オランダは、チューリップと風車で有名な国です。
ライン川が北海に注ぐ低湿地帯に位置して干拓地が多く、国土の4分の1は標高が0m以下です。
1648年にハプスブルグ家のスペインから独立し、東インドにも進出して18世紀が黄金時代でした。
1600年に日本に船が漂着して以来、鎖国の日本と交易して、「蘭学」をもたらした歴史もあります。
首都はアムステルダムですが、政治の中心は王宮や国会が置かれているハーグです。
このページでは首都アムステルダムとその近郊のスポットを紹介します。
面積 : 4.1万ku(九州程度)
人口 : 1633万人(2006年)
人種 : オランダ人(8割)
言語 : オランダ語
宗教 : カトリック(3割)、プロテスタント(2割)
《気候》
夏涼しく、冬温暖な気候で、降水も年間を通じて適度にあります。雨の降る日が多く、一日のうちでも天気が変わりやすいです。
《時差》
日本標準時 − 8時間です。
3月最終日曜日〜10月最終土曜日はサマータイムで 日本標準時 − 7時間 となります。
《アクセス》
アムステルダムまで、成田空港から12時間5分、関西空港から12時間20分です。
《ビザとパスポート》
ビザは観光で3ヶ月以内の滞在なら不要です。
パスポートは出国時に3ヶ月以上の有効残存期間となっていることが必要です。
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★世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
オランダ中西部、アイセル湖(Ijsselmeer)の一番奥にある人口70万人の首都です。
13世紀に南から流れてくるアムステル川(Amstel)河口にダムを築いて町を造ったのが始まりで、市名の由来になっています。以後、港湾都市として発展し、アムステルダム港(Amsterdam Haven)に面する中央駅を中心に、同心円状に築かれた5本の運河とそれらをつなぐ多数の運河がはりめぐらされています。
アムステルダム中心部の地図
アムステルダム港と運河にはさまれた位置にある国鉄の駅です。
1889年に造られたレンガ造りの建物で、国内やヨーロッパ各地への列車が頻繁に発着します。
東京駅がこれをモデルに造られたといわれていますが、根拠が薄弱で、どうも後から作られた話のようです。雰囲気は似ています。
この縁で2006年4月に東京駅と姉妹駅の締結をしています。
中央駅の南東にある、堂々たるネオ・ルネサンス様式のカトリック教会です。
1887年の創建で、船乗りの守護神・聖ニコラス(オランダのサンタクロース)を祀っています。
聖ニコラス教会から南の地域で、14世紀から続く風俗歓楽街です。飾り窓から風俗女性が客を誘うことからついた名前です。
オランダでは売春とソフト・ドラッグ(麻薬)が合法化されており、この地域では正式なビジネスとして成り立っています。
国内外から夜の観光客が訪れます。当然ながら治安はあまりよくありませんので注意が必要です。
中央駅の南西0.8kmにある市街の中心となる広場で、町が建設された当時にダムが造られた地です。
中央駅からはダムラック通り(Damrak)が一直線につながっており、周辺に観光スポットが集まっています。
広場の東側には、1956年に第二次大戦のオランダ人犠牲者を慰霊する高さ22mの「戦没者慰霊塔(Nationaal Monument)」が立っています。
ダム広場の西側にある石造りの5階建ての建物です。オランダ黄金時代の1648年に市庁舎として建てられたオランダ古典様式の傑作といわれます。
19世紀初めのナポレオン占領時代に王宮となりましたが、後に再び市庁舎となり、1953年から王室の迎賓館として使われています。
特別行事がある時以外は一般公開しています。
ダム広場の北西にある、15世紀創建のゴシック様式の教会です。「旧教会」に次いで造られたためにこう呼ばれます。
1645年に火災に遭って再建されていますが、聖歌隊席天井の装飾などに創建時のものが残っています。
19世紀以後、国王の戴冠はここで行われています。
ダム広場の北東0.5kmにある市内最古の教会です。
かつての墓地に13世紀から建設が始まり、途中都心での「新教会」の建設で遅れ、15世紀頃までかかりました。以後、破壊や修復を重ね、最後の修復が終わったのは1998年です。
ルネサンス期のステンドグラスやパイプオルガンが見所です。
ダム広場の南南西0.3kmにある博物館です。
16世紀から1960年まで孤児院だった建物を博物館にしたもので、13世紀以後のアムステルダムの歴史資料や絵画を時代別に紹介しています。
ダム広場の南0.7km、ムント広場(Muntplain)の南に立つ尖塔です。
1490年に市の城壁の見張り塔として造られたもので、17世紀にここで一時貨幣(ムント)鋳造が行われたためにこの名がついています。
鐘楼には28個の鐘があるカリヨン(組鐘)があり、時を告げています。
ムント塔の西、シンゲル運河(Singel)に固定して浮かぶボート上で常設して行われている花の市場です。
花、球根、種などが所狭しと並んでいつも賑わっています。
なお植物の日本持込は検疫にひっかかりますので、お土産にするには「検疫済み(表示:Certificate)」のものを選ぶ必要があります。
ダム広場の西北西0.6kmにある17世紀に造られた商館です。
1942〜44年に「アンネの日記」の作者アンネ・フランク一家がナチスから隠れ住んだ場所で、3階の回転本棚が秘密の住み家の入口となって奥の屋根裏部屋が当時のまま保存されています。
