アラスカは、アメリカ大陸の北西端にあるアメリカ合衆国の1州で、東はカナダ、西はベーリング海峡を挟んでロシアです。北部は北極圏に入っています。
古くからエスキモーとインディアンの土地で、19世紀にロシアが植民地としましたが、財政難のため1867年にアメリカに有償売却しました。
アメリカでは当初「購入は愚行」とたたかれましたが、直後に金鉱が発見されてゴールドラッシュに沸きました。20世紀には油田が発見されています。
「主役は自然、人間はただの訪問者」というコンセプトで雄大な自然が満喫できる地です。
面積 : 153万ku(日本の4倍)
人口 : 66万人(2005年)
人種 : ヨーロッパ系白人(8割)、エスキモー、アメリカインディアン(2割)
言語 : 英語
宗教 : 主にキリスト教
《気候》
南部は暖流の影響で比較的温和ですが冬は冷えます。東南部や南西部は雨が多いです。中央部は内陸性で、夏冬や朝晩の温度差が激しい地域です。北部は酷寒の気候です。
《時差》
日本標準時 − 18時間です。
4月第1日曜日〜10月最終土曜日はサマータイムで 日本標準時 − 17時間 となります。
《アクセス》
日本からの直行便はなく、アンカレジまでシアトルから3時間40分前後です。
《ビザとパスポート》
ビザは観光で90日以内の滞在なら不要ですが、入国時に復路の航空券の提示が必要です。
パスポートは帰国時まで残存有効期間があればいいです。
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★世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
アラスカ南部、南から入り込む大きなクック入り江(Cook Inlet)の奥にある人口27万人のアラスカの中心地です。
1778年にイギリスの探検家キャプテン・クックがいかり(anchor)を下ろした場所が地名の由来です。ゴールドラッシュ後に、1915年から鉄道建設の基地として、また第二次大戦中は軍需産業によって発展しました。
すぐ郊外には自然が広がり、アラスカ観光の起点にもなっています。
アンカレジ市街の地図
アンカレジ市街中心部の地図 : アラスカ州政府日本支局のサイトにあるものです。
市内のダウンタウンにある博物館兼美術館です。1968年の開館で、1985年に拡大改装した近代的な建物です。
1階は絵画を中心とした美術館で、2階はアラスカの民族、歴史などの資料を展示した博物館になっています。
ダウンタウン西の海岸近くにある公園です。
キャプテン・クックを記念して造られたもので、銅像が立つ「キャプテン・クック記念碑(Captain Cook Monument)」があります。
眺めのよいスポットで、好天の日には遠くマッキンリーも見ることができます。
ダウンタウンの北を東西に流れる川です。毎年6〜9月に鮭が遡上するのが見られます。
普段でも市民が釣りを楽しむのが見られます。
ダウンタウンの東北東10kmにあるアラスカ先住民の文化を紹介する施設です。
1999年の開館で、インディアンの集会所を模したウェルカム・ハウスを中心に、湖をを囲んで5つの民族のモデル村落が造られています。
それぞれの民族衣装や舞踊、工芸品の製作などを見ることができます。
ダウンタウンの西南西5kmの海岸沿いの斜面にある公園です。
1964年にM9.2という巨大地震が当地を襲い大きな被害を受けたことを記念して造られたもので、記念のモニュメントが立っています。
ダウンタウンの町並みを海越しに望む展望スポットになっています。
ダウンタウンの南西7km、アンカレジ国際空港の北にある水上飛行機の発着場です。
アラスカでは自家用車代わりに近い水上飛行機が、ここでは世界一の発着回数を誇ります。
アンカレジの東南東65km、南にキナイ半島を隔てる入り江を望むアラスカ最大のスキーリゾートです。海に向かって滑り降りる形のコースが多数あり、眺望の良さは北米一といわれています。
シーズンは11〜4月ですが、夏もレジャーの拠点として人気があります。
なお”アリエスカ”は「広大な白い土地」というロシア語で、”アラスカ”の語源でもあります。
アンカレジの南、深く切れ込む湾を隔てて広がる東西200km、南北250kmの大きな半島です。西側にはクック入り江、東側にはプリンス・ウィリアム湾があります。
キナイ半島の地図
アンカレジの南東80km、本土と半島の接合点にある氷河です。長さ約10km、幅1.6kmほどで、氷河の侵食でできたポーテージ湖があります。
独特の青みを帯びた氷塊が特徴で、アンカレジから手軽に行ける氷河として人気です。周辺にはヒグマやビーバーが生息しています。
アンカレジの南150km、キナイ半島南東岸中央部のリザレクション湾(Resurrection Bay)の奥にある町です。
ここから南西のキナイ・フィヨルド国立公園観光の拠点としてクルーズ船が発着します。
