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イギリスの国旗 イギリス - United Kingdom -

イギリスの地図

イギリスは、世界に先駆けて産業革命を起こし、かつては「大英帝国」といわれて七つの海を制覇した国です。
領土という意味では大国というイメージはありませんが、それでも政治や金融においてヨーロッパの重要な位置を占めています。

また古くはシェークスピア、近くはビートルズといった世界に影響を与える人物を輩出する国です。

グレートブリテン島が国土の大半を占めますが、かつては中南部は「イングランド」、南西部は「ウェールズ」、北部は「スコットランド」という3つの王国に分かれ、言語や風習にもその名残があります。
また西にあるアイルランド島も全体が領土でしたが、北東部以外は、1922年に「アイルランド」として独立しました。

近年、イングランド以外の旧3王国地域に議会が置かれ、北アイルランドは自治の紛争、スコットランドも独立運動が起きるなど、王国時代のきしみが起き始めています。

このような背景から、国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland) となっています。
長い名称のため、略称として「The United Kingdom」、あるいはその頭文字の「UK」が使われることがあります。

日本語の「イギリス」は、幕末期に「イングランド」のオランダ語やポルトガル語名称からの発音で生じたものですが、実態の4王国を表していないため、外務省など公式表記には「英国」という表現を使っています。

サッカーやラグビー発祥の国で、その配慮からワールドカップではこれら旧4王国が独立してチームを出しています。

イングランドは、グレートブリテン島の南側を3分の2ほどを占める地域で、人口もイギリス全体の8割以上を擁しています。
首都ロンドンを含め、主要な都市の多くがイングランドにあります。概して平坦な地形で、さまざまな特徴のある都市が観光の対象になります。

紀元前5世紀にケルト人が流入したのが最初で、紀元前後はローマ帝国の支配を受けましたが、5世紀のゲルマン人の侵入でローマが撤退、その後いくつもの王国が成立しました。 11世紀ごろにバイキングの侵略はありましたが、大陸から離れた島のために侵略戦争はほとんどなく、王国が交代する歴史をたどっています。

スコットランドは、グレートブリテン島北部の地域です。
南部はなだらかな丘陵地ですが、北部はけわしい山岳地帯やフィヨルドがある北欧に近い風土です。

1707年のイギリス統合まではイングランドとたびたび戦争を起こしていた歴史があり、現在もサッカーなどに見られるようにイングランドへの対抗意識が強いようです。

ウェールズは、グレートブリテン島の南西部の地域です。
全般に丘陵地が多く、自然が多く残っており、人口も多くありません。
一時は廃れかかったウェールズ語が守られています。こちらはラグビーが盛んな地域です。

北アイルランドは、アイルランド島の北東部の地域です。
1922年にイギリスから分離独立したアイルランドの一部に入っていましたが、現アイルランドで内戦が始まったため、イギリスに再帰属しました。
その後は内部でイギリスかアイルランドかの帰属をめぐって対立が続いています。

日本からイギリスへは、ロンドンのヒースロー空港着の国際線が成田、羽田の両空港から出ています。
所要時間は、13時間弱です。




イギリスの概要

主要データ

面積: 24.4万ku(日本の2/3)
人口: 6264万人(2011年)
人種: アングロサクソン系
言語: 英語、一部ウェールズ語、ゲール語
宗教: 英国国教会(55%)、カトリック(13%)

気候

全般に夏は暑くなく、冬もそれほど寒くない穏やかな気候です。
海流の影響で西部は温暖ですが、東部は北極からの冷たい風で気温は低めです。
降水量は年間を通じて平均的にあります。
1日の中で天気が変わりやすいのも特徴です。

時差

日本標準時 − 9時間です。
3月最終日曜日〜10月最終日曜日はサマータイムで 日本標準時 − 8時間 となります。

通貨

ポンド(略号:£、通貨コード:GBP)
イギリスはEU加盟国ですが、通貨は従来どおり独自の「ポンド」を使っています。
また、イングランド銀行だけでなく、スコットランド、北アイルランド、マン島、チャネル諸島でも独自に紙幣を発行していますが、外国で換金できるのはイングランド銀行のものだけです。


イギリスの観光地

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