ドイツ西部の観光地を紹介します。フランクフルト、ライン川、ローレライ、ボン、ケルンなどです。


ドイツの観光地 - Germany - 4







ドイツ西部の観光地(フランクフルト/中部ライン川渓谷/ボン/ケルンなど)

ドイツ東部の観光地地図

ドイツ西部は、ライン川流域が中心になります。

ライン川の中流から下流に沿って主要な街が連なり、ドイツ屈指の観光「ライン下り」を楽しむことができます。

またライン川支流のマイン川流域にあるフランクフルトは、成田、関西、中部各空港から飛ぶことができるドイツの玄関口となります。










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・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。

フランクフルト周辺

フランクフルト
(Frankfurt am Main)

ドイツ中西部、ライン川の支流のマイン川(Fluss Main)沿いにある人口65万人の都市です。
ドイツの主要銀行の本店が多く集まる金融の中心地で、EUの欧州中央銀行もあります。ヨーロッパ有数のハブ空港があり、見本市が数多く開かれる国際的な町です。ゲーテの生地でもあります。
なお正式な地名は、国内に同じ地名があるため”マイン川沿いの”という添え書きになっています。
 フランクフルト中心部の地図

レーマーベルク
(Römerberg) 

市街の中央、マイン川の北岸近くにある旧市街の中心となる広場です。
「レーマー(Römer)」や1848年に国民議会が初めて開かれた「パウルス教会(Paulskirche)」、「ニコライ教会(Nikolaikirche)」など歴史的な建造物が集まっています。


レーマー(旧市庁舎)
(Römer) 

レーマーベルクの西側に建つ旧市庁舎の建物です。
貴族の屋敷を1405年に市庁舎に改造したもので、歴代の神聖ローマ帝国皇帝が祝宴を張り、52人の皇帝の肖像画が飾られた「皇帝の間(Kaisersaal)」があります。
2002年の日韓ワールドカップサッカーで準優勝したドイツチームが空港到着後にこのバルコニーで国民に挨拶をしています。
なお”レーマー”とは”ローマ人”の意です。


ドーム(大聖堂)
(Dom) 

レーマーベルクの東にあるゴシック様式の大聖堂です。
正式には”聖バルトロモイス教会(St.Bartholomäus)」で、13〜15世紀に建造され、1356年から7選帝侯によるドイツ皇帝の選出、16〜18世紀には皇帝の戴冠式がここで行われました。
高さ95mの八角形の塔には登ることができます。


ゲーテハウス
(Goethehaus) 

レーマーベルクの北西0.5kmにある文豪ゲーテの生家です。
1749年生で、16歳までここで過ごし、「若きウェルテルの悩み」などを執筆しました。
5階建ての建物は第二次大戦で破壊され、戦後再建されたものですが、家具や調度品は疎開させていて幸い難を逃れ、実物を見ることができます。


ハウプトヴァッヘ
(Hauptwache) 

レーマーベルク北0.3km、市街の中心部にあたる交差点で、ショッピングモールのある地下街やレストランなどが集まる繁華街です。
東に延びる「ツァイル(Zeil)」は歩行者天国、北には欧州経済の中心である証券取引所があります。


シャウマインカイ
(Schaumainkai) 

旧市街のマイン川の対岸にあたる川沿いの通りです。
「博物館通り」とも呼ばれ、「市立美術館」、「建築博物館」、「フィルム博物館」などバラエティに富んだ7つの博物館が並んでいます。


ザクセンハウゼン
(Sachsenhausen) 

シャウマインカイ南の下町の地区です。
居酒屋やレストランが集まり、名物のアップルワインを飲むことができます。


フランクフルト近郊
ヴィースバーデン
(Wiesbaden) 

フランクフルトの西30kmにある人口27万人のヘッセン州の州都で、国際会議都市です。
ローマ時代からの温泉保養地の町で、1913年開業の「カイザー・フリードリッヒ浴場(Kaiser-Friedrich-Bad)」は旅行者でも利用でき、1771年から続く「カジノ(Spielbank)」も有名です。


マインツ
(Mainz) 

