるなど、ナチスに関係の深い歴史があります。
旧市街は東西1km、南北1.5kmの範囲で中世の城壁に囲まれ、主な観光スポットはこの中にあります。おもちゃの見本市が知られ、クリスマス・グッズが多く出る”クリスマス・マーケット”が最も有名な町でもあります。
 ニュルンベルクの市街図

中央広場
(Hauptplatz) 

旧市街の中央にある広場です。北側に新旧の「市庁舎(Rathaus)」、東側に「フラウエン教会(Frauenkirche)」が建っています。
また広場には美しい彫刻で飾られた塔が立つ「美しの泉(Schöner Brunnen)」があります。
毎年11月末頃からクリスマスまでは”クリスマス・マーケット(Weinachtsmarkt)”として、150もの屋台がこの広場に店を開き、国内外からの多くの観光客で賑わいます。


フラウエン教会
(Frauenkirche) 

中央広場の東に面して建つ教会で、日本名で「聖母教会」です。
ユダヤ人居住区だった場所に、カール4世がユダヤ人を追放して1356年に建てたものです。第二次大戦で破壊されましたが1991年に全面修復が完了しました。
1509年に付けられた仕掛け時計が見ものになっています。


聖セバルドゥス教会
(St.Sebaldus-kirche) 

中央広場の北西にある教会です。
11世紀の聖者セバルドゥスを祀るために1225年にロマネスク様式で建てられた教会で、14世紀にはゴシック様式に改装、塔や回廊が付け加えられて1483年に完成しました。
内部には聖セルバドゥスの墓碑をはじめ、多くの中世美術品があります。


おもちゃ博物館
(Spielzeugmuseum) 

中央広場の西にあるおもちゃに関する博物館です。
当地は古くからおもちゃ産業の中心地で、ドイツのおもちゃの歴史や実物を展示しています。精巧なドールハウスは見ものです。


カイザーブルク
(Kaiserburg) 

中央広場の北0.3km、旧市街の北の端の岩山に建つ城塞です。
11世紀にハインリッヒ3世が建てた要塞が始まりで、12世紀には皇帝居城となり、15世紀に現在の姿に改修されました。
市街が見渡せる「ジンベル塔(Sinwellturm)」や、深さ60mもある井戸が見所で、ガイドツアーで見学ができます。


デューラーの家
(Dürer Haus) 

カイザーブルクの西にある、16世紀の画家デューラーが亡くなるまでの20年間住んでいた家です。
内部は当時のままに保存、再現がされて、資料や愛用品などが展示されています。


聖ローレンツ教会
(St.Lorenz-kirche) 

中央広場の南0.3kmにある教会です。13世紀にゴシック様式で建てられたもので、2本の尖塔があります。
中世の美術品が多く収蔵されていますが、中でも1517年のファイト・シュトゥス作のレリーフ「受胎告知」が傑作として知られています。


職人広場
(Handwerkerhof) 

旧市街の南、中央駅そばの城壁の内側の界隈で、手工業製品の製作実演や土産を売る店が並びます。
デューラー生誕500年を記念して1971年に作られた比較的新しいスポットです。


ゲルマン国立博物館
(Germanisches Nationalmuseum) 

職人広場の西側にある博物館です。ドイツの先史時代から現代までの芸術や文化に関する幅広い内容を展示しています。
1492年の世界最古の地球儀が展示品として有名で、中央広場の「美しの泉」のオリジナルもここにあります。


バイエルン地方のその他の各地
バンベルク
(Bamberg) 

ニュルンベルクの北50km、レグニッツ川(Regnitz)が中央を流れる人口7万人の町です。
11世紀に神聖ローマ帝国のハインリッヒ2世がここに司教座を置いて、重要な役割を果たしました。
司教座の置かれた13世紀の「大聖堂(Dom)」、壁面にフレスコ画のある14世紀の「旧市庁舎(Alte Rathaus)」、歴代司教の住んだ「新旧宮殿(Alte/Neue Residenz)」をはじめ歴史的な建造物が多く残っています。
またレグニッツ川沿いには古い漁師の家並みが連なる「小ベニス地区(Kleine Venedig)」が景観のスポットとして有名です。
これら町全体が世界遺産になっています。燻醸ビールの「ラオホビア(Rauchbier)」も名物です。


