ノルウェーは、北欧、スカンジナビア半島の西側にある国です。
西海岸の海岸線は南から北まで深いフィヨルドが連続し、高緯度ながら暖流の影響で冬でも不凍港になります。
9〜11世紀頃はバイキングが活躍しましたが、14世紀からデンマーク支配、1814年にはスウェーデンに支配が移りました。独立を果たしたのは1905年です。
フィヨルド、白夜、オーロラと大自然が味わうことができる国です。
面積 : 32.4万ku(日本の85%)
人口 : 466万人(2006年)
人種 : ノルウェー人
言語 : ノルウェー語
宗教 : 福音ルーテル派(9割)
《気候》
緯度のわりに暖流の影響で温和で、冬でも平均気温は-5度ほど、雨も比較的多いです。
北部は厳寒で、夏は白夜、冬は太陽が出ない季節があります。
《時差》
日本標準時 − 8時間です。
3月最終日曜日〜10月最終日曜日はサマータイムで 日本標準時 − 7時間 となります。
《アクセス》
日本からの直行便はなく、オスロまでコペンハーゲンから1時間15分、ロンドンから2時間強です。
《ビザとパスポート》
ビザはシェンゲン条約加盟国15ヶ国内で観光で合計6ヶ月以内の滞在なら不要です。
パスポートは残存有効期間が滞在日数+3ヶ月以上あることが必要です。
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★世界遺産
・ガイド中の距離記述は、管理人が地図から求めた直線距離です。
ノルウェー南部、オスロフィヨルド(Oslofjord)の奥にある人口約50万人の首都です。三方を山に囲まれ、緑豊かな美しい町です。
10世紀頃の建設といわれ、歴史的根拠はありませんが、2000年に千年祭が行われました。
オスロ中心部の地図
オスロ近郊の地図 : 赤枠をクリックすると拡大図が出ます。
オスロ中心部の西寄りにあるノルウェー国王の居城です。
1825年から建造を始め、1848年に完成したルネサンス様式の宮殿です。
国王の住居のため内部は非公開ですが、周囲の庭園は自由に入ることができます。毎日13時30分から衛兵の交代式が行われます。
王宮から東南東へ1.3km、国鉄中央駅(Sentralstasjon)まで伸びる市内のメインストリートです。
中間点に国会議事堂(Stortinget)があり、東半分は歩行者天国で沿道にデパートやレストランの集まる繁華街となっています。週末には大道芸人なども出ます。
王宮に近い西半分は、オスロ大学の旧校舎や国立劇場などが集まる文教地区になっています。
国会議事堂と国鉄中央駅の中間のカール・ヨハンス通り沿いにある大聖堂です。
国教の福音ルーテル教の総本山で、1699年創建で19世紀の半ばに大改修が行われています。
内装の多くは20世紀に入って作られたものですが、6千本のパイプを持つパイプオルガンは1727年製作のものです。
王宮と国会議事堂の中間点、カール・ヨハンス通りの南側にある国内最大の劇場です。
1899年完成のネオ・ルネサンス様式の建物で、国立劇団による劇がしばしば上演されます。内部の見学は予約が必要です。
国立劇場の北東、オスロ大学旧校舎の北側にある国内最大の美術館です。1836年の創設で、1924年完成の3階建ての建物に入っています。
ムンクをはじめノルウェー作家の作品を中心に展示し、ピカソやセザンヌなど巨匠の作品も収蔵しています。
国立劇場の南、オスロフィヨルドの観光船桟橋近くにある庁舎です。
1950年に市の900年祭を記念して完成したもので、高さ66mと63mの2つの四角い塔があります。
大ホールでは毎年12月10日にノーベル平和賞の授与式が行われます。
市庁舎前広場の西側に2005年6月にオープンした、世界平和への関心を高める目的の施設です。
歴代のノーベル平和賞受賞者やノーベルについての資料が展示され、公演などができる多目的スペースやカフェなどもあります。
市庁舎の南0.6km、観光船桟橋のある湾の東側にある城塞です。
14世紀初めにホーコン5世が建造し、17世紀にクリスチャン4世が現在のルネサンス様式の建物に改造したものです。
内部には北欧製の家具が配され、外国要人を迎える迎賓館として使われています。
市街中心部の北東2kmにある、ノルウェーの画家ムンクの作品を展示する美術館です。
1963年に生誕100周年を記念して開設されたもので、油彩1100点、デッサン4500点、版画1万8千点という膨大なコレクションを収蔵します。
2004年8月の白昼、入館者がいる中を武装強盗によって代表作の「叫び」や「マドンナ」が奪われ、美術館は再発防止のためにセキュリティ強化工事を行い、2005年6月に再オープンしました。