フランクフルトの西南西30kmにある人口18万人の町です。マイン川がライン川に合流する地点にあり、”ライン川下り”の出発点です。
水運の要衝でローマ時代から町が造られ、8世紀には大司教座が置かれました。
10世紀から建設が開始されたロマネスク様式の「マインツ大聖堂(Dom)」はケルン、トリーアと並ぶドイツ3大聖堂の一つです。
また15世紀に活版印刷を発明したグーテンベルクの生地で、「グーテンベルク博物館(Gutenberg-Museum)」では世界最初の印刷による聖書をはじめ印刷や製本に関する展示を行っています。
 マインツ市街の地図


ライン川中流域

中部ライン川渓谷
(Mittelrheintal) 

ライン川(Fluss Rhein)は、アルプスが源流で、ボーデン湖からドイツ南西部をスイス、フランス国境沿いに流れ、ドイツ国内に入ってケルンやデュッセルドルフを通り、オランダに入って北海に注ぐ全長1320kmに及ぶ大河です。ドイツでは「父なる河」と呼びます。
このうち、マインツからコブレンツに至る約90kmは山が迫る地形に古城や景勝地が多く点在する観光のハイライトで、世界遺産にもなっており、景観保護のためにこの区間には橋が一つも架けられていません。
マインツからケルンの間で多くの観光船が運航されており、手軽にクルーズが楽しめます。
 ライン川の案内地図 : リューデスハイムからケルンまでの名所が載っています。
 KDライン社のホームページ : "Schiffstouren"→"Linienfahrten"→"Fahrplan Rhein"で船の運行時刻表が出ます。

リューデスハイム
(Rüdesheim) 

マインツの西25km、ライン川北岸にあるブドウ畑に囲まれた小さな町です。
中心にある「つぐみ横丁(Drosselgasse)」はワイン酒場が軒を連ねる有名なスポットで、8月にはワイン祭りが開かれます。
北西の丘ニーダーバルト(Niederwald)にはロープウェーで登れ、ライン川の景観が一望できます。ここからライン下りの観光船も出ます。


ビンゲン
(Bingen) 

リューデスハイムの南西2km、ライン川南岸の町です。西進してきたライン川が北へ向きを変え、ここから山が迫る渓谷が始まる地です。
丘の上に市庁舎として使われている「クロップ城(Burg Klopp)」があります。


ねずみの塔
(Mäuseturm) 

ビンゲン近くのライン川中洲に建つ塔です。
14世紀に建てられたもので、航行する船から通行税と徴収する税関でした。
名称は、民を苦しめた司教がこの塔でねずみの大群に襲われたという言い伝えにちなみます。


ラインシュタイン城
(Burg Rheinstein) 

ビンゲンから3km、ライン川左岸の崖の上にある城です。
13世紀に建てられ、14世紀にはマインツの大司教の所有になりました。
堅固な造りでしたが17世紀は廃墟となり、1823年にプロイセンのフリードリヒ皇太子が再建しました。
内部には中世の武器や調度品などが展示されています。


ライヒェンシュタイン城
(Burg Reichenstein) 

ビンゲンから5km、ライン川左岸にある城です。
ライン川沿いの城では最古のひとつで、11世紀初めの創建といわれ、ライン川の船を襲う強盗騎士の隠れ家になった時期もありました。
2度ほど破壊され、現在のものは1900年頃再建されたものです。
現在は古城ホテルとなっています。


ゾーネック城
(Burg Sooneck) 

ビンゲンから7km、ライン川左岸にある城です。
11世紀に建てられた古いもので、これも強盗騎士の隠れ家になったことがあります。
1689年にフランス軍に破壊され、1843年に再建されています。


バッハアラッハ
(Bacharach) 

ビンゲンから15kmのライン川左岸にある町で、木組みの家屋が建ち並びます。
丘の上に12世紀に建てられた「シュターレック城(Burg Stahleck)」は、1689年にフランス軍が爆破、1927年に再建されたもので、現在はユースホステルになっています。


プファルツ城
(Die Pfalz) 

ビンゲンから18kmのライン川右岸近くの中洲に、浮かぶ船のように建つ城です。
14世紀初めにプファルツ選帝侯が航行する船から通行税を徴収するため築いたもので、豪雨による水位上昇にも安全な工夫が施されています。
右岸のカウプ(Kaub)の町から渡し舟で見学ができます。
カウプの丘の上には13世紀に造られ、古城ホテルとなっている「グーテンフェルス城(Burg Gutenfels)」があります。