パッサウ
(Passau) 

ミュンヘンの東北東150km、ドナウ(Donau)、イン(Inn)、イルツ(Ilz)の3つの川が合流するオーストリア国境の町です。ローマ時代にはすでに町があり、8世紀には司教区が置かれた歴史ある町です。
旧市街の中心にある「聖シュテファン大聖堂(Stephansdom)」には世界最大のパイプオルガンがあります。
その他、8世紀創建の「ニーデルンブルク修道院(Kloster Niedernburg)」や、13世紀の司教の館だった「オーバーハウス要塞(Veste Oberhaus)」などのスポットがあります。


ガルミッシュ・パルテンキルヘン
(Garmisch-Partenkirchen) 

ミュンヘンの南南西80km、オーストリア国境に近い山岳リゾートです。
南西にドイツ最高峰のツークシュピッツェがそびえ、スキーなどのウィンター・スポーツのメッカとなっています。
対抗意識の強かったガルミッシュとパルテンキルヘンの2町をヒットラーの強権で合併させ、1936年の冬季オリンピック開催を実現した地です。


ツークシュピッツェ
(Zugspitze) 

ガルミッシュ・パルテンキルヘンの南西10km、オーストリア国境にそびえる2962mのドイツ最高峰です。
ガルミッシュ・パルテンキルヘンから登山鉄道とロープウェーで頂上に登ることができます。


ロマンティック街道

ロマンティック街道
(Romantische Straße)

ドイツ中部のビュルツブルクから、南端のオーストリア国境に近いフュッセンまで南北に走る約360kmの街道です。かつてローマ人がローマへの巡礼のために造った街道で、現代の”ロマンティック(夢想的)”はそれが語源になっています。
第二次大戦後、アメリカの将校たちが家族と盛んにバカンスを過ごしていたため、観光地として整備されたという経緯があります。
26の中世の雰囲気が残る町を結び、美しい自然や陽気な南ドイツ気質に触れることができます。

ビュルツブルクからアウクスブルク<街道の北半分>
ビュルツブルク
(Würzburg)

ドイツ中央部、ニュルンベルクの東北東100kmにあるマイン川(Fluss Main)沿いの人口13万人ほどの町です。
8世紀に司教座が置かれた古都で、日本に近代医学を伝えたシーボルトや、X線の発見者レントゲンなどの出身地です。
ロマンティック街道の起点であるとともに、周辺のフランケン・ワインの集積地として知られています。
 ビュルツブルクの地図 : 英語サイトのガイドにある解りやすい地図です。

マルクト広場
(Marktplatz) 

マイン川東岸の旧市街の中心にある広場です。
普段から出店が並ぶ賑やかな場所で、クリスマスの時期にはクリスマス・マーケットが立ちます。
広場の一角には、14世紀のロココ様式の建物で、かつて司祭の住居だった「鷹の家(Haus zum Falken)」があり、観光案内所が入っています。


ノイミュンスター教会
(Neumünster) 

マルクト広場の南東にある教会です。11世紀に最初の大聖堂のあった場所にロマネスク様式で建てられ、正面の赤砂岩のファサードは18世紀に造られたものです。
内部は美しいレリーフやフレスコ画で飾られ、聖キリアンの墓廟もあります。


大聖堂
(Dom) 

ノイミュンスター教会の南にあるドイツ屈指の規模を誇る大聖堂で、正式には「聖キリアン大聖堂」といいます。
788年に現在のノイミュンスター教会の場所に造られたのが最初で、855年に焼失、1188年にロマネスク様式で現在の場所に再建されました。
しかし第二次大戦で破壊され、オリジナルの修復は断念し、現代風にアレンジして1989年にやっと修復が終了しました。
内部の柱には歴代大司教の墓標が取り付けられています。


レジデンツ
(Residenz) 

マルクト広場の南東1kmにある1744年に造られた国内最大のバロック様式の宮殿です。
ナポレオンが「ヨーロッパ一美しい」と称賛した大司教の居城で、内部に多くの部屋があります。
特に600uという世界最大のフレスコ画のある「階段の間」や「庭園の間」、「白の間」、「皇帝の間」などの他、敷地内の庭園「ホーフ庭園」も見所です。
ガイドツアーで見学することができますが、内部の撮影は禁止となっています。