盗品は2006年8月に無事発見されました。
王宮の西北西2kmにある、20世紀前半に活躍したノルウェーの彫刻家グスタフ・ビーゲランの作品を展示する彫刻公園です。
人間の一生をテーマにした彼の構想に、1921年にオスロ市が敷地と材料を提供して実現したもので、32haの広大な敷地に200点ほどの彫刻があり、刻まれた人物像は650にのぼります。
公園中央にある高さ17mの「モネリッテン」は121人の老若男女が刻み込まれた公園のシンボルです。
市中心部の南西3km、フログネル湾をはさんだ対岸のビュグドイ(Bygdøy)地区にある野外博物館です。
1894年の開設で、ノルウェー各地の約170の木造家屋を移築保存したものです。
家具や調度も時代に合わせたものを使い、民族衣装も展示されています。
ノルウェー民族博物館の南にある、バイキング船を展示した博物館です。
19〜20世紀にオスロフィヨルド沿岸で発見された、8〜9世紀の建造と推定される3隻のバイキング船が展示されています。
最大のもので長さ32m、幅5m、高さ2mで、32人で漕ぐようになっています。
バイキング船博物館の東1km、オスロフィヨルドに突き出た岬の先にある博物館です。
1947年に人類学者トール・ハイエルダールが古代の民族移住の実証のために、ペルーからポリネシアまで101日間の実験航海した時の”いかだ”「コン・チキ号」をはじめ、関連の数々の研究資料が展示されています。
コン・チキ号博物館のそばにある博物館です。
1893〜1896年のナンセンによる北極探検、1909〜1912年のアムンゼンによる世界最初の南極点到達時に使った船「フラム号」を展示しています。
当時の資料や航海用品なども展示されています。
オスロの北西8km、標高300mの丘陵地にあるスキー場で、ジャンプ台があることで有名です。
1952年の冬季オリンピックで使われ、標高412mのジャンプ台頂上にはエレベーターで昇ることができます。
ジャンプ台の下には「スキー博物館(Skimuseet)」があります。
ノルウェー南西部、オスロの西330kmにある人口24万人ほどの国内第2の都市です。町はノルウェー海に面し、周辺にフィヨルドや島が多くあります。
古代はバイキングの拠点で、11世紀に都市が建設され、13世紀には一時ノルウェーの首都も置かれました。14〜15世紀にはハンザ同盟の重要都市として栄え、現在もノルウェー西部の経済の中心地となっています。
作曲家グリーグの出身地で、フィヨルド観光の拠点にもなっています。
ベルゲン中心部の地図 : 北は左上方向です。
市の中心部に北西から切れ込むボーゲン湾(Vågen)の東岸沿いの地域です。ハンザ同盟時代に商人や職工が集まって形成された町で、当時の切妻屋根の木造家屋が並びます。
1702年と1955年に火災があり焼失した家屋は復元されています。
通りに面する部分はレストランやブティックが、奥は芸術家の工房などが入っています。地域全体が世界遺産になっています。
ブリッゲン地区の南寄り、ボーゲン湾の最奥近くにある博物館で、ハンザ同盟時代の資料を展示しています。
建物は1702年の火災直後に建てられたタラ貿易のオフィスだったもので、地区最古のものです。
ボーゲン湾の一番奥、港の正面の広場に立つ市場です。鮮魚の他、野菜や花もあり、いつも地元の買い物客や観光客で賑わっています。
スモークサーモンのサンドイッチなどその場で食べられるものもあります。
ブリッゲン地区の東に建つベルゲン最古のロマネスク様式の教会です。
12世紀初めの建立で、内部の説教壇の美しい装飾は、ノルウェー・バロック装飾の最高峰といわれています。
ブリッゲン地区の北にある国内最大の石造りの館です。13世紀半ばにホーコン王が建て、王室の居城として使われました。
中世は倉庫などとして使われ、19世紀に復元されましたが、1944年に港で軍艦が爆発したあおりで崩れ、1961年に再び復元されました。
内部は巨大なホールになっています。
そばには16世紀の領主が要塞として建てた「ローゼンクランツの塔(Rosenkrantzårnet)」があります。
港の北西1.5km、ボーゲン湾西側の半島の先端にある水族館です。
規模はあまり大きくありませんが、北の海の魚が多く見られます。
市街中心部の東にある標高320mの山です。魚市場近くにあるケーブルカーで登ることができます。
頂上からはベルゲン周辺の景色が一望でき、夏季にはレストランも営業します。
ベルゲン市街の南8km、フィヨルドが見渡せる「トロルハウゲン」と呼ばれる丘にある、作曲家グリーグが住んだ家です。
1885年から没するまで22年間を過ごし、数々の名作を作りました。