シェーンブルク城
(Schönburg) 

ビンゲンから21kmのライン川左岸にある町オーバーベーゼル(Oberwesel)の山の上にある城です。
12世紀に建てられ、14世紀に拡張されています。
これも1689年に破壊されて再建されたもので、古城ホテルとして使われています。


ローレライ
(Loreley) 

ビンゲンから26km、ライン川の川幅が狭くなり、流れが大きく右に曲がる右岸にある高さ130mの岩山です。
船の難所で、岩山の上で水の妖精が歌を歌い、船乗りを惑わせて難破させたという伝説があります。
歌にも歌われた有名な観光スポットですが、単なる岩山で"LORELEY"の看板があるのみ、観光船も急流で短時間で通り過ぎるため「世界三大がっかり」にも入れられることがあります。


ねこ城
(Burg Katz) 

ビンゲンから28km、ライン川右岸の町ザンクト・ゴアールスハウゼン(Sankt Goarshausen)の山の頂上に建つ城です。
1371年にカッツェネルンボーゲン伯爵が建てたもので、略称で”ねこ”の意のカッツ城と呼ばれるようになりました。
一時廃墟になりましたが再建されました。現在は個人所有で内部見学はできません。


ラインフェルス城
(Burg Rheinfels) 

ザンクト・ゴアールハウゼンの対岸の町ザンクト・ゴアール(Sankt Goar)の山にある城です。
1245年に造られ、改築によりドイツで最も堅固な城となりました。1794年にフランス軍に破壊され、ドイツで最大の廃墟となりましたが20世紀に入って再建されています。
一部が古城ホテルになっています。


ねずみ城
(Burg Maus) 

ザンクト・ゴアールハウゼンの北西3kmのライン川右岸の町ベルミッヒ(Wellmich)の山の上にある城です。
1356年にトリーアの大司教によって建造され、後に「ねこ城」のカッツェネルンボーゲン伯爵が所有したため、”猫がネズミを食う”たとえから”ねずみ城”と呼ばれるようになりました。
こちらも個人所有のため、内部見学はできません。


マルクスブルク城
(Marksburg) 

ビンゲンから50km、ライン川右岸のブラウバッハ(Braubach)の町の山の上にある城です。
12世紀に建造され、増改築を繰り返しました。一度も陥落したことがなく当時の姿をそのまま伝える貴重な城です。


コブレンツ
(Koblenz)

ビンゲンから60km、中部ライン川渓谷の出口にある人口10万人の町です。西からフランスを源流とするモーゼル川(Fluss Mosel)が合流します。
古代にローマ帝国が砦を築いた地で、フランス革命時にはフランスの支配下に置かれ、1815年のウィーン議定書でドイツの前身のプロイセン支配下に移っています。

ドイチェス・エック
(Deutsches Eck) 

市街の中央部、北上するライン川と西からのモーゼル川が合流する地点で、先が尖った三角形の公園になっています。
「ドイツの角」の意で、ドイツの初代皇帝ビルヘルム1世の騎馬像が建てられています。


リープフラウエン教会
(Liebfrauen Kirche) 

ドイチェス・エックの南西0.8kmにある教会です。
かつてカトリックの信仰を集めていた丘に12〜13世紀に建てられたロマネスク様式の教会で、バロック様式のタマネギ形の屋根が特徴です。


エーレンブライトシュタイン要塞
(Festung Ehrenbreitstein) 

ドイチェス・エックの東、ライン川の対岸の丘に建つ要塞です。
10世紀ごろに造られ、増改築が繰り返されて19世紀にはトリーア大司教の所有、その後プロイセン王国の所有となりました。
コブレンツの市街や、ライン、モーゼル両河川を眺めることができる絶好のポイントです。


ボン
(Bonn)

コブレンツの北西50km、ライン川沿いにある人口30万人の町で、1990年のドイツ統一以前は西ドイツの首都でした。
中世はケルン大司教の居住地で、大学が置かれた文教都市であった地で、大作曲家ベートーベンの生地、またシューマンが没した町でもあります。
 ボン市街の地図

ミュンスター寺院
(Münster) 