アルテ・マイン橋
(Alte Mainbrücke) 

旧市街とマイン川西岸を結ぶ石橋です。15〜16世紀に造られ、第二次大戦で破壊されて復元されたものです。
橋の上に当地にゆかりの聖者の石像が12体並んでいます。


マリエンベルク要塞
(Festung Marienberg) 

アルテ・マイン橋の南西の丘の上にある、13〜18世紀の歴代の大司教の居城です。
長い期間に改修や拡張が行われてさまざまな建築様式が混在しています。
レジデンツへ居城が移って以後は廃墟となり、第二次大戦で破壊された後に修復されて2つの博物館が入っています。


ローテンブルク
(Rothenburg ob der Tauber)

ビュルツブルクの南50km、タウバー渓谷にある中世の街並みが美しい街です。
10世紀に町ができ、13世紀に”帝国自由都市”となり発展しましたが、1618年からの”30年戦争”によって衰退しました。第二次大戦で町の半分が破壊されましたが、世界からの寄付によりほぼ完全な形で復元されています。
なお、正式地名は国内の同名の町と区別するため、”タウバー川河畔の”という意の添え書きが付きます。
 ローテンブルクの地図 : 英語サイトのガイドにある解りやすい地図です。

市庁舎
(Rathaus) 

市街の中心「マルクト広場(Marktplatz)」に西側に建つ建物で、現在も行政局として使われています。
13〜14世紀のゴシック様式の建物の前方に、16世紀のルネサンス様式の建物が増築されています。
高さ60mの鐘楼に登ることができ、市街を展望することができます。


市議宴会場
(Ratstrinkstube) 

マルクト広場の北側にある、1446年に市会議員の宴会用に建てられた建物です。
壁に1683年に主時計が、1910年に仕掛け時計が取り付けられています。
仕掛けは、30年戦争の際に町を包囲した敵将が出した3リットルのワイン一気飲みという難題を、時のヌッシュ市長がやってのけ、町の破壊と首切りを免除されたという故事にちなむものです。


聖ヤコプ教会
(St.Jakobs-Kirche) 

マルクト広場の北西にあるプロテスタント教会です。
14〜15世紀に建造されたゴシック様式の建物で、内部にある15世紀の「聖血祭壇」、「12使徒祭壇」などの彫刻や、ステンドグラスが見所です。
また1968年に納められた5500本のパイプを持つオルガンの響きが素晴しく、夏には週2回コンサートが行われます。


郷土博物館
(Reichsstadtmuseum) 

聖ヤコブ教会の北にある博物館です。13〜16世紀にドミニコ修道尼院だった建物で、当時使われていた台所がそのまま残されています。
1631年にヌッシュ市長がワインの一気飲みで町を救った際に使われたというワイン大杯も展示されています。


ブルク公園
(Burggarten) 

市街の西の端にある公園です。
ドイツ皇帝の家系となるシュタウフェン家が1142年に城を構えた地ですが、1356年の地震で崩壊してしまい、「ブラジウス礼拝堂(Blasiuskapelle)」だけが再建され、「ブルク門(Burgtor)」が建てられています。
全体に庭園となっており、町やタウバー川の渓谷を眺めることができます。


プレーンライン
(Plönlein) 

マルクト広場の南0.2km、中世の街並みで最も美しいといわれる地区です。
14世紀の「ジーバース塔(Siebersturm)」が通り沿いに建ち、西側には渓谷に下りる「コーボルツェラー門(Kobolzeller Tor)」があり、周辺は中世の瀟洒な民家が建ち並びます。
夜は街並みがライトアップされます。


ディンケルスビュール
(Dinkelsbühl) 

ローテンブルクの南40kmにある町です。ベルニッツ川(Fluss Wörnitz)川沿いにあり、13世紀に防衛設備を持つ帝国自由都市となりました。
30年戦争では、1632年に町を包囲した敵将に子供たちが慈悲を請い、破壊を免れたといわれています。また第二次大戦でも戦火を免れ、中世の街並みが残っています。
15世紀のゴシック様式の美しい教会「聖ゲオルク教会(Münster St.Georg)」があります。