博物館や仕事部屋などを見学することができます。
また本人と妻ニーナの墓があり、1985年完成の小さなコンサートホールもあります。
ベルゲンの南70kmから北東に向かって182km入り込むフィヨルドで、規模としては国内2番目です。
周辺は比較的なだらかな山に囲まれ、他のフィヨルドに比べて穏やかな印象を持っています。
リンゴやアンズ、サクランボなどの果樹栽培が盛んで、5〜6月に一斉に花をつける時期は絶景です。
ベルゲンからはバスでほぼ中間部にあるノールハイムスン(Norheimsund)へ、オスロからは鉄道でベルゲン東北東60kmの町ヴォス(Vos)からバスでフィヨルド北部に入れます。
沿岸のリゾート地としてウトネ(Utne)やロフトフース(Lofthus)などがあり、これらの各地を結んで遊覧船が運行されています。
ハダンゲルフィヨルド周辺の地図
ベルゲンの南180km、ノルウェー海に面する人口11万人の港町で、北海油田に関連する石油産業や、魚の缶詰工業が盛んです。
12世紀に司教座が置かれた古い歴史を持ち、旧市街には大聖堂があります。
リーセフィヨルドの観光拠点です。
スタバンゲルの東25kmから、東へ42km入り込むフィヨルドです。
切り立ったがけに囲まれたフィヨルドで、特にフィヨルドの出口近くにある高さ600mの垂直に切り立った断崖「プレーケストーレン(Prekestolen)」が随一のスポットです。
スタバンゲルから対岸の町タウ(Tau)へ船で渡り、バスで登山口へ、そして2時間ほどの登山で断崖の頂上に立つことができます。
はるか直下にフィヨルドの海面が見えます。
スタバンゲル及びリーセフィヨルド周辺の地図
ベルゲンの北80kmの海岸から東へ204km入り込む世界最大のフィヨルドです。平均幅は5km、水深は1300mに及び、両岸には1000mを超える山々が直接海に落ち込んでいます。
観光船でその雄大な景色を堪能することができます。
最も一般的な観光ルートは、南東部のフロム(Flåm)からその西のグドバンゲン(Gudvangen)まで約40kmの観光船です。
フロムへは、オスロとベルゲンを結ぶ国鉄の途中駅ミュールダール(Myrdal)から、絶景の中を標高差800m余をわずか20kmで結ぶ「フロム鉄道」が通じ、これも大きな観光ポイントです。途中駅の正面に豪快な飛沫をみせる「ヒョースの滝(Kjosfossen)」が有名です。
グドバンゲンからは南西40kmの国鉄駅ヴォスへバスが通じています。
ソグネフィヨルド周辺の地図 : 地図上でクリックすると拡大します。
フロム鉄道のホームページ
ベルゲンの北北東220km、ストルフフィヨルド(Storffjord)の南奥から東へさらに枝分かれした長さ約16kmのフィヨルドです。
幅が1kmに満たない狭いフィヨルドですが、国内屈指の景勝フィヨルドで、世界遺産にも登録されています。
標高1500mの山々が間近に迫り、「7人の姉妹」や「花嫁のベール」などと名づけられた大小無数の滝が白糸のように流れ落ちます。
拠点は東奥の町ガイランゲル(Geiranger)で、観光船が出ています。
ガイランゲルへは北西60kmのストルフフィヨルドの出口の町オーレスン(Ålesund)からバスで入ることができます。
この周辺をめぐる景観の美しい道路は「ゴールデン・ルート(Golden Route)」と呼ばれています。
ガイランゲルフィヨルド周辺の地図 : 地図の下辺中央近く、道路番号の60と63の表記の下にある枝分かれした小フィヨルドです。
ガイランゲルの南南西60km、ヨーロッパ最大のヨステダール氷河(Jostedalbreen)から支流のように西の谷に押し出された”懸垂氷河”といわれる氷河です。
長さ約5km、面積で480kuあり、最も深いところで氷の厚さは400mに達します。
麓から氷河先端まで近づくことができ、山登り用の馬車が名物です。氷河のトレッキングツアーもあります。
ガイランゲルの東南東90kmにある大自然に囲まれた小さな町です。
13世紀に多く作られ、現在は国内に28しか残っていない木造の”スターブ教会”の一つがあることで知られています。
木組みに一切金属を使わず、バイキングの名残の竜の装飾が独特のスタイルをしています。1240年創建で、現在も現役という国内でも数少ないものです。
オスロの北350km、ノルウェー中南部のトロンハイム・フィヨルドに臨む人口15万人ほどの都市です。
997年にバイキング王オーラフ1世が、ノルウェー初の首都を置いた地で、当時は”ニダロス”と呼びました。現在は1760年創設のトロンハイム大学を中心とする学術の中心地になっています。