市街の中心部、中央駅の北にある教会です。
11〜12世紀に建てられたロマネスク様式の寺院で、八角形の尖塔があります。
14世紀には神聖ローマ帝国の戴冠式が行われています。


ベートーベン・ハウス
(Beethoven Haus) 

中央駅の北0.5kmにある、ベートーベンが1770年に生まれた家で、博物館となっています。
作曲に使ったピアノや補聴器、楽譜や直筆の書簡などが展示されています。
2004年にこの隣に最新のデジタル技術を駆使してベートーベンの生涯や歌劇の舞台をバーチャルに体験できる「デジタル・ベートーベン・ハウス」がオープンしています。


ケルン
(Köln)

ボンの北40km、ライン川沿いにある人口100万人の大都市です。
紀元前1世紀にローマ時代の植民地として建設された歴史のある町で、ラテン語の”植民地(Colonia)”が地名になりました。8世紀に大司教座が置かれ、多くの聖堂が建てられました。
18世紀から生産が始まったオーデコロンが有名で、その名もフランス語で「ケルンの水」の意です。また地ビールの「ケルシュ(Kölsch)」も有名です。
2月下旬から3月上旬に開かれるカーニバルはドイツ最大で、「バラの月曜日」という大パレードが呼び物です。
 ケルン中心部の地図

大聖堂
(Dom) 

市街の中心部、ライン川西岸近くにあるドイツ最大のゴシック様式の大聖堂です。
高さ157mの尖塔が2本立ち、幅86m、奥行き144mという壮大な規模です。塔は509段の階段で高さ95mの展望台に登ることができます。
1248年に造営が始まり、14世紀に内陣が完成、以後再三の中断を経て最終的に完成したのは1880年です。
ドイツ・カトリックの総本山として、ケルンのシンボルとなっています。


ローマ・ゲルマン博物館
(Römisch-Germanisches Museum) 

大聖堂の南にある博物館です。
第二次大戦中に防空壕を掘っていたところ、偶然に2世紀のローマ時代の住居が発見され、そのままの状態で博物館が建てられたものです。
発掘された住居を飾る美しい「ディオニソス・モザイク」が見所で、他に多くの石の建造物が展示されています。


アウグストゥスブルク宮殿
(Schloss Augustusburg) 

ケルンの南15kmの町ブリュール(Brühl)にある華麗な宮殿です。
ケルン司教のクレメンス・アウグストが1768年に建てたもので、ドイツのロココ様式の傑作といわれています。
内部のノイマン作の大階段は木製ながら、大理石に見える装飾が施されています。
美しい庭園のはずれには、狩の館として造られた「ファルケンルスト城(Jagdschloss Falkenlust)」があります。


デュッセルドルフ
(Düsseldorf)

ケルンの北北西40kmにある人口50万人ほどのライン川沿いの都市です。ルール工業地帯の中核都市で、日本企業も多く進出しています。
12世紀頃から町が形成され、19世紀の産業革命で発展しました。
詩人ハイネの出身地で、郊外のネアンデルタールは先史時代の原人の骨が発見された地として知られています。
 デュッセルドルフ市街の地図

ケーニヒスアレー
(Königsallee) 

ライン川東岸の市街中心部を南北に走る、約1kmの並木道です。
中央に堀があり、道沿いには高級ブティックやギャラリーなどが並ぶファッショナブルな通りで「小パリ」といわれ、市民からは「ケー」という愛称で呼ばれています。


ゲーテ博物館
(Goethe Museum) 

ケーニヒスアレーの北東、公園のホーフガルテン(Hofgarten)にあるゲーテに関する資料を展示する博物館で、18世紀に造られた伯爵の狩猟用の館「イェーガーホフ(Jägerhof)」の中にあります。
20世紀前半にゲーテに関する資料を収集した出版者のキッペンバークのコレクションが展示されています。


旧市街
(Altstadt) 

ケーニヒスアレーの西、ライン川沿いの地域です。
中世からの街並みが残る地域で、16世紀の「旧市庁舎(Rathaus)」や、再建された14世紀の「城門の塔(Schlossturm)」などがあります。
200軒もの居酒屋やレストランが集まる繁華街でもあり、”ドイツで一番長いカウンター”とも呼ばれています。


ハイネの家
(Geburtshaus des Heinrich Heines) 