スワード西郊の山中にある氷河です。かつて氷河の先端があった位置に年ごとの標識があり、年を追って後退する現実が目の当たりにできます。
海ではなく、陸に流れ込む氷河として珍しいもので、解けた多くの水が川として流れていきます。地元の人は「20年後には消滅する」と言っています。
ここもキナイ・フィヨルド国立公園の一部となっています。
スワードの南西、キナイ半島南東部の海岸一帯の国立公園です。
半島の南東部を覆う長さ56km、幅40kmの広大な「ハーディング氷原(Harding Icefield)」が、押し出した氷河でいくつものフィヨルドを形成しています。
スワードから沿岸をめぐる1日クルーズ船が出ており、”孤独の峰々”と呼ばれる白い山の連なりや、海ではラッコやトドなどの海洋生物に出会えます。
キナイ半島の東に広がる湾です。沿岸は氷河で形作られたフィヨルドがいくつもあり、侵食で切り離された島が多く浮かびます。
南のアラスカ湾とは防波堤のような細長い島で区切られ、陸に囲まれた穏やかな湾となっています。
湾の西奥で、キナイ半島付け根にあたるアンカレジ南東90kmの町ウィッティア(Whittier)から出る、「26氷河クルーズ」という豪華船による沿岸観光クルーズが人気です。所要時間は4.5時間かかります。
アンカレジの東180km、プリンス・ウィリアム湾の北岸に流出する世界最大級の氷河です。全長は64km、先端部の幅は6kmに達し、1日10mほど流れているといわれます。
かつてはその先端部の壮大な崩落の眺めが売り物でしたが、近年氷河は後退し、河口にはに氷山が溜まってよく見えなくなっているようです。
氷河の東の町バルディーズ(Valdez)から日帰りクルーズが出ていますが、この後退状態で存亡の危機に立っているそうです。
キナイ半島の南西100kmに浮かぶ南北250km、幅100kmのアラスカ最大の島です。暖流の影響で比較的温暖な気候に恵まれています。
東岸の町コディアックは、1792年にロシアのバラノフが居留地を開き、ラッコの毛皮生産を行った島の中心地です。
市街にあるアメリカの歴史史跡に指定された「バラノフ博物館(Baranov Museum)」はかつてのラッコの毛皮貯蔵庫だったもので、ロシア統治時代の品々が展示されています。
島は世界最大のヒグマ「コディアック・ベア」をはじめ野生生物の宝庫です。
アンカレジの北250km、マッキンリー山を中心とする広大な自然公園です。四国の1.3倍の広さの地域に、多くの動植物が生息しています。
”デナリ”とは先住民の言葉で「偉大なる者」を意味します。
地域の東の端を鉄道やハイウェーが走り、北東端付近にビジターセンター(Visitor Center)があります(アンカレジの北320kmです)。園内の人間の立ち入りを制限するため、一般車はここから西へ約24kmのサベージ・リバー(Savage River)までしか入れません。
また通常の観光はビジターセンターから出るシャトルバスによるガイドツアーで入ることができます。トレッキングを行う場合はビジターセンターで登録が必要です。
デナリ国立公園の全体地図
ビジターセンター付近の地図
デナリ国立公園の中央にそびえる標高6194mの北米大陸最高峰です。
1913年の初登頂以来何人もの登頂者が出ていますが、冒険家の植村直己氏が1984年の2度目の登頂成功後、下山途中で遭難しています。
アンカレジとデナリ国立公園のビジターセンターのほぼ中間点にある町です。マッキンリー山の南東麓にあたり、マッキンリー登山の基地になっています。
ここからマッキンリーの遊覧飛行が有名で、ハイキングや川でのフィッシングなどのアクティビティが揃っています。
アンカレジの北450kmにある人口3万人ほどのアラスカ第2の町です。アラスカのほぼ中央にあり、金鉱があったこともあって「黄金の心臓(Golden Heart City)」と呼ばれます。
金鉱発見は1902年で、登録申請を日本人の和田重次郎が任ぜられ、零下40度の中を5匹の犬ぞりで20日かけてカナダのドーソンまで伝えに走ったという話が残っています。
北半球では最も明るいオーロラが見える町として知られています。
フェアバンクス市街図
市街の西郊、アラスカ州立大学内にある博物館です。アラスカの自然や歴史などの資料を展示しています。
動物の骨や毛皮など、可能な限り手で触れることができるのが特徴です。
市街の西8km、空港近くにある現在も金を掘っている鉱山です。掘削現場の見学の他、砂金採取体験もできます。
市街北郊からゴールド・ラッシュ時代の観光SL列車でアクセスできます。
北極海岸のプルドー・ベイ(Prudhoe Bay)から、南部のプリンス・ウィリアム湾岸バルディーズまで約1280kmをつなぐ石油パイプラインです。
ごく普通のパイプラインですが、フェアバンクス北16kmにビジター・センターがあり、観光スポットとなっています。