ネルトリンゲン
(Nördlingen) 

ディンケルスビュールの南南東30km、1500万年前に隕石が落下してできたというリース盆地の中にある、直径1kmほどの円形の町です。
周囲は城壁で囲まれ、17世紀以後は街並みに全く手を加えずに現在に至っています。
15世紀の「聖ゲオルク教会(St.Georgkirche)」などの中世の建造物の他、隕石に関する紹介を行う「リースクレーター博物館(Rieskrater Museum)」もあります。


アウクスブルクからフュッセン<街道の南半分>
アウクスブルク
(Augsburg)

ネルトリンゲンの南南東60km、ミュンヘンの北西50kmにある人口25万人の町です。
紀元前1世紀にローマ皇帝アウグストゥスが植民地としたのが始まりで、中世はフッガー家の拠点となり、近郊での銀や銅の採掘による富で発展しました。第二次大戦で壊滅しましたが、忠実に再現されて今日に至っています。
なお市名は日本語では「アウグスブルク」とも呼ばれますが、現地発音では”ク”が濁らずに”アウクスブルク”です。
 アウクスブルク市街の地図

市庁舎
(Rathaus) 

市街の中心部にある、1620年に建てられた美しいルネサンス様式の建物です。
3階にある「黄金の間(Goldner Saal)」は金がふんだんに使われた豪華な部屋で見所になっています。
市庁舎の前は広場になっており、16世紀に造られた「アウグストゥスの噴水(Augustusbrunnen)」があり、市庁舎の北側には1618年に造られた高さ76mの「ペルラッハの塔(Perlachturm)」があります。


大聖堂
(Dom) 

市庁舎の北0.5kmにある聖堂です。10世紀から建設が始まった古い歴史を持ち、11世紀半ばという世界最古のステンドグラスがあります。
内部には古い美術品が多くあります。


モーツァルトハウス
(Mozarthaus) 

大聖堂の北にある、作曲家モーツァルトの父レオポルトが生まれた家です。
モーツァルトにちなむ楽器や家具などの資料が展示されています。


フッゲライ
(Fuggerei) 

市庁舎の東0.4kmにある福祉住宅です。1519年にフッガー家が救民のために建てた世界最古の社会福祉施設で、長屋風の住居が並んでいます。
一部が博物館となり、内部の様子を見学することができます。


フュッセン
(Füssen)

アウクスブルクの南100km、オーストリア国境間近にある町です。標高830mはドイツで最も高いところにある町で、ロマンティック街道の終点となっています。
古代ローマ時代から交通の要衝とされ、中世にはイタリアの交易で繁栄しましたが、17世紀の30年戦争で衰退しました。現在は近郊の観光拠点となっています。

ノイシュバンシュタイン城
(Schloss Neuschwanstein) 

フュッセンの南東5km、アルプスの麓に建つ白亜の美しい城で、「白鳥城」ともいわれます。
バイエルン王ルートビッヒ2世が国費を脅かすほどの資金を投じて、1869年から17年かけて建設したもので、心酔していた作曲家ワーグナーのオペラに登場する騎士の城をイメージして造られました。
完成後間もなく王は謎の死を遂げ、その後一般に開放されました。
ドイツを代表する観光スポットで、ディズニーの「シンデレラ城」のモデル、映画「チキチキバンバン」の舞台などになっています。


ホーエンシュバンガウ城
(Schloss Hohenschwangau) 

ノイシュバンシュタイン城の西1km、アルプ湖(Alpsee)畔に建つ黄色の城です。
12世紀の創建で、一時荒廃していましたが1836年にマクシミリアン2世が再建し、息子のルートビッヒ2世がノイシュバンシュタイン城の完成まで生涯の大半を過ごしました。
城内の部屋はさまざまな様式の装飾が施され、ワーグナーが弾いたというピアノもあります。


リンダーホフ城
(Schloss Linderhof) 

ノイシュバンシュタイン城の東20kmの山中にある小さな城です。
王家の狩猟地にルートビッヒ2世が1879年に造ったもので、ベルサイユ宮殿を模し、外面はイタリア・ルネサンスとバロック様式、内部は金色と鏡をふんだんに使った絢爛たるロココ調となっています。
庭園内にはワーグナーの歌劇「タンホイザー」の世界を表現し、当時画期的な発電機のライトアップ照明をつけた「ビーナスの洞窟」があります。