旧市街の南寄りにある、詩人ハイネが1797年に生まれた家です。
現在はビア・レストランになっていて、ハイネの家を示す看板がはめられています。


ベンラート城
(Schloss Benrath) 

旧市街の南東12km、市の南端にある城です。
1773年にテオドール選帝侯が狩猟の館として建てたもので、ロココ、バロックの両様式が混合しています。
フランス庭園、イギリス庭園があり、南西側には広大な公園が広がっています。


ネアンデルタール
(Neandertal) 

旧市街の東15kmにある渓谷で、1856年に洞窟からヒトの祖先とされるネアンデルタール人の骨が発見された地です。
20万年前に出現し、3万年前に滅びたといわれています。
渓谷には「ネアンデルタール博物館(Neanderthal Museum)」があり、近くには発見された遺跡があります。


ドイツ西部各地

アーヘン大聖堂
(Aachener Dom) 

ケルンの西70km、オランダ、ベルギーと国境を接する町アーヘンにある大聖堂です。
9世紀にフランク王国のカール大帝が建てた宮殿の付属礼拝堂だったロマネスク様式の建物で、16世紀まで神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式がここで行われました。
八角形のドームが特徴です。


エルツ城
(Burg Eltz) 

コブレンツの南西25km、モーゼル川沿いの町モーゼルケルン(Moselkern)の北の山中にあるドイツ有数の美しい城です。
12世紀半ばに建造され、増改築を重ねて現在に至っています。


コッヘム
(Cochem) 

コブレンツの南西40km、モーゼル川沿いにある小さな町です。
ワインの産地で、周辺はブドウ畑が広がり、町の中心に「市庁舎」の建つ「マルクト広場」があります。
丘の上には10世紀頃に建てられた美しい「ライヒスブルク城(Reichsburg)」があります。


トリーア
(Trier)

コブレンツの南西100km、モーゼル川の中流にあるルクセンブルク国境に近い町です。
有史以前から集落があり、紀元前1世紀にカエサルが征服、ローマ時代は重要な都市となりました。衰退後10世紀になってハインリヒ大司教が再興し、マインツやケルンと並ぶ強大な権力を握りました。
町にはドイツでは珍しくローマ時代の遺跡が点在し、あわせて中世の繁栄した時代の建物も混在して、これらが世界遺産になっています。

大聖堂
(Dom) 

旧市街の中心にあるロマネスク様式の大聖堂で、正式には「聖ピーター大聖堂(Dom St.Peter)」です。
4世紀初めにローマ皇帝コンスタンティヌスが宮殿を改築して造られた非常に古いものです。南北の棟がありましたが、南側部分はリープフラウエン教会に改築ました。
聖堂は第二次大戦で破壊され、1974年に再建されました。
2004年に周辺の開発による景観の問題で「危機遺産」に指定されましたが、その後の計画の改善で、2006年に危機遺産からは除外されています。


リープフラウエン教会
(Liebfrauenkirche) 

大聖堂の南隣に建つ教会です。
大聖堂の南棟を13世紀に改築して造られたもので、初期ゴシック建様式ですが、曲面が多くと採り入れられた独自の形を持っています。


バジリカ
(Basilika) 

大聖堂の南にある4世紀のコンスタンチヌス帝の宮殿だった巨大な建物です。
内部は仕切りのないホールになっており、フランク王国時代は宮殿、中世はトリーア大司教の住居として使われ、現在はプロテスタント教会となっています。


ポルタ・ニグラ
(Porta Nigra) 

大聖堂の北にある2世紀のローマ時代に造られた門です。「黒い門」の意で、砂岩の表面が黒く変色したため中世からこう呼ばれてきたといわれます。
幅、高さとも30mほどある堂々としたもので、かつては町の城壁の一部だったものです。
11世紀に聖者が住み着いたため、その死後からは教会として大切にされてきたということです。


カイザーテルメン
(Kaiserthermen) 

大聖堂の南0.8kmにあるローマ浴場跡です。
4世紀のコンスタンチヌス帝時代に造られたもので、建物の一部や、水道施設、床暖房施設跡などが残っています。


ローマ橋
(Römerbrücke) 

カイザーテルメンの西1km、モーゼル川に架かる2世紀に造られた橋です。
7本の橋脚中5本が当時のもので、18世紀に整備された石橋が載っています。



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