2005年に天皇皇后両陛下がご訪問され、2006年年始の歌会始で天皇陛下が思い出を歌に詠まれたことが当地でも話題となりました。
トロンハイム中心部の地図
市街の中心部にある、ゴシック様式で国内最大の石造りの大聖堂です。
1070年に着工し、13世紀半ば頃に完成したもので、現存の最も古い部分は12世紀半ばのものです。
王であり、殉教して聖人とされたオーラフ2世を祀り、中世は北欧最大の巡礼地でした。近代でも王の戴冠式はここで行われました。
西側正面の彫刻や内部のステンドグラスをはじめ多くの見所があります。
ニダロス大聖堂の北東、ニデルバ川(Nidelva)に架かる橋で「旧市街橋」ともいいます。
クリスチャン要塞の一部として1681年に造られたもので、現在のものは1861年に再建されたものです。
渡ると幸せになるという言い伝えがあります。
跳ね橋の東の丘にある要塞です。
1676年から1682年にかけて町の防衛拠点として造られたもので、要塞から市街やフィヨルドまで見渡せる展望台で、市民も多く訪れます。
第二次大戦中のドイツ占領時代に、抵抗運動をしたノルウェー人がドイツ軍に処刑された場所でもあります。
トロンハイムの南東120kmの山間にある小さな町で、1644年に銅山が開かれて鉱山の町として栄え、1977年まで操業が続きました。
古くからの木造の町並みが残り、全体が世界遺産となっています。
町には1650年建造の「ローロス教会」があり、銅の精錬所跡は「ローロス博物館」として保存され、当時の精錬の様子を展示しています。
ノルウェー北部にある人口6万人の町です。アラスカとほぼ同じ北緯69度の北極圏にあり、普通に人が活動する都市の中でオーロラが観賞できるのはここだけです。オーロラ研究で世界をリードするトロムソ大学がある世界最北の学園都市でもあります。
オーロラは9〜3月が最適な季節、また5月中旬から7月にかけては白夜になります。郊外でのオーロラ鑑賞ツアーや犬ぞり体験ツアーなどもあります。
町は幅1km足らずの海峡をはさんで東側のトロムソイヤ島(Tromsoya)と、本土側のトロムスダーレン(Tromsdalen)地区に分かれ、トロムソ橋(Tromsobrua)が両者を結んでいます。
トロムソ市街の地図
トロムスダーレン地区のトロムソ橋近くにある教会で、正式には「トロムスダーレン教会(Tromsdalen Kirke)」です。
1965年完成の新しい教会で、氷山をイメージしたといわれる三角形の現代的な建物で、内部にある高さ12mの美しいステンドグラスが見所です。
トロムスダーレン地区の南東にある標高420mの山です。
ロープウェーで山頂に登れ、市街や周辺の地区が一望できます。山頂にはレストランなどがあります。
トロムソイヤ島のトロムソ橋近くにある小さな博物館です。
1830年代に建てられた木造の建物に、探検家アムンゼン関連の展示や、北極圏での猟に関する展示があります。
北極博物館の南西1kmにある1998年開館の水族館です。
一般の水族館の範囲にとどまらず、北極圏の動植物全般にわたり、パノラマビジョンという映像設備での展示も行っています。
北極博物館の南西3km、トロムソイヤ島の南端近くにあるトロムソ大学の付属博物館です。
動植物や地理、考古学など幅広い分野の展示があり、北欧の先住民族であるサーメ人に関する展示もあります。
トロムソの東190kmの町アルタ(Alta)にある、1万年前の石器時代にこの地域で栄えたコムサ文化の遺跡の一つです。
1973年に偶然発見されたもので、フィヨルドの岩場に3千に及ぶ壁画が残っており、高さ8mから26mの位置まで7段階に描かれています。その年代は推定で6200年前〜2500年前とされています。
「アルタ博物館」の敷地の中で見ることができます。
トロムソ北東340km、北緯71度10分21秒にあるヨーロッパ最北端の岬です。北極海に臨み、ここから北2000kmに北極点があります。
ただし最北といっても実際は大きな島の北の岬で、本土と島は海底トンネルで道路がつながっています。
岬は高さ300mの絶壁になっており、岬の突端付近には鉄製の地球儀や記念碑があります。5月中旬から7月いっぱいは太陽が沈みません。
岬近くのホテル「ノールカップ・ホール」にはレストランや郵便局があり、”ノールカップ到達証明書”も発行してくれます。
観光は南25kmにある町ホニングスボーグ(Honningsvåg)が拠点になり、ホテルやレストランがあります。ノールカップまでバスで45分です。
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