ヴィース巡礼教会
(Wallfahrtskirche zum Gegeißelten Heiland auf der Wies) 

フュッセンの北東20kmの町シュタインガーデン(Steingaden)郊外の牧草地にぽつんと建つ教会です。
1738年に町の農婦が、もらった救世主の木像に熱心に祈りを捧げていたところ像が涙を流す奇跡が起こり、巡礼地となって1754年に教会が建てられたものです。
外観は質素ですが、内装はヨーロッパ随一といわれるきらびやかなロココ様式となっています。


ドイツ南西部

ボーデン湖
(Bodensee) 

ドイツの南端にある、スイス、オーストリアにもまたがる湖です。琵琶湖の8割ほどの面積で、東西約70km、幅約15kmあります。
風光明媚な湖で、東端近くにリンダウ(Lindau)、北岸にメーアスブルク(Meersburg)、西部にコンスタンツ(Konstanz)といった町があります。コンスタンツの北には、全体が植物園のように多くの花が咲き乱れる「マイナウ島(Insel Mainau)」があります。


ウルム
(Ulm) 

アウクスブルクの西70kmにあるドナウ川沿いの人口12万人の町で、水運の要衝として古くから栄えてきました。
市街の中心にある「ウルム大聖堂(Münster Ulm)」は、高さ161mという世界で最も高い尖塔を持つことで有名です。
また科学者アインシュタインの生地でもあります。


シュトゥットガルト
(Stuttgart)

ウルムの北西80km、人口60万人のドイツ南西部の都市です。
自動車のダイムラー・クライスラー社やポルシェ社の本社がある工業都市で、音楽施設やや美術館が充実した芸術の町でもあります。
 シュトゥットガルト市街の地図

新宮殿/旧宮殿
(Neues Schloss/Altes Schloss) 

市街の中心部、中央駅の南にある宮殿群です。
「新宮殿」は19世紀初めに造られたバロック様式の建物で、当地方の王の居城だったものです。現在は州政府が入っています。
新宮殿の北東にある「旧宮殿」は13世紀に建てられたルネサンス様式の建物で、現在は州立博物館となっています。


メルセデス・ベンツ博物館
(Mercedes-Benz Museum) 

中央駅の北東4kmにあるダイムラー・クライスラー社の自動車の博物館で、2006年5月に新しい建物が完成しました。
創業期の自動車から最新の自動車まで、また歴代のレーシングカーも展示されています。ヒットラーが昭和天皇に贈ったという自動車も見ものです。


ポルシェ博物館
(Porsche Museum) 

中央駅の北7kmにあるポルシェ社の自動車の博物館です。
20台ほどの展示ですが歴代のスポーツカーが勢揃いしています。


バーデン・バーデン
(Baden-Baden)

シュトゥットガルトの西70kmにある人口5万人ほどの町です。
古くからの温泉保養地で、温泉施設やホテル、カジノなどが集まっています。”バーデン”は、ドイツ語の”入浴する”の意です。

カラカラ・テルメ
(Caracalla-Terme) 

広大な敷地に7種類のプールのような広い浴場がある温泉施設です。
サウナ以外は水着着用で利用でき、朝8時から夜10時まで営業しています。


フリードリヒスバート
(Friedrichsbad) 

1877年から営業している、宮殿のような豪華な温泉施設です。
水着は着用しない温泉ですが、入浴順序が決まっており、サウナやジェットバス、シャワーなどを経て最後にゆったりと休憩ルームで過ごすという流れになっています。
所要時間は2時間ほどで、月、木曜以外は男女混浴になっています。


ハイデルベルク
(Heidelberg)

シュトゥットガルトの北北西80km、ライン川支流のネッカー川(Fluss Neckar)の南岸にある人口15万人ほどの町です。
1386年にドイツ最古の大学が置かれた学園都市で、山の古城、赤砂岩の橋、中世の街並みという景観は第二次大戦の爆撃を免れて昔のままに残っています。
 ハイデルベルク市街の地図

マルクト広場
(Marktplatz) 