直筆の日記もここに展示されています。
ダム広場の南東0.8km、運河のそばにある17世紀のオランダの画家レンブラントが住居兼アトリエとした建物です。
1639年から20年近く過ごし、ここで数々の傑作を生み出しました。
300点近いデッサンやエッチングなどが展示され、アトリエをはじめ住居内を見学することもできます。
レンブラントの家の南東0.4km、アムステル川河畔に2004年にオープンした美術館です。
ロシアのサンクトペテルブルクにある「エルミタージュ美術館」の膨大なコレクションから、展示しきれない未公開作品を年2回の特別展で展示するものです。
なお建物は17世紀のもので、美術館としてこのエリアの拡張整備が2007年まで続きます。
エルミタージュ美術館の南、アムステル川に架かる木造の跳ね橋です。1671年に建築家マヘレによって造られたものです。
かつて開閉は手動でしたが、1994年から電動で20分置きに開閉するようになりました。
夜はイルミネーションでライトアップされます。
ダム広場の南西2kmにある国内最大の博物館です。
建物は1885年に建築家カイベルスの設計で造られたネオ・ゴシック様式で、絵画5千点、工芸品や歴史資料も多数収蔵しています。
中でもレンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」をはじめオランダ絵画の至宝の展示が見所です。
国立博物館の南西にある19世紀後半のオランダの画家ゴッホの作品を展示する美術館です。
1973年の開館で、ゴッホの遺族に寄贈された作品を中心に収蔵しています。
名作「ひまわり」をはじめ200点の絵画や多数のデッサン、書簡が展示されています。
ファン・ゴッホ美術館の西隣にある美術館です。1895年開館の現代美術専門の美術館です。
19世紀以後のオランダ、フランス作家の作品を展示しています。
市立近代美術館の南向かいにあるコンサート・ホールです。
1888年に建造された新古典様式の建物で、音響設備は世界屈指といわれます。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の本拠地ともなっています。
国立博物館の南東0.5kmにあるオランダの代表的ビールメーカー「ハイネケン」の博物館です。
創業時の製造用具から現在の生産工程までの紹介があります。見学後はバーでできたてのビールが3杯まで試飲できます。
アムステルダム市内の運河を巡って街並みを眺めるクルーズがいくつも出ています。
中央駅の南側の運河に発着所があり、所要は約1時間です。
アムステルダムの南西10km、スキポール空港近くの世界最大の生花市場です。
広大な市場建物の中で1日に2千万本近くの切り花や植物の取引が行われ、その8割は空港からすぐ海外へ輸出されます。
取引の様子を見学することができます。
アムステルダムの南西25km、リッセ(Lisse)の町にある公園です。
32haの広大な敷地にチューリップを中心とする色とりどりの球根花が数百万本咲き乱れています。
かつては貴族の領地で、19世紀に庭園が造られ、1914年に一般に開放、1949年に球根花の展示会として現在に至っています。
チューリップが主役の公園のため、開場は毎年3月下旬から5月中旬までの期間限定となっています。
アクセスは、バスがライデン(Leiden)から出ています。
アムステルダムの北15km、ザーン川沿いに5基ほどの風車が建ち並び、見渡す限りの平地には羊が草を食んでいるというオランダの原風景を残す村です。
景観保存のため、17〜18世紀の建物が移築されています。
ベーカリーや時計屋などは博物館になっており、チーズやマスタード、木靴などの工房は実際に製造を見学することができます。
アムステルダム東南東15km、アイセル湖の最も南奥のアイメア湖(Ijmeer)と呼ばれる水域に面する町マウデン(Muiden)にある質素な城です。
11世紀に海から川に入る船を監視するために造られ、城の周囲は運河に囲まれています。17世紀には詩人ホーフトが住み、友人の芸術家を呼んで作品製作の場を提供しました。
内部はガイドツアーのみで見学ができます。
アムステルダムの西20kmにある、中世の雰囲気を残す町です。16〜17世紀に宗教改革の弾圧を逃れたフランドル人が多く移住し、この地でリネン織物やビール業を発展させました。
なお、ニューヨークにあるハーレム地区はオランダ人の入植地で、この地の名前を採ったものです。
ハーレムの地図
市街の中心部にある広場です。
14世紀の「市庁舎(Stadhuis)」や15世紀の「聖バヴォ教会(Sint-Bavokerk)」、現在はフランス・ハルス美術館となっている1603年創建の「旧肉市場(Vleeshal)」など中世の建造物が囲んでいます。
フローテ・マルクトの南東側にある15世紀創建のゴシック様式の教会です。
当初はカトリック教会で壮麗な装飾がありましたが、16世紀の宗教改革で内部装飾は破壊されて質素になっています。
クリスチアン・ミューラーによる1738年作の巨大なパイプオルガンが見もので、モーツァルトが11歳の時に弾いたことで知られています。
フローテ・マルクトの南南西にある美術館です。17世紀に建てられた老人ホームの建物を1913年の美術館にしたものです。
16世紀の肖像画家フランス・ハルスの作品を11枚展示しています。
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