フェアバンクス南東20kmの町ノース・ポール(North Pole)にあるクリスマス・ショップです。
クリスマス・グッズやおもちゃがいっぱいで、人気のスポットとなっています。
フェアバンクスの東100kmにある温泉地です。川沿いに宿泊施設や露天風呂、温泉プールなどがあります。
オーロラ観測のスポットともなっています。
フェアバンクスの北北西800km、アラスカ最北端また北米大陸でも最北端の町です。人口4千人の町ですが、6割はエスキモーです。
5月上旬から8月初めが白夜、11月中旬から1月末までは太陽が出ない極夜で、夏でも平均気温4度という酷寒の地です。
オーロラ観賞や北極海の風景が見所になります。
アクセスはアンカレジやフェアバンクスからの飛行機のみです。
アンカレジの北西850km、アラスカ西部のスワード半島(Seward Peninsula)の南西岸にある人口4千人ほどの町です。
19世紀末に金が発見されて発展し、現在も金鉱は町の経済の一部になっています。
3月に行われるアンカレジからの犬ぞりレースのゴール地点になっており、東25kmにはドッグ・キャンプがあり、レースのデモンストレーションを見ることができます。
アラスカ南東部、1000kmにわたってカナダ国境と太平洋に挟まれる狭い海岸地域です。
氷河によって作られたフィヨルドが連続して多くの島があり、外海と区切られた波静かな湾が多くあります。クジラやラッコなど多くの海洋生物の宝庫でもあります。
アラスカでも比較的温暖な地域で、夏には多くのクルーズ船で賑わいます。
アンカレジの東南東700km、インサイド・パッセージの北部にある国立公園です。
西側に太平洋と隔てるフェアウェザー山脈(Fairweather Range)、東にチルカット山脈(Chilkat Range)の山系に挟まれてグレイシャー湾(Glacier Bay)があります。その名の通り、周囲の山々から16の氷河が流れ込んでいます。
雨量が多く豊かな森林が広がり、野生の動植物も豊富です。
陸路がなく、観光は船による沿岸クルージングになります。ジュノーなど周辺の町からツアーが出ています。
また公園の南端で湾の入り口近くにある町ガスタバス(Gustavus)には小型機の飛行場があり、ここを拠点にクルージングすることもできます。
グレイシャー・ベイ国立公園の地図
グレイシャー・ベイの東100kmにある町です。太平洋からは多くの島にさえぎられた奥の本土にあり、幅1kmに満たない狭い海峡を挟んでダクラス島(Douglas Island)が向き合っています。
坂が多くカラフルな住宅が建ち並び、高台から海峡を見渡せる景観から「リトル・サンフランシスコ」といわれます。
インサイド・パッセージ観光の拠点にもなります。
なお、アラスカの実質的な中心地はアンカレジですが、州都は1906年からジュノーに置かれています。
ジュノーの北北西20kmにある氷河です。
北方に広がる「ジュノー氷原(Juneau Icefield)」から長さ19kmにわたって流れ、先端は幅2.4km、高さ30mあり、その前にメンデンホール湖が広がっています。アラスカでもトップクラスの景観美とされています。
湖畔にビジター・センターがあり、周辺にはハイキングコースもあります。
ジュノーの北北西130km、ジュノー付近から北へ深く切れ込む湾のリン・カナル(Lynn Canal)の奥近くにある小さな町です。
町近くのチルカット川周辺に、アメリカの国鳥である白頭ワシが10〜1月に飛来します。3千羽の群れは世界最大といわれ、保護地域となっています。
ヘインズの北30km、リン・カナルの最奥にある小さな町です。
1890年代に北160kmにあるカナダのクロンダイク金鉱への玄関となった町です。ゴールドラッシュに沸いた時代の面影を残す町並みが残っています。
ここから急峻な渓谷を通る「ホワイト・パス&ユーコン鉄道(White Pass and Yukon Railroad)」に乗って金鉱があるカナダの町ホワイトホース(Whitehorse)までのツアーが人気です。
<ホワイトホースはカナダ太平洋岸のページでどうぞ>
ジュノーの南南西170km、バラノフ島(Baranof Island)西岸の太平洋に面する町です。
1741年にロシア海軍のベーリングが発見し、ロシア領時代のアラスカの首都で、アメリカ売却後も1906年にジュノーに移すまで州都でした。
町にはロシア正教会や要塞などの建物が残り、アラスカの中でもヨーロッパ風の香りが高く「太平洋のパリ」と呼ばれます。
シトカの南東350km、アラスカ最南端近くの港町です。先住民族のクリンキットの住んでいた町で、古いトーテムポールが多数残る世界最大の集積地です。
漁業も盛んで「世界のサーモンの首都」ともいわれます。
周辺の自然も美しく、雨の多い地域で霧に包まれた景観も見ることができます。
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