旧市街の中心にある広場で、中心には1701年に造られた「ヘラクレス噴水(Herkulesbrunnen)」があります。
広場に面して「市庁舎(Rathaus)」や「聖霊教会(Heiliggeistkirche)」が建ち、周辺には市内で最も古い館の「騎士の家(Haus Zum Ritter)」や「宮廷薬局(Kurfüstlich Hpf-Apotheke)」などがあります。
中世には公開裁判や処刑も行われた場所です。


聖霊教会
(Heiliggeistkirche) 

マルクト広場の西側に建つ、14〜16世紀に建てられたゴシック様式の教会です。
カトリックとプロテスタントの摩擦から、1705年から1936年まで内部に仕切りが造られていた歴史があります。塔に登ることもできます。


旧大学
(Alte Universität) 

マルクト広場の西0.3kmにある、1386年創立のドイツ最古の大学です。
建物は1712年のもので、その隣に1933年に建てられた新大学や、中世に書かれた”マネッセ写本”を収蔵する大学図書館があります。


学生牢
(Studentenkarzer) 

旧大学の裏手にある学生を収容した牢屋です。学生が悪事をはたらいた場合に大学規則で収監した場所で、国家への反逆で4週間、その他は最長2週間入れられたといわれます。
使われたのは1712〜1914年で、牢屋内は一見アートとも思える落書きで埋め尽くされています。


聖ピーター教会
(Peterskirche) 

大学図書館の前にある教会で、14世紀に建てられたネオゴシック様式です。
大学の付属教会として使われ、大学の教授たちが葬られています。現在はプロテスタント教会になっています。


プファルツ選帝侯博物館
(Kurpfälzisches Museum) 

旧大学の西0.4kmにある博物館です。1712年に建てられたバロック様式の建物で、内部に広い中庭があります。
リーメンシュナーダー作の12使徒の彫刻がある祭壇や、1907年に発見されたハイデルベルク原人に関する展示が見所です。


ハイデルベルク城
(Heidelberger Schloss) 

旧市街南西の高さ80mの丘に建つ赤砂岩の城です。13世紀に神聖ローマ帝国の選帝侯のために建てられた城で、歴代王の居城となりました。
増改築がたびたび行われ、ゴシックからルネサンスまでさまざまな建築様式が見られます。
中庭には「薬物博物館」があり、地下には22万リットルという世界最大のワインの大樽があり試飲ができます。
旧市街からケーブルカーで登ることができ、ガイドツアーもあります。


旧橋
(Alte Brücke) 

マルクト広場の北にあるネッカー川にかかる石橋です。
1788年に選帝侯カール・テオドールが造ったもので「カール・テオドール橋(Karl-Theodor-Brücke)」とも呼ばれます。
この橋からの旧市街とハイデルベルク城の景観が必見のスポットです。


哲学者の道
(Philosophenweg) 

旧市街から旧橋を渡った対岸の丘の中腹にある1.6kmの散歩道です。かつてゲーテをはじめ詩人や哲学者が思索にふけったといわれる道です。
橋からこの道に出るまでには、かなりきついつづら折れの坂の「シュランゲン小道(Schlangenweg)」を登ります。


シュパイヤー
(Speyer)

ハイデルベルクの南西25kmにある町です。
4世紀に司教座が置かれ、13世紀には帝国自由都市となって発展、帝国議会もたびたび開かれ「ゲルマニアの首都」といわれました。17世紀のフランス軍による破壊で衰退し、20世紀になってようやく修復がされました。

大聖堂
(Dom) 

市街の東寄り、ライン川近くに建つロマネスク様式の大聖堂です。
年に神聖ローマ帝国皇帝のコンラート2世が起工したもので、「カイザードーム(Kaiserdom/皇帝の大聖堂)」とも呼ばれます。皇帝は1039年に死去して工事中の大聖堂に埋葬され、完成は1061年でした。
17世紀に戦争で被害を受け、20世紀に入って発掘調査が始まり、修復がなされています。
歴代皇帝が眠る地下聖堂は特に美しいといわれています。


歴史博物館
(Historisches Museum der Pfalz) 

大聖堂の近くにある博物館です。
大聖堂の宝物をはじめ、町の歴史なども展示しています。大聖堂発掘の際に出土した王冠など、見ものも多くあります。



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